[トーク会]
安倍改憲許さん! 声を上げよう!
7月3日(日)午後1:30~4:30
阿倍野市民学習センター第二会議室 資料代 300円
(地下鉄阿倍野、JR天王寺駅)
戦争準備と国民の生活・命をないがしろにした政策
7月10日(日)の参院選(6月22日公示)に向け、与野党とも選挙モードに突入しています。安倍首相は19日、秋の国会で憲法審査会を始動させ改憲の条項を議論する意図を明らかにしました。「選挙では改憲を争点にしない」といいながら選挙後は改憲に向けた動きを開始するという全く主権者である国民を愚弄した態度です。改憲派が議席数2/3を獲得したら、改憲の動きを加速するのは確実です。秘密保護法や戦争法を成立させてきた卑劣なやり方を三度許してはなりません。
安倍政権のもと国民生活はますます悪化しています。若者の失業や非正規雇用、深刻な子どもの貧困、労働者の実質賃金の下落、グローバル企業の空前の利益のもとでの中小企業の倒産・廃業の激増など、アベノミクスの破綻は明らかです。戦争法の制定でアジア近隣諸国との関係はますます悪化、熊本地震ののちも原発推進政策は変えず、沖縄での米軍による残忍事件の中で辺野古新基地建設を表明するなど、国民の生活と命をないがしろにした政策を進めていると言わざるをえません。
自民党改憲草案の危険
私たちは安倍首相の目指す改憲に強い危機感を持っています。改憲問題と実際の生活は直結しています。安倍首相が目指している「憲法改正」(2012年自民党改憲草案)では、“国防軍を持って戦争をする”ことが明記されている(9条改定)だけでなく、“国民の権利や人権よりも、「公益」「公の秩序」が優先する”(12条、13条改定など)と書かれているのです。これは現行憲法には全くない規定であり、180度の転換です。
こんな憲法ができてしまったら、沖縄の米軍基地建設や重大事故を引き起こす危険のある原発推進も「公益」を理由に無条件に強行され、「国防軍」を増強して戦争をすることが「国益」だとなれば、戦争に反対する人は非国民、若者が戦争に動員させられるのは間違いありません。そして軍事費を捻出するために社会保障や年金を削減し、増税によって大衆は塗炭の苦しみ、批判する言論の自由は圧殺・・・まさに戦前の日本が陥った暗黒社会です。
安倍政治NO!の声を各地から
憲法や「人権」「権利」というと生活から遠いところにあるように感じますが、決してそうではありません。衣食住と安定した職業、結婚したら子どもを生み育て学校に通わせることができる、病気になったら健康保険で医者にかかれる、何よりも70年間戦争をしなかったことなど、人間として当たり前の最低限の生活は憲法によって保障されてきました。それが今安倍政権によって崩されつつあります。憲法改悪は、国民生活を破壊し国家の権益や大企業の利益を最優先させる現在の安倍政権の悪政をさらに進めるために、憲法まで変えてしまおうというものなのです。
[トーク会]安倍改憲許さん! 声を上げよう!では、安倍政権の政策と改憲の危険についての意見を持ち寄り議論し、安倍政治NO!の声をいっそう強めていきたいと考えています。参院選で安倍改憲反対の一票を投じ、さらに安倍政権を葬り去る一歩にしていきましょう。 (2016.6.20.)
(ハンマー)