人を救い守る学び(30代女性Lさんの妻Nさん)
我が家は、もうすぐ結婚10年。
5歳と1歳の子宝にも恵まれ、一緒に出かけることも多く、傍から見ると仲の良い夫婦でした。
家の外や人の前では良い人、夫、父であろうとする彼。
体裁を整えるために愚痴を吐きつつ笑顔を振りまく私。
しかし、家では常に私の言動は否定され、馬鹿にされ、裏切り行為を繰り返されて来ました。
その世間的なイメージと現実とのギャップに、自分自身がずっと混乱し、イライラして来ました。
家族が安心して仲良く暮らしたいだけなのに。
彼に家事も育児も協力して欲しいだけなのに。
子どもの成長への悪影響を心配しているだけなのに。
対等に話し合い、お互いを認め合いたいだけなのに。
この願いが原因で喧嘩になり、攻撃され続ける意味が理解できず、自分が自分でなくなっていく感覚に恐怖を覚えました。
勇気を出して周囲に相談しても、私の我慢不足、努力不足、妻にうるさく言われ続ける夫の方が被害者のように思われ、どんどん立場が悪くなりました。
私の考え方や言動はそんなにおかしいのだろうか?
私こそ彼を苦しめている加害者なのだろうか?
本当の問題はどこにあるのだろうか?
悩み続け、調べ続けてやっと、長年夫婦喧嘩だと思っていたのは、彼のモラハラだと気付きました。
モラハラは治らない、離婚しかないという情報の海で溺れる寸前に見つけたのがリエゾンちょうふでした。
お互い中島先生から交流分析を学び、カウンセリングを受け早9ヵ月。
自分の考え方、夫婦の関係、社会の見え方は今までと全く違います。
絡み合っていた問題が、それぞれ少しずつ良い方向に向かい始めています。
また、殴る蹴る以外の暴力や正しい対処法、一人一人が持っている人権について知っていることの大切さを痛感しました。
DV被害から抜け出すための学びは、
全ての子どもたちの健やかな成長を守るため、
自己肯定感を下げられ続ける苦しみや正解が分からない子育てを救うため、
人間関係や生きづらさに悩む全ての人のために必要な学びでした。
今、まだまだ喧嘩もありますが、共感し、気遣い、感謝してくれるようになった彼と、初めて、子育ての重責を分かち合い、協力し合えるようになってきたと感じています。
リエゾンからのコメント
早かったね。この9か月、期待しては落ち込みまた、期待しては落ち込みを続けてきましたね。でも彼、「もう戻りたくない。」って言ってます。
「あぁ、この夫婦は大丈夫だな。」と感じる瞬間でもあります。
女性の中にはラケット感情(偽物の感情)を全く使ってこない女性もいます。
Nさんはまさにそうでして、なんとラッキーな男性(Lさん)がいるのかと思います。
Nさんはいつも真正面から向き合ってくるのです。
ラケット感情だらけのこの世の中に、聖人のように映るでしょうね。
「まあまあ、この世の中はそんなきれいごとでは済まないからねぇ。」とNさんは言われたことでしょう。大切なことを伝えているのに、それが通らないこの理不尽さ。
打ちひしがれ、混乱し、何が正しいのか、分からなくなっていったことでしょう。
家族が安心して仲良く暮らしたいだけなのに。
彼に家事も育児も協力して欲しいだけなのに。
子どもの成長への悪影響を心配しているだけなのに。
対等に話し合い、お互いを認め合いたいだけなのに。
Nさん、良かったですね。やっと、あなたがずっと伝えてきた当たり前の大切なことが、彼に伝わるようになりましたよ。