5/23 来るな!艦載機、いらない!愛宕山米軍住宅、連帯しよう!沖縄・全国と、見直せ!米軍再編5.23岩国大集会「若者による意見発表」で、岩国市内の高校二年生岡田瑞歩さんが『「うそつきは政治家の始まり」という言葉を知っていますか』とまず始めに、5000人の参加者に問いかけました。今まさに、鳩山首相はじめ、すべての政治家にきいてほしい言葉です。自分の胸に問いかけ、猛省してほしいのです。
岡田さんのアピールの全文を掲載します。
『みなさんは「うそつきは政治家のはじまり」という言葉を耳にしたことがありますか。
この言葉は「うそつきは泥棒のはじまり」をもじって作られたものですが、今の日本の政治家や官僚たちにあてはまるのではないでしょうか。
愛宕山は基地の滑走路を沖合い移設するために切り崩され、跡地は市民のために使われると聞いていたのに、ふたをあけてみれば艦載機移駐に伴ってやってくる米軍の住宅のための土地になろうとしているのです。これを知ったのは私が中学2年生の時でした。私に「うそつきは政治家のはじまり」という言葉を確証づけたできごとです。
その政治家達に聞いて貰いたいことがあります。
私は授業中にものすごい騒音を聞いてびっくりすることがあります。話している先生の声を掻き消してしまうほどの戦闘機の爆音です。そのせいで授業は中断し、みんなは「またか。」という顔をして窓の外に目をやるのです。今でさえこんなにもうるさいのにその上59機の艦載機が来たらと思うと、高校時代の大切な授業をその騒音の中で日々受けなければいけない後輩たちのことが心配でたまりません。
そして同じ岩国市民のみなさんにも考えてほしいのです。
私は飛行機の音を爆音と感じますが、何人かの友達は気にならないと言います。私はこれを聞いてびっくりしました。しかし、そう思ったのと同時に「慣れ」というものは恐ろしいと思いました。その子たちは家の近くでも戦闘機が飛び交い、その爆音を耳にすることに慣れてしまっていたのです。
しかし、慣れたからといってそれをそのままにしてはいけないと思うのです。
それは絶対普通のことではないし、あってはならない騒音なのです。このことに今、何人の岩国市民が気づいているでしょうか。
艦載機がやって来てから気づいて後悔したのでは遅いのです。
私はこの騒音被害を全国にそしてアメリカに訴えたいのです。
私は大人たちに言いたい。
あなたたちは私たち子供の未来のことまで考えて政治に参加していますか。
目先の利益だけにとらわれ過ぎてはいませんか。
沖縄や広島で女の子たちが米兵にひどい目に遭わされたということを聞くと、岩国もそんな危険な町になってしまうのではないかと不安でしかたがありません。
この前の市長選挙が終わった後、私はその当時14歳でしたが、私にも選挙権があったらなあと強く思いました。
せっかく選挙権を持っているのに選挙に興味がなかったり、投票にいかなかったり、自分の意思を持たず頼まれた人に投票するという大人を見て情けなく思いました。
その人たちが岩国のことや私たち子供の未来のことを考えて投票してくれていたら今、こんなに不安な思いをすることはなかったのではないでしょうか。
大人のみなさん、私たちの願いを聞いて下さい。
私たちは静かで安全でひとりひとりが大切にされる町で勉強し、暮らしたいのです。』
(ルーラー)
岡田さんのアピールの全文を掲載します。
『みなさんは「うそつきは政治家のはじまり」という言葉を耳にしたことがありますか。
この言葉は「うそつきは泥棒のはじまり」をもじって作られたものですが、今の日本の政治家や官僚たちにあてはまるのではないでしょうか。
愛宕山は基地の滑走路を沖合い移設するために切り崩され、跡地は市民のために使われると聞いていたのに、ふたをあけてみれば艦載機移駐に伴ってやってくる米軍の住宅のための土地になろうとしているのです。これを知ったのは私が中学2年生の時でした。私に「うそつきは政治家のはじまり」という言葉を確証づけたできごとです。
その政治家達に聞いて貰いたいことがあります。
私は授業中にものすごい騒音を聞いてびっくりすることがあります。話している先生の声を掻き消してしまうほどの戦闘機の爆音です。そのせいで授業は中断し、みんなは「またか。」という顔をして窓の外に目をやるのです。今でさえこんなにもうるさいのにその上59機の艦載機が来たらと思うと、高校時代の大切な授業をその騒音の中で日々受けなければいけない後輩たちのことが心配でたまりません。
そして同じ岩国市民のみなさんにも考えてほしいのです。
私は飛行機の音を爆音と感じますが、何人かの友達は気にならないと言います。私はこれを聞いてびっくりしました。しかし、そう思ったのと同時に「慣れ」というものは恐ろしいと思いました。その子たちは家の近くでも戦闘機が飛び交い、その爆音を耳にすることに慣れてしまっていたのです。
しかし、慣れたからといってそれをそのままにしてはいけないと思うのです。
それは絶対普通のことではないし、あってはならない騒音なのです。このことに今、何人の岩国市民が気づいているでしょうか。
艦載機がやって来てから気づいて後悔したのでは遅いのです。
私はこの騒音被害を全国にそしてアメリカに訴えたいのです。
私は大人たちに言いたい。
あなたたちは私たち子供の未来のことまで考えて政治に参加していますか。
目先の利益だけにとらわれ過ぎてはいませんか。
沖縄や広島で女の子たちが米兵にひどい目に遭わされたということを聞くと、岩国もそんな危険な町になってしまうのではないかと不安でしかたがありません。
この前の市長選挙が終わった後、私はその当時14歳でしたが、私にも選挙権があったらなあと強く思いました。
せっかく選挙権を持っているのに選挙に興味がなかったり、投票にいかなかったり、自分の意思を持たず頼まれた人に投票するという大人を見て情けなく思いました。
その人たちが岩国のことや私たち子供の未来のことを考えて投票してくれていたら今、こんなに不安な思いをすることはなかったのではないでしょうか。
大人のみなさん、私たちの願いを聞いて下さい。
私たちは静かで安全でひとりひとりが大切にされる町で勉強し、暮らしたいのです。』
(ルーラー)
中学2年の少女が身をもって感じたこの言葉というのは、とても重いものだと思いました。
この言葉が、本当だということにならないように、政治家のみなさんにぜひとも聞いて受け止めて欲しいと思いました。
*年末に山口の上関町に行きました。そして車で岩国に行きました。反対しても基地や原発建設問題などを一方に押し付けようとする日本の構造に、加担したくないと思いました。