DV加害者更生プログラム(既婚、未婚、問わず)

DVをしているのではないか、悩んでいる方に心理テスト、グループエンカウンター等を用いて更生の道をお手伝いします

禁止令

2019-12-09 23:08:15 | 交流分析

インナーチェンジングセラピーを行うと,たまにイムパス(抵抗)が掛かってくる時があります。

今現在の問題の核心に迫っているからこそイムパス(抵抗)が掛かってくるのです。幼児期に苦しい思いを呑み込んで、そのことを感じないように、若しくは自分に良いように解釈をしてきたことがチェンジをしたくない気持ちになるのです。そのことが変わることはない、変えたくない、変えられない、と思うでしょう。諦め、嫌悪感、触りたくない気持ちになる事でしょう。

でも忘れないでください。その問題の核心があなたを今後も苦しめるのです。その問題をすり替えても自分を苦しめる出来事になっていくでしょう。イムパスが掛かることが起きたら、それはチャンスなのです。自分の中の頑固者を見つけたと思ってください。少しずつ、説得していきましょう。

ミニ講座では、禁止令の説明がもっと聞きたいとか、どの言葉かけが子どもにとって生きやすくなるのか、などの質問が寄せられています。1月のミニ講座では、この禁止令とそれに伴う脚本を話します。イムパスの話ももちろん致します。自分の中の頑固者に出会えることでしょう。12月のミニ講座では、自分が心理ゲームをしていると気づいた方も多かったようですね。子どもに対しての言葉かけ、勝者の脚本を持つために親は何が出来るのか、一緒に学んでいきましょう。

1月17日金曜日14時から16時調布市市民プラザあくろすにて

申し込みは調布市男女共同参画まで(042-443-1213)

http://liaison-chofu.com/

 

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10月ホッとサロンミニ講座のお知らせ

2019-09-30 08:28:31 | 交流分析

10月25日調布市男女共同参画にて交流分析ミニ講座を行います。

今回のテーマはモラハラパートナーとはどのような人たちかを交流分析を用いて説明します。DVは身近なものだと知る良い機会にしていただきたいと思います。

前回のホットサロンもキャンセル待ちが出る盛況振りでした。多くの方に交流分析を知っていただきたいと思います。

申し込みは調布市男女共同参画まで。042-443-1213

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親交親密の関係とは

2019-09-03 01:09:29 | 交流分析

 親交親密の関係は誤解されやすい所があります。それは、大変仲睦まじく、喧嘩も起きない関係性と捉えられることです。

ところがそうではなのです。親交親密の関係性は交流分析の先生から「仲良しクラブではありません。」と言われたことを思い出します。仲良しクラブではなく、どういう関係なのかと言うと、「対等、尊重」この言葉に尽きます。

対等は、自分と相手は同等の大切な存在だと認める事です。顔色を見ないで、伝えたいことは伝えていきます。その中には、意見のぶつかり合いも起きるでしょう。自分の気持ちを誤魔化さない、抑圧しないのです。

尊重は、相手の存在を大切に感じ対応していくことです。どこかで相手を小ばかにしていたり、軽く見ていたりすると、それは相手に伝わります。自分が優位に立とうとして、続けてきたパワーゲームをもう止めることです。存在を大切に思うことは、その人の気持ちや意見も大切に思うことです。

夫が更生し親交親密の関係になった間柄でも、落とし穴はあります。それは、パートナーがフラッシュバックを起こしているときです。突然前触れもなくそれはやってきます。DVに遭った傷は内在化し、目には見えませんからつい油断してしまいます。油断しているときに感情的になるパートナーをどこまで受け止められるのか、そこが問われるのです。「まだ責められるの?」「いつまで続くの?」「あーあ、またか」これが伝わった時、パートナーは激怒します。益々怒るでしょう。フラシュバック中の加害者側の自己主張、弁解は、パートナーを尊重していない、つまり、パートナーの辛さを感じていない証拠なのです。この人、まだ受け止めようとしないのだ、とパートナーは絶望します。フラッシュバック中の被害者を受け止める加害者側の感度はその後を左右します。

感度は誰もが普通にあると思ってはいけません。禁止令の「感じるな」を決断している場合、被害者の辛さを感じられないことも起きてしまいます。表面上の謝罪になり、何回謝ってもらっても全く被害者側に響かないことになるのです。ここで必要なことはインナーチェンジングセラピーで「感じるな」を解除していくことになります。そうでないといつまでも表面上の謝罪が続くからです。(ただし「感じるな」は一つの原因で真の謝罪が出来ない原因は他にも理由はあり全てではありません。)

このように乗り越えることはとても沢山あり、紆余曲折しながら夫婦関係を構築していきます。これを乗り越えてこその親交親密の関係性と言えるのです。

 

 

 

 

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勝者の脚本2

2019-01-07 01:15:38 | 交流分析

小学校に交流分析の講演をしてきた話を以前したと思います。

ノーストロークのダメージの大きさを話しました。
無視といういじめの重大さ、相手への深刻なダメージ、傍観者も同じであることも
伝えました。

今回は脚本について伝えたいと思います。

子育ての成功とは何か?アドラーが生涯追い求めた課題です。

子どもが自分の人生において希望を持ち、建設的に歩めること。
他者に暴力的な事をしないで、協力でき、貢献のできる人になること。
自分の窮地に自分の足で立ち上がれること。助けを適宜求められることも含む。

この目的を叶えるためにしなくてはならないことがあります。
それは、保護者側のどのような言葉がけや態度が 子どもの人生脚本を作るのかを知っておくことです。

例えば、子どもに簡単に騙されない人になって欲しいと思うなら、どのように言ったら
良いのでしょうか。
普通は「簡単に人を信じてはいけないよ。」と言うでしょう。
ところが、この言葉がけは逆効果なのです。

リエゾンに来る夫の中には妻を信じていない夫が結構います。すぐ疑うし、お金も任せなかったり、渡さなかったり、何から何まで馬鹿にして、信用していないのです。
そういう夫たちが子ども時代に親から良く言われていた言葉は、
「人を信じるな」です。
面白い事に、「信じるな」という言葉を言われて育つと、信用して良い人を信じません。
逆に信用したらいけない人を信用して騙され、裏切られ、痛い目に遭いこう言うのです。
「ほら、だから人は信じてはいけないんだ。」と。

子どもが書いた絵を見せて「ママ、ねえ、どう思う?」と聞いてきた時、
これは危険な合図だと感じないといけません。これは子どもが他者の評価を気にし始めた証拠と捉えます。私たちが普通に思ってきたことが、子育てにおいては違ってくるということです。

 よく言ってしまう言葉にお姉ちゃんだから、お兄ちゃんだから、~しなさいという言葉があります。これはこの言葉で子どもが失敗の脚本を持つ可能性が大きくなります。兄弟姉妹間で不公平感や差を感じると自分は他の兄弟姉妹より重要でないと思うのです。重要でないということは重要でない人生に繋がっていきます。

親は子どもの人生脚本に影響を与える存在だと自覚することが大切なのです。子どもの未来に実は自分が足を引っ張っていたということも起きてしまいます。
では、どのように子どもに話したら良いのでしょう。


リエゾンではその言葉がけも教えていきます。

次回に心理ゲームの事を伝えたいと思います。


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勝者の脚本1

2018-12-12 10:25:17 | 交流分析

11月10日に世田谷の小学校に行ってきました。

古くからの知り合いに頼まれ、ストローク、脚本を講演しました。

相手は小学校3年~6年のバスケットチームの男女とその保護者です。

交流分析と聞くと、なんやら難しいと思われがちですが、要はコミュニケーションを学ぶ理論なのです。

ストロークという言葉があります。
ストロークとは人から人へのやり取りです。

叩いたり、撫でたり、の身体的ストローク、褒めたり貶したりの精神的ストロークがあります。

子どもたちに伝えたかったことは、ストロークの重要性です。

プラスのストローク、マイナスのストロークとは何か、そして最もしてはいけないストロークがノーストロークだということも伝えました。

エリックバーンは人は何のために生きているのか、それはストロークをもらうためである。とも言いました。

プラスのストロークを貰えないとなると、マイナスでも良いから貰おうとします。
非行はマイナスでも良いから貰おうとする表れと言います。

一番相手にダメージを与えるものはノーストロークなのです。
ストロークを貰えない状況は、人を死の方向へ引っ張ります。

知らず知らずのうちに自分が行っている事が
相手に多大なダメージになっているかもしれないのです。

仲間外し、無視はノーストロークです。

叩いたり、暴言を言ったりするマイナスのストロークよりも相手へのダメージが大きいのです。
一人だけを誘わない仲間外しは、いじめをしている意識はないでしょう。
しかし、相手へのダメージは殊の外大きいのだということ、そしてそれを見て見ぬふりをしている傍観者たちもそのいじめに一役買っていることを忘れてはいけないのです。(続く)




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