DV加害者更生プログラム(既婚、未婚、問わず)

DVをしているのではないか、悩んでいる方に心理テスト、グループエンカウンター等を用いて更生の道をお手伝いします

成長3

2016-06-15 19:52:52 | 【DV加害者更生教育プログラム】
 30代男性投稿

(この投稿はグループのメンバーに感謝の気持ちを表した記事となっています。)

Yさんへ

僕がリエゾンに入ったばかりで右も左もわからないときに、グループエンカウンターが終わった後に何気ない一言をかけてくれたのが最初だったと思います。
何回か後に、パートナーと別居になり孤独と向き合いすぎていた僕の状況を、Yさんは気付いてくれて、今は自分を守ることを優先するように言ってくれました。
ちゃんと横になって眠れているか。食事で野菜は取れているかなど。自分の父と年齢の近いYさんは、実父からも掛けてもらったことのない優しい言葉で励ましてくれました。
また、思い詰めてすべてを真正面から受け止めていた自分の状況をみて、土日両方のグループに参加するように中島先生に頼んでくれたのもYさんでした。
Hさんたちもそうですが、毎週土日が来て、僕の気持ちの穏やかさを取り戻せるのはYさんたちのおかけだと思っています。
でも少し依存気味になっているので、自分の親との関係もそうですが、本当の意味での自立を目指していきたいと思っています。
衝動的な行動をしようした時に止めてくれたり、離れている子供への誕生日プレゼントの渡し方で悩んでいる時も、自分の納得のいくやり方を選べばいいと言ってくれたことが印象的でした。
自分でも気づけないところを、見てくれている人がいるという安心感は、僕にはとても大切でありがたく、救われる気持ちです。
Yさんいつもありがとう。

 Sより

リエゾンからのコメント

 Sさんはまだこちらに来て4か月、学びの真っ最中です。気持ちが揺れ、落ち込むこともしばしばあります。そんな時に
メンバーの状態に気が付き声をかけてくれるのがYさんです。その一言は重たい気持ちを抱えたメンバーには、大変救いの言葉になるのです。
Yさんは初めからこのように他者を思いやれる人だったわけではありません。交流分析を学び、自分が陥っていた蟻地獄に気が付き、
抜け出そうと頑張っているからこそ、その苦しさ、後悔、自責の念、様々な思いを体験して自然に成長していったのです。
自分の中から湧いてくる慈しみの心は成長のあかしだと思います。Yさんも実際は来たばかりの頃、Sさんと同じでした。妻たちは自業自得だと思うでしょう。でもそんな中でも自分のできることを探し続けていく努力は、私は認めてあげたいと思うのです。



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