題:親権 (50代男性)
先日、ラジオで共同親権の話しをしていました。
共同親権とは、離婚した夫婦が子どもの親権を両方で持つことで、海外では実施されているが日本ではこれから検討が始まるとのことでした。
離婚で子どもの親権を争うことが多いが、親権の本当の意味を理解していなと解説者は嘆いていました。
未成年の子どもにも大人と同じ権利があるが、幼いためにそれを行使できない。
その子どもの権利を行使する手助けをするのが親権なのだと説明していました。
しかし、子どもの親権を取ることで、相手への復讐(子どもに会わせない)や元のパートナーへの接見強要を図ろうとしているケースがあり、共同親権のハードルになっていると嘆いていました。
親の離婚は子どもに大きな影響を与えます。
その上で、意味を履き違えた親権争いで更に子どもを傷付ける。
親ならもっと子どものことを考えて欲しいと思います。
でも、それすら出来ないから離婚に進むのでしょう。
親権の本当の意味を理解して、親権争いで子どもをこれ以上傷つけることがないよう願ってしまう。
リエゾンからのコメント
いよいよ、この話をする時期になったようです。
今までは日本は母性神話が強く、誰も耳を傾けてくれませんでした。
でも世界に目を向けてくだされば分かりますが世界の国の多くが、共同親権であり、G7では日本だけが単独親権です。このことは何を意味するのか分かりますか?単独親権は、アフリカ諸国、イスラム諸国、日本、モンゴルなど。世界の単独親権の国はどう考えても、男性優位の国でしょう。
日本は遅れています。
それは何故なのでしょうか。
今年の男女平等ランキングを知っていますか?122位です。やはりG7最下位です。
1位アイスランド 2位ノルウェー 3位フィンランド 4位スウェーデン 10位ドイツ(G7)
15位フランス(G7) 16位フィリピン 19位カナダ(G7) 21位イギリス(G7) 53位アメリカ(G7)
76位イタリア(G7) 81位ロシア 106位中国 107位韓国 119位ベニン
120位アラブ首長国連邦 121位日本(G7) 122位クウェート 123位モルディブ
日本はいったいどこにあるのでしょうか。イスラム諸国の中に位置しているかのように勘違いしそうです。
なぜ日本が単独親権なのか、本当の意味で男女平等を目指すことが出来ない背景は何なのか、コロナの自粛でDVが増えている背景は何故なのか、真剣に考える時期が来ているように思うのです。DVを社会の問題として日本の問題として捕らえていくところから始める事、普通にどこにでも起きている現状を省みること、その事実が単独親権を長引かせているように感じます。
子どもにとって両親に心置きなく会える環境が最善なことは言うまでもありません。
子どもを仕返しに使ってはいけないのです。子どもの健全な未来は監護親のあなた次第なのです。