本日、レイシスト団体が、全国一斉「日韓断交アクション」を行い、それに対するカウンター行動も各地で闘われました。
大阪では、カウンターに先立って、午前中に「OSAKA9・23 ヘイトスピーチ反対行進」のサウンドデモを、本町~なんばの御堂筋で。
参加者約150人。いつも通りの明るく元気のいいデモでした。
午後2時からは、レイシストの御堂筋デモに対するカウンター行動。
カウンター行動では初めて、リブインピースのビラを用意し、レイシストのデモと併走しながら「あのデモのことを書いてますので、読んでください」といいながら、ビラを配布。
途中で2人の人が、「手伝います」と言って協力してくれました。
配布したビラを以下に転載します。
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民族差別をあおるヘイトスピーチに反対しましょう
ご通行中の皆さん。
今ここで、「日の丸」を掲げて大音量の演説をしているのは、「朝鮮人は出て行け」さらに「殺せ」とまで主張するレイシスト(民族差別主義者)たちです。彼らは、在日韓国・朝鮮人には「在日特権」なるものがあるとデマを振りまき、在日の人々への憎悪をまき散らしています。彼らのやっていることは、民族差別そのものであり、今彼らが行っているのは、差別をあおるヘイトスピーチです。
私たちは、このような行動を、決して傍観することはできません。そのために、彼らの街頭行動の現場に駆けつけ、抗議の声を上げて対抗しています。多くの人々が抗議の声を上げ、彼らを包囲し、人種差別宣伝を抑え込みましょう。
民族差別は戦争への道
民族差別は戦争への道です。ナチスによるユダヤ人迫害と虐殺はその典型です。日本でも、1923年の関東大震災時の朝鮮人虐殺をはじめ、他民族への差別が戦争の地ならしになりました。戦争し、敵を平気で殺すためには、他民族を蔑視し、人間扱いしない感情を持たねばならないからです。
レイシストによるヘイトスピーチなどを放置すれば、今の日本でも、民族差別を公然とあおっても、何もとがめられないという風潮が広がってしまいます。現在においても、こうしたことが戦争に導くものであることに変わりはありません。
安倍内閣の体質も同じ
安倍内閣は、集団的自衛権行使容認を閣議決定しました。集団的自衛権の行使は、戦争そのものです。だから、国のレベルでも、「領土問題」などを口実として、中国、韓国、北朝鮮への憎悪をかき立てています。レイシストたちは、戦争をも辞さないという安倍政権の危険な政策を、街中で差別をあおることで側面支援しているのです。
安倍内閣の高市総務相や自民党の稲田政調会長らが「ネオナチ」の男と、山谷国家公安委員長はレイシスト団体「在特会」の元幹部と写真を撮っていました。さらに安倍首相自身が「在特会」元幹部と写真に納まっていたことが明らかになりました。これはたまたまではなく、安倍内閣の体質がここに表れているのです。私たちは、レイシストによるヘイトスピーチに反対するとともに、民族憎悪をあおる安倍内閣の政策、集団的自衛権の行使容認にも反対します。
(by ウナイ)