DV加害者更生プログラム(既婚、未婚、問わず)

DVをしているのではないか、悩んでいる方に心理テスト、グループエンカウンター等を用いて更生の道をお手伝いします

子どもの未来のために見方を変えること

2017-04-05 00:11:29 | 【DV加害者更生教育プログラム】
 リエゾンちょうふを立ち上げて7年目、修復されていった夫婦、卒業していく男性を見送るとき
「仲良くね~また困ったら相談してね。」と嬉しく思います。
だけど、修復されるとは限らない人がいることも事実です。
夫婦が2人でリエゾン来た場合、一緒に学ぼうとバラバラに学ぼうと、どちらでも同じ結果、
修復にいく結果が出ることが多いです。それはなぜかというとリエゾンで教えていることは
自分をわかるための学問だからです。自分をわかると相手のこともわかっていきます。
来てくれた妻たちが良く言います。
「なぜ私がリエゾンに来ませんか?と言われるのかわからなかったけれど、理解できました。」と。
自分を知るって怖い事でもあるのですが、今までなぜだろう?と思っていたことがわかっていき
すごく納得がいくからです。親のせいにしていたことも自分の選んだことだったり、だからこそ変えることができる事だったり
するのです。改善の方法が自分を変えることによってわかっていくのです。
すべて相手がこんなだから、親がこんなだから、私にはとれる方法がないとあきらめていた妻たちが
自分ができる方法があるんだとわかっていきます。この状況から抜け出して希望を持ち始めるのです。
 でも、いつも悲しく思うことは子どもの自我状態のことを考えられない状態の人たちがいる事です。
この状態が苦しくて、もういいや、とにかく終わりにしようとした結果、負担が子どもだけに集中してしまう結果になります。
小さい子どもたちは好きな親の意向に沿おうとしていきます。その時彼らの中に「禁止令」という決断がされていきます。
禁止令を善とみるか悪とみるか、意見は分かれるでしょう。小さい頃に役に立っていた事でも
大人になったときにそぐわないことが起きる、それが禁止令です。そんなこと、子供がどう育つかなんて知らない、
私は精一杯やったのだからこれ以上の責任はない、と思うでしょう。でも、精一杯だったとしても
やり方、見方を変えてみることでもう一歩進めることがあるのです。それが子どもたちを救える方法だとしたら…
あきらめないで、やり方を変えてみませんか。あなたにできることはまだあるのです。もう一回やってみませんか。
子どもたちの未来のために私からお願いしたいと思います。
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