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「われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免れ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する」

(ベネズエラ連帯) ベネズエラ・ラテンアメリカ短報No.6

2021-06-12 | ラテンアメリカ
ベネズエラ・ラテンアメリカ短報No.6
( 2021年6月11日 )


(ペルー要点)
・ 6月6日の大統領選挙決選投票は左翼候補ペドロ・カスティージョが勝利。 / 100%開票で、カスティージョ8,800,486票50.19%、フジモリ8,730,712票49.80%。(ただし、確定発表は一定の待ち時間の後に行われるようだ。) / フジモリは敗北を認めておらず、根拠を示さないまま不正投票があったと主張。 / 極右から軍事クーデターの呼びかけがあったが、現政権はそれに反対。
・ ペルー大統領選は4月11日に行われたが、そこでは決まらず、19.1%で第1位のカスティージョと13.4%で第2位のフジモリによる決選投票となっていた。 / 当初から直前まで一貫してカスティージョ優位だった。ただし、差は次第に縮まり、直前にはフジモリが逆転したとの報道も。 / マス・メディアなどを動員してカスティージョの評判を落とすニセ情報が大量に流された。フジモリはかなりカネをバラまくなどして汚い選挙運動をおこなった。
・ カスティージョは、マルクス主義とペルーのマルクス主義者マリアテギを信奉。憲法制定議会による新憲法制定と社会主義指向の諸政策を主張。
・ ペルーは、米帝国主義のラ米・カリブ支配の、コロンビアと並ぶ重要拠点。それが反米左翼政権に転換することになると、米国による支配はいっそう後退するに違いない。(コロンビアでもかつてない人民蜂起が起こっている。)

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(ペルー)

teleSUR Published 10 June 2021
Pedro Castillo Leads Peruvian Election, With 100% of Votes In
(ペルー: 100%開票でペドロ・カスティージョがリード)

全国選挙プロセス局(ONPE)は、木曜日(6/10)、ペルーの新大統領を選出する第2回選挙の結果を発表した。勝者は、100%開票で有効投票の50.19%を獲得したPeru Libreの候補者ペドロ・カスティージョ。 / カスティージョ8,800,486票50.19%、フジモリ8,730,712票49.80%。【69,774票0.39%差】 / ONPEの責任者、ピエロ・コルベット・サリーナスによると、「我々は、結果の計算における最初の重要なマイルストーンである処理された集計シートの100%に達した。しかし、JEE(選挙特別審査員)では、開票プロセス全体で終了する待ち時間が残っている。」

Peoples Dispatch June 10, 2021 by Tanya Wadhwa
Pedro Castillo wins presidential elections in Peru, Keiko Fujimori rejects the results
(ペドロ・カスティージョがペルー大統領選で勝利、ケイコ・フジモリは結果を拒否)
投票の99.998%が開票され、左派候補のペドロ・カスティージョは50.204%の票を獲得し、極右のケイコ・フジモリは49.796%の票を獲得した。昨日、フジモリは選挙当局に全国802の投票所(約20万票)の結果を取り消すことを要求した。 / 攻撃に直面して、また民主主義を擁護するために、多くのカスティージョの支持者が首都リマのサン・マルティン広場に集まり、ONPE(全国選管)ができるだけ早く選挙の最終結果を提供することを平和的に要求した。 / カスティージョは、彼の支持者に冷静さを保ち、最終的な発表を待つよう呼びかけた。「親愛なる兄弟姉妹の皆さん、街で抵抗し続ける人々に感謝します。この国を混乱におとし入れたい人からの挑発にのらないようにしましょう。私たちは平和と静けさを求めます」と、カスティージョはツイートで書いた。

teleSUR Published 10 June 2021
Prosecutor Asks for New Preventive Detention for Keiko Fujimori
(ペルー: 検察がケイコ・フジモリに対する新たな予防拘禁を要請)

ラテン・アメリカの革命的大衆闘争 2021.06.11 Friday
ペルー:左派大統領誕生は正式発表待ち http://latinpeople.jugem.jp/?eid=1672
集計が99.99%の段階で、カスティージョが50.22%、8,778,540票。フジモリは49.77%、8,698,811票となっており、左翼の田舎教師カスティージョの正式な大統領勝利発表は間近か。
カスティージョがペルー極右の挑発を避けるように要請
2021年6月10日 telSUR発
ケイコ・フジモリは左派候補が圧勝した地域で約20万票を無効とするように全国選挙陪審に要請した。 / 「親愛なる兄弟姉妹の皆さん、路上で抵抗を続けている人々に感謝します。この国を混乱させたがっている人々の挑発に乗らないようにしましょう。我々は平和と静けさを呼びかけます。すべてのペルー人に属するこの最後の闘いにおいてしっかりと喜びに満ちていましょう。」とカスティージョがツイートした。 ・・・

Peoples Dispatch June 09, 2021 by Medea Benjamin, Leonardo Flores
Rural teacher Pedro Castillo poised to write a new chapter in Peru’s history
(農村の教師ペドロ・カスティージョがペルーの歴史の新たな章を書くことになる)
外交政策の面では、カスティージョの勝利は、この地域における米国の利益に大きな打撃を与え、ラテンアメリカ統合を再活性化するための重要な一歩となるだろう。 ・・・

Prensa Latina 2021.6.9
Government rejects calls for military intervention in Peru
(ペルー: 政府は軍事介入の呼びかけを拒絶)
ペルー政府は、本日(6/9)、左翼候補ペドロ・カスティージョの差し迫った勝利を考え、それを防ぐために軍事クーデターを呼びかける極右からのメッセージに、反対する発言をした。

teleSUR Published 9 June 2021
Peru: With 99.99% Of Precincts In Pedro Castillo Leads Election
(ペルー: 99.99%開票時点でペドロ・カスティージョがリード)
99.99%開票時点で、カスティージョ50.2%(8,778,540票)。フジモリ49.77%(8,698,811票)。【79,729票差】

teleSUR Published 8 June 2021
Peru: Leftist Candidate Castillo Calls for Defending Democracy
(ペルー: 左翼候補カスティージョ、民主主義防衛を呼びかけ)
月曜日(6/7)、右翼のライバルであるケイコ・フジモリが6月6日の決選投票で選挙詐欺疑惑を非難した後、左翼の大統領候補ペドロ・カスティージョは、ペルー国民に民主主義を守るよう呼びかけた。 ・・・ / 火曜日(6/8)の朝の時点で、全国選挙プロセス局(ONPE)は、カスティージョが50.2%の票を確保し、フジモリが49.7%を獲得したと報告した。これらの数字は、有効な投票用紙の92.3%を数えた後に出された。 / 1,700万人以上のペルー人が選挙決選投票に参加し、投票率は76.9%だった。この集計は、4月11日の選挙第1ラウンドで報告されたものよりも高い。第1ラウンドでは棄権が過去20年間で最も高く29.9%だった。

teleSUR Published 7 June 2021
Peru Elections: Castillo Widens His Lead as Final Results Near
(ペルー: カスティージョ、最終結果が近づきリードを広げる)
95.96%がカウントされ、ペドロ・カスティージョ50.27%(8,548,929票)、ケイコ・フジモリ49.73%(8,457,547票)。 【0.54%(91,382票)差】

teleSUR Published 7 June 2021
Peru: Castillo Takes the Lead In Election Runoff's Vote Count
(ペルー: 決選投票、カスティージョがリード)
ペドロ・カスティージョは、農村部に開票数が広がるにつれて強さを得た。 / 投票の92.82%を数えた段階で、ペドロ・カスティージョは50.10%でケイコ・フジモリを追い越した。

Prensa Latina 2021.6.7
Quick ballot counting in Peru holds the tie, certain advantage on Cas
(ペルー: クイック・カウンティングは対等を保持するもカスティージョが若干優位)
ペドロ・カスティージョとケイコ・フジモリの間の対等関係は、今日発表されたクイック・カウンティングの後にも保持されているが、カスティージョの側に0.04%傾いている。 / 選挙記録のサンプルからなるIPSOS社のカウントは、カスティージョの50.2%、フジモリの49.8%(1%の誤差幅)を示した。

teleSUR Published 6 June 2021
Poll close in Peru, IPSOS Exit Poll Shows Technical Tie
(ペルー: IPSOSの出口調査はほぼ対等を示している)
公式の数字ではないIPSOS出口調査として、ペドロ・カスティージョ49.7%に対してケイコ・フジモリ50.3%、わずか0.6%のマージン。

沖縄タイムス 2021.6.7
ペルー大統領選 ケイコ氏優位か
 ・・・ 世論調査会社イプソス・ペルーの模擬投票によると、フジモリ氏の得票率は50.4%、カスティジョ氏は49.6%。CPI社の模擬投票ではフジモリ氏50.1%、カスティジョ氏は49.9%。IEP社の世論調査では40.9%がフジモリ氏に、40.8%がカスティジョ氏に投票すると回答した。【直前に逆転したという報道! 大手紙も1日遅れて同様の報道。】

teleSUR Published 1 June 2021
Peruvians Call For Demonstrations Against Keiko Fujimori
(ペルー: ケイコ・フジモリに対するデモを呼びかけ)
ペルーの政治団体や市民は、火曜日(6/1)、父親のアルベルト・フジモリ元大統領(1990-2000)のように腐敗し権威主義的であると非難されているケイコ・フジモリの立候補に対して、リマや他の都市で大規模な抗議行動を呼びかけた。

teleSUR Published 1 June 2021
Peru Becomes the Country With Highest Death Rate From COVID-19
(ペルー: COVID-19による最も高い死亡率の国に)

Prensa Latina 2021.6.1
'If Castillo wins, his rival will allege fraud,' warns Peru analyst
(ペルー: 「もしカスティージョが勝てば、ライバルは不正行為を訴えるだろう」とペルーのアナリストが警告)

Prensa Latina 2021.6.1 
Peru intensifies media bias against Castillo's candidacy
(ペルー: カスティージョ候補へのメディア攻撃が強まる)

teleSUR Published 31 May 2021
Peru's Leftist Candidate Stands Out in Presidential Debate
(ペルー: 左翼候補カスティージョ、大統領選討論で際立つ)
3時間にわたる大統領討論の間、ペドロ・カスティージョは、排除の犠牲者となってきたペルー人民の生活に尊厳を取り戻したいという彼の願望を強調した。 / ペルーの国家選挙審査員は、日曜日(5/30)、6月6日に行われる大統領選挙に先立ち、ペドロ・カスティージョ候補とケイコ・フジモリ候補の討論会を主催した。

Prensa Latina 2021.5.31
Leftist Castillo warns against economic terrorism in Peru
(ペルー: 左派カスティージョ、経済テロを警告)
大統領候補ペドロ・カスティージョは、月曜日(5/31)、「我々は祖国を回復するのに最善の瞬間にいる」と断言した。また、彼に対する警戒的な経済的工作に対して警告した。 / 残っている6日間で、彼を非難するために、ドルの上昇やインフレなどの「経済テロ」の可能性が非常に高いと述べた。

teleSUR Published 21 May 2021
Peru's Left-Wing Pedro Castillo Leads Polls Ahead of Elections
(ペルー: 左翼ペドロ・カスティージョが選挙前の世論調査でリード)
Datumが実施した模擬投票は、カスティージョが53.2%、フジモリが46.8%。参加者の少なくとも78%は誰に投票するかをすでに決めていることを確認した。 / 5月18日から20日にかけて実施された調査では、カスティージョは45.5%、ケイコ・フジモリは40.1%。 / 地域レベルでは、ケイコは首都リマを51.1%でリードし続けているが、カスティージョへの支持はペルー中部で著しく増加し今週63%から70%に上昇した。

週刊金曜日 2021.5.14(1328号)
ペルー: 大統領選で急進左派が首位
4月11日の大統領選挙で急進左派ペドロ・カスティージョが得票率19.1%で首位。2番手はケイコ・フジモリで13.4%。6月6日に決選投票。 / 決選投票の世論調査では、カスティージョ支持42%、ケイコ支持31%、どちらにも投票しないが16%、まだ決めていないが11%。 / 鉱物資源の埋蔵量が中南米第5位のペルー。カスティージョの公約では、外国系鉱山会社の利益に80%の賦課金を課す(現行では10~30%)。これを承諾しない鉱山は国有化する。 / 4月11日の選挙後、通貨が4%下落、株式相場は12%下落。財界はタックス・ヘイブン(租税回避)を検討している。 / ケイコは、政治資金洗浄で検察から禁固30年を求刑されている。決戦で勝利すれば大統領の免責特権で任期終了まで裁判が保留される。

teleSUR Published 7 May 2021
School Teacher Leads Voting Intentions In Peruvian Elections
(ペルー: 世論調査でカスティージョがリード)
Peru Libre党の大統領候補ペドロ・カスティージョは、6月6日に予定されている決選投票の投票意向のフロント・ランナーであり続けている。 / Datum International(DI)によると、カスティージョは41%、Popular Force(FP)候補のケイコ・フジモリは36%。 / カスティージョは、フジモリ元大統領の娘ケイコが投票意向の48%を保持しているリマを除くすべての地域で優勢。 / 4月30日に行われた前回の世論調査では、カスティージョは43%、フジモリは34%。【前回に比べて今回は少し接近している。】

teleSUR Published 6 May 2021
Peru's Left Political Forces Sign Unity Agreement Before Runoff
(ペルー: 決選投票を前に左翼勢力が統一協定に署名)
大統領候補ペドロ・カスティージョと元候補ベロニカ・メンドーサが協力して、変革のアジェンダを推進する。 / ペルーの大統領候補ペドロ・カスティージョ(「Peru Libre」党)は、水曜日(5/5)、選挙の第2ラウンドで団結して国の変化を促進するために「Juntos por el Peru」の元候補ヴェロニカ・メンドーサと政治的・市民的協定に署名した。

Green Left April 30, 2021 Ben Radford
Peru: Leftist candidate challenges neoliberalism
(ペルー: 左派候補が新自由主義に挑戦)
ペルー大統領選挙の第1回選挙は4月11日に行われた。 / フロントランナーは18.9%の票を獲得した左翼候補のペドロ・カスティージョ。次いで右派候補のケイコ・フジモリが13.4%と続く。カスティージョとフジモリの間の決選投票は6月6日に行われる。 / カスティージョの人気は、彼が3月に世論調査で2%だったことを考えると、多くの観察者にとって驚きだった。 / ・・・ / カスティージョの「Free Peru党」は、自らを左翼で社会主義であると述べ、マルクス主義とMariáteguismをembraceしている。1920年代と30年代、ペルーのマルクス主義者ホセ・カルロス・マリアテギは、ペルーの経験とラテンアメリカの帝国主義による略奪を考慮した社会主義の理論を展開した。 / Free Peru党のプログラム(Plan de Gobierno)には次のことが含まれる。国内総生産(GDP)の10%をそれぞれ保健・教育部門に割り当てる。諸政党、労働者の代表者、人民の諸組織で構成される「国民憲法議会」によって起草される新憲法を導入する。非識字を根絶する。全般的な公的保健医療。主要な資源採掘産業の国有化。全国民年金制度。国会議員の給与の制限を含む腐敗防止措置の導入。 / ・・・ / ペルーの市場・世論調査会社CPIが実施した第2回大統領選挙の世論調査では、カスティージョの支持率は35.5%、フジモリは23.1%。

teleSUR Published 25 April 2021
Over 9,000 Homeless Peruvians Set up Camp on the Outskirts of Lima
(ペルー: ホームレス9,000人以上がリマ郊外でキャンプ)
何千人ものペルー人が、COVID-19によって生じた経済危機のために家を失った後、リマ郊外に一時的なキャンプを設置し暮らしている。


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