オバマは今月13日から、米兵ら1万5千人を投入して、アフガニスタン南部ヘルマンド州マルジャで「反政府武装勢力タリバーン」に対し、過去最大規模の掃討作戦を行っている。新聞報道では「同州マルジャ周辺では長く米英軍とタリバーンとの激戦が続く。米軍の空爆による民間人の犠牲者が国内で最も多い地域でもあり、・・住民の反米、反政府感情も強い」とある。
15日の報道で、「米軍主導の軍事作戦で14日、米軍の誤射により民間人12人が死亡した。」という。住民をタリバーンと民間人に区別できるのか。「冬の兵士」反戦帰還兵が言っていた。米兵は市民と戦っていると。
同じ新聞で、「アフガンと生きる・ペシャワール会の25年」という記事が5回にわけ特集されていた。ハンセン病治療をはじめとする医療支援、干ばつに苦しむ住民と共に井戸掘り、数十万の命を救った大規模な水路建設・農業支援・・と活動を広げてきたペシャワール会と中村医師の25年にわたる記録だ。
その中で、中村医師は言っている。「戦乱に干ばつ・・・活動を続けてきた25年間で今が最悪だ」「治安悪化を抑えようと外国軍が出てくると、戦闘が始まって状況はさらに悪化する。民間人が死ねば、家族は復讐を誓う。暴力の連鎖だ」と訴えている。ペシャワール会は子供たちが『読み・書き・そろばん』を学べるように、イスラム教のモスクに併設してマドラサ(神学校を意味する)を建設した。中村医師は言っている。「神学校と言うと、すぐ過激派の温床と連想する人がいる。過激派を生むのはマドラサではなく、米国への憎しみと貧困です」と。
米軍やISAFによる掃討作戦、軍事制圧でアフガンに平和はもたらせない。暴力の連鎖、荒廃、貧困だけだ。
ペシャワール会・中村医師のように、住民と共に、住民の立場で、干ばつ、貧困、病気、教育に立ち向かう時にはじめて信頼と平和がもたらされるのだと、改めて感じ入った。
ニュースとこの記事を読みながら、今はなによりも、オバマの掃討作戦を止めさせるために声をあげなければと思う。
15日の報道で、「米軍主導の軍事作戦で14日、米軍の誤射により民間人12人が死亡した。」という。住民をタリバーンと民間人に区別できるのか。「冬の兵士」反戦帰還兵が言っていた。米兵は市民と戦っていると。
同じ新聞で、「アフガンと生きる・ペシャワール会の25年」という記事が5回にわけ特集されていた。ハンセン病治療をはじめとする医療支援、干ばつに苦しむ住民と共に井戸掘り、数十万の命を救った大規模な水路建設・農業支援・・と活動を広げてきたペシャワール会と中村医師の25年にわたる記録だ。
その中で、中村医師は言っている。「戦乱に干ばつ・・・活動を続けてきた25年間で今が最悪だ」「治安悪化を抑えようと外国軍が出てくると、戦闘が始まって状況はさらに悪化する。民間人が死ねば、家族は復讐を誓う。暴力の連鎖だ」と訴えている。ペシャワール会は子供たちが『読み・書き・そろばん』を学べるように、イスラム教のモスクに併設してマドラサ(神学校を意味する)を建設した。中村医師は言っている。「神学校と言うと、すぐ過激派の温床と連想する人がいる。過激派を生むのはマドラサではなく、米国への憎しみと貧困です」と。
米軍やISAFによる掃討作戦、軍事制圧でアフガンに平和はもたらせない。暴力の連鎖、荒廃、貧困だけだ。
ペシャワール会・中村医師のように、住民と共に、住民の立場で、干ばつ、貧困、病気、教育に立ち向かう時にはじめて信頼と平和がもたらされるのだと、改めて感じ入った。
ニュースとこの記事を読みながら、今はなによりも、オバマの掃討作戦を止めさせるために声をあげなければと思う。
Afghanistan war:Marjah battle as tough as Fallujah, say US troops(Christian Science Monitor)
http://www.csmonitor.com/World/2010/0214/Afghanistan-war-Marjah-battle-as-tough-as-Fallujah-say-US-troops
アフガン:タリバン影響地区5倍に 犠牲増えると英戦略研(毎日新聞)
http://mainichi.jp/select/today/news/20100204k0000e030022000c.html