DV加害者更生プログラム(既婚、未婚、問わず)

DVをしているのではないか、悩んでいる方に心理テスト、グループエンカウンター等を用いて更生の道をお手伝いします

自分が学ぶことですべてが変わる

2018-01-01 23:40:43 | 【DV加害者更生教育プログラム】
妻Aさんからの投稿

どうしてうまくいかないんだろうと思うことはあっても、私が頑張ればなんとかなるといつも我慢していました。
子供が産まれ、本当の意味では初めて、この夫婦関係はおかしいのだと気づきました。すぐに関係は破綻。会話も無くなりました。

別れる準備を始めていましたが、たまたま見つけたリエゾンへ半信半疑で通い始めることになりました。

始めは私の拒絶感も強く会話らしいものなどありませんでしたが、彼がリエゾンへ通い続けていることで私にも多少の安心感が芽生え、少し頑張れば向き合う時間を設けられるようになりました。
これまで健全な関係ではなかったわけですから、初めて対等な関係を築こうとすればもちろん、顔を合わせる時間が増えるにつれ摩擦も多くなり、この頃は引き戻される感覚との戦いでした。
彼の対応が悪かったり、過去の体験のフラッシュバックを起こしたりでイライラすることも多かったのですが、少しずつ話すことができるようになりました。
現在は子供のことについても話し合うことができるようになってきました。最近はまた次の課題への取り組みをすすめています。


リエゾンでは客観的な視点と二人の関係上の問題についてはグループで相談できます。
ただ、自分の問題への気づきは、夫婦二人共になければ意味がありません。
相手を侵食する側の問題、それを受け続ける側の問題、これらは、それぞれが自分と向き合って克服する問題です。リエゾンでは個人カウンセリングで相談できます。

相手がどうあれ、しっかり前を向いて考えられるようになることが大切だと気づくことができました。まずは自分自身が学び進めること、それでなにもかもが変わります。





リエゾンからのコメント

 Aさんと初めて電話で話したときの事をまだ覚えています。
ハキハキとした感じの印象でした。
私は交流分析でいう脚本の観点から妻を学びに誘います。
例え別れたとしても、同じことにならなように自分の生き方のおさらいをします。
彼の顔色を見ることが日常化していたならいつから人の顔色を見るようになったのか振り返ります。そして子どもの頃からの努力が無駄にならないようにするための学びを教えます。

実際お会いしてAさんから話を聞くと、この地獄から抜け出るために独自で調べ学び
試行錯誤を続けていました。様々な相談にも行き、アドバイスも受けた末に何をやってもダメで、リエゾンに来たことが分かりました。交流分析には自発的が欠かせません。まさに必要とされていた結果の出会いだっだのでしょう。交流分析は努力を無駄にしません。でもそのためには一人一人の自発性、つまりやる気が必要なのです。

親交親密な関係性は対等尊重な関係性です。この関係性を二人が持てるようになるために
個人カウンセリング・心理教育はそれぞれに必要となります。特に妻はフラッシュバックが起きる中での学びになります。リエゾンならではの対応になる事でしょう。

もしいつも同じ結果で抜け出せないと悩んでいるなら、リエゾンに一度電話をください。
一歩踏み出してみませんか。何とかしたい、変わりたいという思いが 自分が自分を救う力になるのです。

今、Aさん夫婦はDVの問題ではなく、子どもを含めた家族が尊重しあうとはどういうことなのかを話し合えるところまで来ています。





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