LiveInPeace☆9+25

「われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免れ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する」

ヨイトマケの唄

2013-02-01 | 本・番組・映画など
    1月30日毎日新聞の夕刊に、美輪明宏さんが紅白歌合戦で歌ったヨイトマケの唄の記事が出ていました。「レジスタンス貫く」「美輪さんに若者共感」。 マイノリティ迫害への抵抗、軍国主義に対するレジスタンス。圧倒的な存在感です。        (ヨイトマケの唄)  2012年紅白歌合戦   http://www.yo . . . 本文を読む

NHK BS「北京の5日間-こうして日中は握手した」(後編)から

2013-01-17 | 本・番組・映画など
  紹介『未解決の戦後補償--問われる日本の過去と未来』(その2)(リブインピースブログ)でNHK BS“北京の5日間-こうして日中は握手した”が紹介され、前編を中心に田中角栄首相の「ご迷惑」発言や「日華条約で解決済み」などで周恩来首相を激怒させた出来事などに言及されていましたが、後編も前編に劣らず、当時の中華人民共和国をめぐる情勢や交渉過程から手に汗握る緊迫感が伝わってく . . . 本文を読む

必見! 映画『レ・ミゼラブル』

2012-12-26 | 本・番組・映画など
 映画『レ・ミゼラブル』を見にいってきました。  はっきり言って、これまで私が見たどの『レ・ミゼラブル』映画よりも格段に素晴らしいものでした。映画を見る前に期待しているとその期待を裏切られることが少なくはないのですが、この映画は期待以上のものでした。  この映画はヴィクトル・ユゴーの小説を原作としたミュージカルを映画化したものですが、映画ならではの映像表現の素晴らしさがあり、舞台を凌駕するもの . . . 本文を読む

『世界がキューバの高学力に注目するわけ』(吉田太郎 著)--その5

2012-12-21 | 本・番組・映画など
『世界がキューバの高学力に注目するわけ』(吉田太郎 著)--その5 ○ グローバル化・(カストロ)「グローバリゼーションは歴史的な過程で、その流れは止められない。地球上のどこでも、直接対話し、情報伝達することが可能となっている。技術の成果で、全人類が大きく発展し、貧困を根絶し、格差なく幸せに暮らせる可能性がグローバリゼーションには秘められている。しかし現在その具現化からは程遠い。 &he . . . 本文を読む

『世界がキューバの高学力に注目するわけ』(吉田太郎 著)--その4

2012-12-21 | 本・番組・映画など
『世界がキューバの高学力に注目するわけ』(吉田太郎 著)--その4 4 脱ワーキングプア社会を求めて○ 社会とつながる総合教育・ピオネーロ活動による共同の社会活動(ボーイスカウト)、職業訓練体験学習、 学校自治(学生による学校委員会が、規律を作り守らせることで社会性を身につける)、 労働教育(校舎の掃除、工程管理、学校菜園)、農村学校プログラム(45日間全寮制の寄宿学校で半日農作業)・ . . . 本文を読む

『世界がキューバの高学力に注目するわけ』(吉田太郎 著)--その3

2012-12-20 | 本・番組・映画など
『世界がキューバの高学力に注目するわけ』(吉田太郎 著)--その3 3 財政危機の中でも更に充実した教育制度○ 幼児教育(1)保育園・幼稚園での教育…革命後すぐに設立、働く母親の支援の位置づけ(2)コミュニティでの教育…経済危機後、保育園に頼らず教育ができる体制確立⇒地域コミュニティでの教育 ボランティアスタッフと共に、働く両親に代わり祖父母を巻き . . . 本文を読む

『世界がキューバの高学力に注目するわけ』(吉田太郎 著)--その2

2012-12-20 | 本・番組・映画など
『世界がキューバの高学力に注目するわけ』(吉田太郎 著)--その2 2 脱貧困社会を目指して誕生した教育制度○ 革命以前のキューバの教育・スペイン植民地時代…教会が代行、教室を布教の場とし、大地主制を支える教育だった。・ホセ・マルティ…「教育されることが自由になる唯一の方法だ」反乱を起こすも米の介入で潰える・米支配時代…公教育開始。ただし米国教 . . . 本文を読む

『世界がキューバの高学力に注目するわけ』(吉田太郎 著)--その1

2012-12-20 | 本・番組・映画など
 競争主義・市場主義と愛国心教育をミックスしたような橋下「教育改革」が大阪で強行され、総裁選で自民党が圧勝したことから、同様の教育が大阪からさらに全国レベルへと波及していく危険が高まっています。そこで今一度、吉田太郎氏の「世界がキューバの高学力に注目するわけ」を読み、メモを作ってみました。日本とキューバでは社会体制は全く違いますが、教育はどうあるべきか、子どもたちを取り巻く環境がどうある . . . 本文を読む

紹介『未解決の戦後補償--問われる日本の過去と未来』(その2)

2012-12-13 | 本・番組・映画など
紹介『未解決の戦後補償--問われる日本の過去と未来』(田中宏ほか著 創史社) (つづき) “賠償問題は、日韓条約、日中共同声明で解決済み”ではない   よく問題にされる“賠償問題は、日韓条約、日中共同声明で解決済み”という論理に対して歴史的に反論しているところは押さえておきたい。 72年の日中首脳会談で確かに中国側は、日本の経済援助と引き替えに . . . 本文を読む

紹介『未解決の戦後補償--問われる日本の過去と未来』(その1) 

2012-12-13 | 本・番組・映画など
紹介『未解決の戦後補償--問われる日本の過去と未来』(田中宏ほか著 創史社)  おびただしい数の被害=補償問題を未解決のまま放置  日本がいまだに放置している戦後補償問題を、裁判にかかわった中心的な人々によって書かれている。戦後に行われた軍事裁判で、朝鮮人・台湾人の321人を含む5700人の戦犯が裁かれ、937人(朝鮮台湾人44人)が処刑された。軍に徴用された植民地の軍人・軍属は戦犯として裁か . . . 本文を読む

NHK特集「シリーズ東日本大震災 追跡 復興予算 19兆円」から見えてくるもの

2012-09-24 | 本・番組・映画など
 NHKで9月9日放送された「シリーズ東日本大震災 追跡 復興予算 19兆円」。  ※シリーズ東日本大震災 追跡 復興予算 19兆円http://www.dailymotion.com/video/xtgdwr_yyyyyyyy-yyyyyy-yy-yyyyyyyy_news    沖縄国頭村の国道建設予算が、東日本大震災「復興予算」から出ているという信じがたい場面か . . . 本文を読む

光とともに(戸部けいこ 秋田書店)

2012-07-06 | 本・番組・映画など
 大阪・維新の会が、「発達障害」の偏見を煽る「家庭教育支援条例」案を出してきたことから、この本を読み始めました。自分自身がいかに間違った先入観をもっていたかということを知りました。人に対する基本的な姿勢を学ばなければと思いました。是非みなさんに読んで欲しいです。 ■自閉症・「発達障害」について 青木先生「長い間の研究で、自閉症の原因は母親の性格や育て方の問題ではないっていうのが常識です。」光の . . . 本文を読む

映画『道――白磁の人――』6月9日より全国で上映開始

2012-06-08 | 本・番組・映画など
1914年、24歳の林業技師浅川巧が朝鮮半島に渡った。彼は自然をこよなく愛し、荒廃した朝鮮の山々を緑に戻そうとしていた。彼がそこで出会ったのは、朝鮮の文化――白磁、そして志を同じくする技師のイ・チョンリム。二人は友情を育んでいくが1919年3月1日、日本からの独立をめざす「三一運動」が起こり…。  『道――白磁の人――』公式サイト この映画で描かれている浅川巧という人の . . . 本文を読む

紹介『劇画ヒットラー』(水木しげる著)

2012-03-15 | 本・番組・映画など
 水木しげるといえば、『ゲゲゲの鬼太郎』などの怪奇漫画で有名ですが、その戦争体験に基づいた戦記漫画や歴史漫画も数多く描いています。  この『劇画ヒットラー』(ちくま文庫)は、1971年に発表されたもので、ヒットラーの生涯を、画家を目指していた青年時代から独裁者となって戦争に邁進し、そしてベルリン陥落時の自殺に至るまでを描いています。貧困な若者であったヒットラーがいかにして独裁者になり、そして滅ん . . . 本文を読む

居場所問題を通じて若者が置かれている社会・労働環境や意識の変化を説く--『居場所の社会学』

2012-01-04 | 本・番組・映画など
 『居場所の社会学―生きづらさを超えて』(阿部 真大著 日本経済新聞出版社 2011.8.)    この本はもともと、職場での「居場所」づくり、チームワークづくりなどとの関心で読み始めた。とても興味深い内容だった。「居場所」とは決して人間関係の良好な状態だけを意味しているわけではないという。上司、あるいはリーダーが「この職場はみんなが居心地よくしている」と感じていても、部下は必ずしもそ . . . 本文を読む