375's ROAD TO BOSTON/ゴールは虹の彼方に

米国在住ランナーの究極目標「ボストンマラソン」とアメリカ50州制覇を目指す人生の旅日記。

マラソン大会予定

◆2015年1月18日 HOUSTON MARATHON(TX州=2年連続2回目) ◆2015年4月20日 119TH BOSTON MARATHON(MA州=3年連続3回目) ◆2015年10月4日 TWIN CITIES MARATHON(MN州=初出場/米国26州目)

【大会レポート】Japan Run (4mileレース)+Japan Day Festival

2007年06月04日 | 大会レポート 2007



6月3日(日曜日)、セントラル・パークでの第1回「Japan Run」(4マイル・レース)に参加する。日米文化交流を旗印に、日本総領事館が企画したイヴェントに、同じく異文化交流を積極的に推し進めるNYRRのメアリー・ウィテンバーグ会長の方針が一致し、両者の極力のもとで、今回のレースが開催されることになった。

この「ジャパン・ラン」が毎年開催されれば、4月の「スコットランド・ラン」、10月の「ノルウェイ・ラン」と並ぶ、3大異文化レースとなる。さらに来たる7月14日には、イタリアとの交流を図る「Naples-New York Park To Park」というレースも予定されており、今後ますます国際交流が活発になりそうだ。

さて、今回のレースであるが、実は4マイル・レースに参加するのは、昨年2月5日に開催された「Gridiron Classic」以来、1年4ヶ月ぶりである。そのレースでのネットタイムは31分11秒だったので、当然、この記録は上回るだろう。見どころは、どれだけタイムを縮めることができるか。まず、目標とするのは30分台前半。あわよくば29分台も視野に入れて、スタートラインに立った。

なにしろ4マイルという短い距離なので、スタートの出遅れは致命的になる。そこで今回は、いつもは正直にマイル7分ペースを表わす「」の旗の近くに並ぶところを、「」の旗の近く、つまりマイル6分ペースの群れに紛れ込むことにした。マイル6分ペースというのは、フルマラソンで言えばサブスリー級のレヴェルなので、いくらなんでも無謀だが、実際スタートの号砲が鳴ってみると、このくらいの位置で、ちょうどいいことがわかる。いつもの混雑に巻き込まれることなく、一気にスピードを上げることができた。

1マイル通過地点、7分19秒。ほぼ全力疾走に近いペースだ。かつてないロケットスタートぶりだが、ここからは下り坂が多くなるので、思い切って、この調子で押して行く。

2マイル通過地点、14分40秒。2マイルで15分を切ったのは初の快挙だ。
ここからは上り坂が増え始める。それに、全力疾走を2マイル継続した疲れが加わり、目に見えてペースが落ちてくる。脚が重くなったというよりも、カラダ全体のエネルギーが枯渇している感覚が強い。

3マイル通過地点、22分42秒。やはり、この1マイルは8分かかった。だが、このまま失速するわけには行かない。幸い、脚はまだ生きており、最後のスパートに突入することができた。30分を切れるか…、微妙なところでゴールに飛び込む。が、わずかに及ばなかった。自分の時計では30分01秒。ほどなく会場のボードに貼り出された完走者一覧表を見ると、ネットタイム30分02秒になっていた。

見事自己ベスト…には違いないが、30分を切れなかった悔しさがあり、手放しで喜べる気分ではない。前半のオーバーペースは意図的なものなので、それはそれでいいのだが、やはり上り坂になると息が上がってしまう。走力不足という以前に、体力不足、あるいは馬力不足というべきか。ホウレン草でも大量に食べてみる必要があるかもしれない。

 総合順位 4594人中 642位
 男女別 2552人中 588位
 年齢層別(男子45-49歳) 257人中 54位

レースが終わると、いったんセントラルパークを離れ、スターバックスで休憩(昼寝?)後、第2部「Japan Day Festival」の会場へ。正午近くになっていたが、長蛇の列だった。記念すべき第1回のイヴェントは、ひとまずは成功と言っていい様子である。


お神輿、接近中(1)。祭りのハイライトは、やはりこれに尽きる。


お神輿、接近中(2)。興奮の余り、取っ組み合い(?)も始まる。


アニメ・コスチューム・コンテストの出場者5人。何のコスチュームだったっけ?


【大会レポート】第3回Healthy Kidney (10kmレース)

2007年05月20日 | 大会レポート 2007


5月19日(土曜日)、今年で第3回を迎える「Healthy Kidney」10kmレースがセントラル・パークで行なわれた。「Healthy Kidney」 ― 直訳すれば、「健康なる腎臓」。昨年の同時期の記事でも紹介したように、これは腎臓病撲滅を目指す「国際腎臓協会(National Kidney Foundation)」とNYRRの共同主催によるチャリティー・レースである。

さっそくレースの報告に入ろう。レース前はかなり気合が入っていて、先日の「スコットランド・ラン」で記録した47分37秒の自己ベストを更新し、あわよくば46分台に突入するつもりでいた。ただ、よく考えてみると、46分台というのは、1マイルあたり7分30秒のペースになる。自分にとっては、ほぼ全力疾走に近いペースで10kmを走り切らなければならないのだから、かなりハードな闘いなのだ。

その現実を思い知らされたのが、このレース。最初の1マイル。スタート時の混雑を考えに入れても、今ひとつペースが上がらない。1マイルの通過タイムが7分57秒。

ここから、5㎞の中間地点まではやや挽回し、24分ちょうどで前半を通過した。計算上、46分台はすでに厳しいことがわかったので、目標を修正し、47分台に狙いを定める。だが、3マイルから4マイルにかけて、いつにも増して脚が重い。なんと、この区間は8分08秒もかかってしまった。以後、懸命に挽回を試みるも、終わってみれば48分35秒。自己ベストから1分近く遅れていた。

1mile   7分57秒 
2mile  15分28秒 (1mileから2mile 7分31秒)
3mile  23分09秒 (2mileから3mile 7分31秒)
4mile  31分17秒 (3mileから4mile 8分08秒)
5mile  39分07秒 (4mileから5mile 7分50秒)
6mile  46分58秒 (5mileから6mile 7分51秒)
Finish(6.2マイル=10km) 48分35秒

もしかすると、3週間前のフルマラソンの疲れが残っていたのか? あるいは、これが今の実力で、先日のスコットランド・ランは調子が良すぎたのか? 

結論は、とりあえず保留しておこう。今は、もう前を向いている。2週間後(6月3日)の4マイル・レース。ここで、ぜひ納得のいく結果を出したいものだ。

このレースのもう一つの見どころは、一流の男性アスリートによる優勝争い。今回は、なんと10年ぶりに、セントラル・パークの10㎞コースの記録が塗り替えられた。優勝したのは、オレゴン州出身のデイゼン・リツェンハイン(Dathan Ritzenhein)で、タイムは28分08秒。昨年まで2連覇を達成していたオーストラリアのクレイグ・モトラム(Craig Mottram)が2位。エチオピア出身で、現在は地元ニューヨーク州のウエストチェスター・トラッククラブに所属するデメッセ・テフェラ(Demesse Tefera)が3位に入賞した。


コース新記録で優勝したリツェンハイン選手(中央)、2位のモトラム選手(右)、3位のテフェラ選手(左)。

【大会レポート】第8回カントリーミュージック・マラソン

2007年05月01日 | 大会レポート 2007


フルマラソンの部、完走者4781人(登録人数、約6300人)。
ハーフマラソンの部、完走者19416人(登録人数、約23000人)。
車椅子の部、フルマラソン完走6人、ハーフマラソン完走2人。

4月28日(土曜日)、テネシー州ナッシュヴィルで開催された、カントリーミュージック・マラソン。西暦2000年にスタートし、今年で第8回目を迎えるが、年々規模が大きくなり、今回はフルとハーフの部門を合わせて、3万人近くの参加者を数えるようになった。今や、アメリカ南部最大のマラソン大会に成長した、と言ってもいいだろう。

このカントリーミュージック・マラソン、人気上昇の秘密はどこにあるのだろうか。参加してみてわかったのだが、レース後のコンサートも含めて、イヴェントとしての楽しさを前面に打ち出している点が大きい。コースは小刻みな起伏が多く、記録を狙うには向かないが、ダウンタウンの街並みと、郊外の美しい自然とを両方味わえるという、変化に富んだ面白さがある。

フルマラソンの部は、7時間前後で完走する能力があれば参加できるし、フルではちょっと厳しいという人には、ハーフの部も用意されているので、能力に応じたチョイスが可能である。さらに、コース上のほぼ1マイルごとに設置されたバンド・ステージでは熱い演奏が繰り広げられ、ハイスクールのチアリーダーをはじめとする応援団の声援もすごい。まさに、町ぐるみで、年に一度の大イヴェントを盛り上げている感じだ。



さて、レースであるが、まず心配されたのが天候。2日前の時点では雷雨、前日の予報でも70%の確率で雨が降ると報じられ、実際、スタート前はいつ降ってもおかしくない曇り空だった。ところがスタート後間もなく、雲が切れて日差しが照りつけ始め、予報とは逆に炎天下でのレースになっていく。サンオイルも塗っていなかったので、日焼けで腕や肩に炎症を起こす結果になった。

話には聞いていたのだが、コースはかなりタフで、序盤から小刻みな起伏が続く。スタートはダウンタウンの西側2マイルに位置するセンテニエル公園。パルテノン神殿のレプリカが建つ、市民の憩いの場だ。ここで、フルの部とハーフの部が同時にスタートし、市街地を経て南に折れていくのだが、5マイルから6マイル地点あたりは、風光明媚なカントリーサイドの住宅地となり、採れたて(?)のオレンジの差し入れがたくさん用意される。

ここから、北へ折り返し、再び市街地に入ると、11マイル地点で、フルとハーフの部が別れる。フルのランナーはさらに北上し、14マイルを過ぎたところでカンバーランド川の見事な流れが眼前に飛び込んでくる。このあたりが、最も雄大な自然を満喫できる地点。人里離れた、神秘の土地のような雰囲気がある。

16マイルのあたりで、コースは再び南に折れ、市庁舎の近くを通り、カンバーランド川を渡って東に向かっていく。22マイル過ぎ、シェルビー公園のあたりは、とりわけ緑の美しいところであるが、脚の疲れはピークに達している。24マイル過ぎは、ゴールに向けての最後の直線。道は平坦なはずなのだが、走ってみると異様に長い。

そして、フットボール等に利用されるLPフィールドの近くでゴールに駆け込む。このゴール手前200メートルくらいにかけての声援は圧倒的に素晴らしく、終わった瞬間、感極まって号泣しそうになった。マラソンの醍醐味ここにあり、といった感じである。

公式タイムは、4時間16分14秒。自己ベストより9分ほど遅れているが、これだけタフなコースを走ったわりには、良くまとめたような気もする。本格的な準備期間も短かったことを考えれば、むしろ上出来ではなかろうか。あとは、少し休んで、3週間後にNYCで行なわれる予定のHealthy Kidney 10kmで自己ベストを目指そうと思う。


★フルマラソン、5個目の完走メダル獲得!(総合順位 4781人中1575位)

【大会レポート】第4回スコットランド・ラン (10kmレース)

2007年04月02日 | 大会レポート 2007



4月1日(日曜日)、今年で第4回目を迎えた「Scotland Run 10K」に参加する。セントラル・パークを1周+αする10kmレースである。

このレースは、数あるNYRR(ニューヨーク・ロードランナーズ)のレースの中でも、10月のノルウェー・フェスティバルと並んで、国際的なお祭り色の強いレースとして人気がある。NYCには、スコットランドの伝統文化を紹介する「TARTAN WEEK」と呼ばれる週があって、今年は3月31日から4月8日までの期間であるが、その間、NYCのあちこちの会場で、さまざまなイヴェントが開催される。その目玉の一つとなっているのが、Scotland Run 10Kのレースなのである。

レースの前後には、本場スコットランドから来たミュージシャンによる、スコットランド音楽の演奏がある。レース中も、バックパイプをかかえたミュージシャンが、ランナーを応援する。また、ミュージシャンばかりではなく、スコットランド出身のランナーもレースに参加し、民族衣装のキルトのスカートで力走する姿は、なかなかの見ものだ。

さて、レースのほうであるが、結果から言えば、久々に納得のいく自己ベストを達成することができた。昨年12月の10kmレース(Joe Kleinerman 10K)よりも1分03秒上回る、47分37秒でゴール。これは、全参加者(5717名)中、1021位にあたり、男女別だと3176人中896位になる。

マイルごとのラップタイムは以下の通り。

1mile   7分49秒 
2mile  15分19秒 (1mileから2mile 7分30秒)
3mile  22分48秒 (2mileから3mile 7分29秒)
4mile  30分43秒 (3mileから4mile 7分55秒)
5mile  38分19秒 (4mileから5mile 7分36秒)
6mile  45分59秒 (5mileから6mile 7分40秒)
Finish(6.2マイル=10km) 47分37秒

レース後には、さまざまな景品が当たる抽選が行なわれた。一等賞は、エジンバラ・マラソンへの招待+スコットランド3泊4日の旅という魅力的なもので、いつか自費でもいいから実現してみたいものである。


★どうしても、ヴァイオリンの女の子に目が行ってしまいます。


★もう一枚…。


【大会レポート】New York Colon Cancer Challenge 15K

2007年03月12日 | 大会レポート 2007


3月11日(日)、セントラルパークで、NYRR主催のNew York Colon Cancer Challenge というレースが開催された。Colon Cancerというのは「直腸ガン」のことで、その名の通り、直腸ガン撲滅の為のチャリティ・レースである。4mileと15kmの2種目が行なわれたが、自分が参加したのは15kmのほうだった。

7週間ぶりのレースは、晴天に恵まれ、気分的にはうきうきしていたが、家を出る時に、ちょっとしたハプニングがあった。アメリカでは、毎年春になると「夏時間」が採用され、その最初の日曜日を迎える時点で、1時間、時計を進めておかなくてはならない。今年は、3月11日が夏時間の初日であることは前々から知っていたのだが、なぜか当日になって、すっかり忘れてしまい、冬時間のままの時間帯で、朝の準備を始めたのである。ただ、妻が憶えていたので、「あっ、そういえば…」と気がつき、あわてて家を飛び出したのだった。

幸い、レースのスタートには間に合った。まだ十分走りこんでいない状態で、股関節の不安もあったので、もちろん、最初から飛ばすのは無謀である。序盤は様子を見て、飛ばせるようなら飛ばす…という目論見で、スタートした。

最初の1マイルは、8分30秒という抑えたペース。2マイル目でスピードを上げるが、3マイル目になると、早くも、マイル平均8分を切るペースでは厳しくなってきた。上り坂がやたらきつく感じる。脚力、スタミナとも、まだ本調子とは言えない

最終的には、ネットタイム1時間16分53秒でゴール。マイル平均で、8分16秒。ベストの状態ならば、1時間14分台は出せるはずだが、現時点での調子を掴むことができたのは、今後の練習プランを考える上で、良い参考資料になったと思う。

あと3週間、走りこみの量を増やして、4月1日(日)の10kmレースでは、もう少しマシな結果を出してみたいものである。

今回のラップタイム

1mile地点      08分30秒 
2mile地点      16分00秒 (1mileから2mileまで 7分30秒)
3mile地点      24分28秒 (2mileから3mileまで 8分28秒)
4mile地点      32分40秒 (3mileから4mileまで 8分12秒)
5mile地点      40分48秒 (4mileから5mileまで 8分08秒)
6mile地点      49分15秒 (5mileから6mileまで 8分27秒)
7mile地点      57分20秒 (6mileから7mileまで 8分05秒)
8mile地点  1時間06分08秒 (7mileから8mileまで 8分48秒)
9mile地点  1時間14分16秒 (8mileから9mileまで 8分08秒) 
Goal         1時間16分53秒 

【大会レポート】Manhattan Half-Marathon 2007

2007年01月22日 | 大会レポート 2007


1月21日(日曜日)、NYRR主催の「Manhattan Half-Marathon」(正式名称は、「NYRR Half-Marathon Grand Prix: Manhattan」)が、セントラル・パークで行なわれた。昨年初めて開催された「NYC Half-Marathon」とは違い、セントラル・パーク内のループを回るだけのコースなので、町全体で盛り上がるわけではない。あくまで、NYRR内の定例レースである。

今年は、つい先日まで暖冬が続いていたが、17日(水曜日)あたりから本格的な冬の気候となり、19日(金曜日)は、朝起きてみると銀世界だった。その雪はほぼ溶けたものの、レース当日の朝は華氏21度摂氏で氷点下6度)にまで冷え込み、この冬一番の寒さとなったのである。

さすがに、ここまで寒くなると、ちょっと引いてしまう。「また、日を改めて…」とも思ったが、エントリー費用が無駄になってしまうので、予定通り参加することにした。

自宅から会場までは、バス→地下鉄→徒歩、と乗り継いで行くのだが、徒歩の距離が、いつにも増して異様に長く感じる。普段なら、レース前は遠足気分でうきうきするものなのだが、この日ばかりは、どうも気分が重い。会場に着いて、どんなに準備運動をしても、体が温まってこない。今まで何回もレースに参加しているが、これほど気合いが入らないのも珍しいのではなかろうか。

そうこうするうちに、スタートの時間になった。走り始めれば、寒さ自体は気にならなくなってくるが、どうも体の切れが悪い。飛ばそうとしても、ピッチが上がらないのだ。それに加えて、今日のコースは、セントラル・パークの北端の上り坂を2回通過しなくてはならないので、よけいに体力を消耗することが目に見えているのである。

それでも、前半は、自己ベストを狙える射程圏内に踏みとどまった。7マイル地点の通過タイムが、57分25秒。ここまでは、1時間47分台で走った昨年の「Philadelphia Distance Run」や「NYC Half-Marathon」に比べて、遜色はない。しかし8マイル地点手前の、例の北端の上り坂で、いっぱいいっぱいになってしまい、そこから以降は、マイル平均8分30秒にも届かず、レースというよりは、ジョギングに近くなってしまった。

ネットタイムは、1時間51分50秒。ハーフ・マラソンでは、久しぶりに1時間50分を切れなかった。ただ、レースとしては不本意だが、「練習」と考えれば、いい練習になったかも知れない。寒中水泳ならぬ、「寒中マラソン」で、寒さに対する免疫が多少でもついたのなら、十分な収穫と言えるだろうか…。


★ランナーの厚着ぶりが、気温の低さを物語る・・・。

【大会レポート】NYRR Fred Lebow Classic 5M

2007年01月08日 | 大会レポート 2007


New York Road Runners 2007年度最初のレース、Fred Lebow Classic 5M が1月7日に行なわれた。毎年1月第1週の日曜日に開催される恒例の5マイル・レースである。前日のセントラル・パークは、なんと華氏72度という記録破りの高温だった。それに比べると、レース当日はだいぶ涼しくなったが、それでも、この時期としては、かなり温暖なほうだろう。晴天にも恵まれ、4000名以上のランナーが集まった。

このレースは、今年で3年連続の参加になる。初年度の2005年は、ゴールまで44分以上もかかったものだが、今年はどうだったろうか。例によって、1マイルごとのラップタイムを見てみよう。

1マイル地点    07分47秒 
2マイル地点    15分17秒 (1マイルから2マイルまで 7分30秒)
3マイル地点    22分57秒 (2マイルから3マイルまで 7分40秒)
4マイル地点    30分52秒 (3マイルから4マイルまで 7分55秒)
ゴールタイム    38分14秒 (4マイルから5マイルまで 7分22秒)

今回は、スタート時の混雑を避ける為、「できるだけ前のほうに並ぶ」ということに意識を集中した。もちろん、最前列というのは、いくらなんでも気が引けるので、せめて、最前列から10秒~20秒ほど下がった位置でスタートできるよう、早めにスタンバイしたのである。その甲斐があって、いつもよりは、ずっとスムーズにロケットスタート(?)を切ることができた。そうでもしないと、この距離では、なかなか自己ベストが狙えない。

最初の3マイルを、できるだけ飛ばすという「先行逃げ切り型」の作戦。3マイル地点の通過タイム(22分57秒)は、まずは思惑通りで、このあと、どれだけ粘れるかに勝負がかかってくる。3マイルから4マイルは、途中、長い上り坂もあって、最も長く感じられた部分。4マイル地点を過ぎてからは、貯めていた力を解き放つようにスパートし、いい感じでゴールに飛び込むことができた。

タイムは38分14秒。これは、昨年6月19日の5マイル・レースで出した、38分36秒の記録を22秒上回る、自己ベストである。脚そのものには、まだ余裕があるので、もう少し、心肺機能をつければ、次回は37分台も見えてくるかもしれない。


★この灯台ランナーは、よく見かけます。昨年のニュージャージー・マラソンでも走ってました。