375's ROAD TO BOSTON/ゴールは虹の彼方に

米国在住ランナーの究極目標「ボストンマラソン」とアメリカ50州制覇を目指す人生の旅日記。

マラソン大会予定

◆2015年1月18日 HOUSTON MARATHON(TX州=2年連続2回目) ◆2015年4月20日 119TH BOSTON MARATHON(MA州=3年連続3回目) ◆2015年10月4日 TWIN CITIES MARATHON(MN州=初出場/米国26州目)

【旅の写真館】バンクーバー(2) ダウンタウン散策

2011年05月22日 | 旅の写真館(カナダ編)



カナダの西の玄関口であるバンクーバーは、近代都市でありながら、海と山の大自然をごく身近に感じられる点で、理想的な環境と言えるだろう。交通機関も整っており、「世界で最も住みやすい都市」と呼ばれるのもうなずける。2010年には冬季五輪も開催され、北米を代表する都市のひとつとして世界的にも認知されるようになった。

街を歩いていても、ごみごみしたところは全くなく、ロブソン通りのような賑やかな界隈でさえ、どことなくのどかな趣きがある。また、アメリカ西海岸の都市と同じく、坂が多いのも特徴。散歩をするだけで適度なエクササイズにもなり、健康を維持するにはもってこいの街だ。


★国際線到着ロビーにある巨大な「お出迎え用」トーテムポール。


★ダウンタウンとキツラノ地区を結ぶバラードブリッジ。何の変哲もない橋に見えるのだが…


★橋そのものの勾配よりも、橋に到達するまでの坂道がキツい。


★イングリッシュ・ベイの一場面。季節柄、チューリップが満開。


★イングリッシュ・ベイの舗道をジョギング、あるいは散歩する人々。


★バラード入江でカヌーを楽しむ人々。ここから北がスタンレー・パークとなる。


★カナダ・ブランドのランニング・ショップ、「Running Room」。カナダ系のマラソン大会のExpo会場には、必ず出店が出ている。


★ロブソン通りにあるNew Balanceのお店。


★五輪聖火台。五輪開催中は連日の人だかりで、地元の人もなかなか近づけなかったとか。

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【旅の写真館】バンクーバー(1) スタンレー・パーク

2011年05月16日 | 旅の写真館(カナダ編)



北米有数の都市公園のひとつとして名高いスタンレー・パークは1888年にオープン。当時カナダの総督だったダービー・スタンレー卿にちなんで命名された。園内にはバンクーバー水族館をはじめとして、カフェ、レストラン、ビーチ、テニスコート、ゴルフコースなどの施設がそろっている。また公園外周には長さ8.8kmに及ぶ「シーウォール」と呼ばれる海沿いの道路があり、ランニングやサイクリングなどを楽しむことができる。バラード入江やイングリッシュ湾沿いの風景も素晴らしく、市民のオアシスとしては理想的な環境と言えるだろう。

公園内部の森林にはトレイルが縦横に走っているが、慣れないと迷子になりやすい。シーウォール近くの見どころをレンタサイクルでまわりながら1周するのが、最も安全で効率の良い楽しみ方のようだ。


★スタンレー・パーク内に設置された案内地図。現在位置と公園内の各施設への行き方がわかるようになっている。


★スタンレー・パーク内の見どころをガイドの解説付きでまわる馬車ツアー。所要約1時間。運行時間は季節によって異なるが、だいたい20~30分おきに観光案内所の近くからスタートする。2011年現在の料金は大人29.99ドル、子供(3~12歳)15.99ドル。


★スタンレー・パーク最大の見どころ、トーテムポール広場の入口に立つ巨大トーテムポール。


★森の中に林立するトーテムポール。記念撮影を楽しむ観光客で賑わっている。


★トーテムポールには、家柱(左側手前)、入口柱(中央)、墓棺柱(右端)など、用途別にさまざまな種類があるという。彫像として採用されるデザインは、アメリカ先住民の各部族に伝わる文化的伝承を起源としており、日本でいえば家族の紋章にあたるもののようだ。


★アメリカ先住民がデザインしたユニークなアイテムや、トーテムポールなどの資料を豊富にそろえたギフトショップ、「リジェンド・オブ・ザ・ムーン」


★コール・ハーバー沿いの「ハレルヤ・ポイント」から見たダウンタウンの光景。


★沖に出た漁師に漁の終了時刻を知らせるために鳴らされた大砲、「ナイン・オクロック・ガン」。現在も毎晩21時に空砲が鳴らされているという。


★スタンレー・パークをぐるりと取り囲むように作られた道路、「シーウォール」。ランニングや散歩に最適。自転車やローラーブレードは反時計回りの一方通行に規制されている。


★公園の東端に付き出た岬にあるブロックン・ポイントの灯台。


★「Girl in a Wetsuit」の彫像。一見、人魚姫に見えなくもないこの彫像は、1972年にとある彫刻家から寄贈されたらしい。


★公園の最北端プロスペクト・ポイントと対岸のノース・バンクーバーをつなぐ「ライオンズ・ゲート・ブリッジ」。周囲の景色に溶け込んだグリーンのデザインが美しい。


★満開の桜が周囲に咲き誇る「Air Force Garden of Remembrance」。第1次世界大戦中に戦死した54名の日系カナダ人戦士のメモリアルとして建てられた。


★家族向けのプログラムが充実しているバンクーバー水族館。巨大水槽に飼育されている4頭の白イルカが名物・・・らしい。

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【旅の写真館】ナイアガラフォールズ(2) B級アトラクションの宝庫

2010年11月03日 | 旅の写真館(カナダ編)
北米有数の観光地ナイアガラフォールズの主役はもちろん滝なのだが、主役に便乗した各種アトラクションも豊富。特にクリフトン・ヒル(Clifton Hill)と呼ばれる坂道には、お化け屋敷、蝋人形館、ゲームセンターなどの「B級アトラクション」が所狭しと立ち並んでいる。

あくまで「B級」なので、安っぽさはご愛嬌。肩肘張らない気分転換にはちょうどいい。

日ごろ、生真面目な雰囲気の職場でストレスを抱えている人たちは(かく言うミナコもそうなのだが)、こういうバカバカしい娯楽に触れることで、意外なリフレッシュメント効果を得ることもできるのである。


★怪鳥プテラノドンが目印のミニチュア・ゴルフ場、「DINOSAUR PARK」。


★コース内を闊歩するジュラ紀、白亜紀の恐竜たち。


★フランケンシュタインはハンバーガーがお好き?


★お化け屋敷、「House of Frankenstein」の不気味な入口。


★こちらは吸血鬼ドラキュラが経営するお化け屋敷。


★吠えまくるライオンが目印の映画館、「MGM STUDIOS PLAZA」。


★これぞB級テーマパークの定番、「GUINNESS WORLD RECORDS MUSEUM」。


★インディ・ジョーンズなど、銀幕の主人公たちが蝋人形で登場する「MOVIELAND」。


★2006年にオープンした大観覧車「Niagara Sky Wheel」。夜はライトアップされる。


★ゲームやライドの総合施設、「GREAT CANADIAN MIDWAY」。


★バカバカしさの決定版、全米各地にある「Ripley's」がここにも。


★アル・カポネなど、歴史上有名な犯罪者たちの蝋人形が見られる「CRIMINALS HALL of FAME」。

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【旅の写真館】ナイアガラフォールズ(1) 「霧の乙女号」に乗る

2010年11月01日 | 旅の写真館(カナダ編)


南米のイグアス、アフリカのビクトリアと並ぶ世界3大瀑布のひとつ、ナイアガラフォールズ。
ネイティブ・カナディアンが「雷鳴の轟く水(ニアガル)」と呼び、17世紀以降この地を訪れた欧州からの探検家や宣教師たちを魅了し続けてきた未曾有の水量を誇る滝は、今では年間1500万を越える人々を集める観光地となっている。

このナイアガラフォールズの迫力を実感するには、なるべく至近距離へ近づいてみるのがよい。
4月上旬から10月中旬までのシーズン中に限り、遊覧船「霧の乙女号(MAID OF THE MIST)」が運航しているので、それに乗って滝壺に近づいて行くのがナイアガラ観光の定番になっている。


★観光客を乗せてナイアガラリバーを航行する霧の乙女号。1846年から続く名物アトラクションだ。
水しぶきがかかるので、青いレインコートを支給される。


★アメリカ滝に近づいていく霧の乙女号。このあたりは、まだのどかな感じがする。


★カナダ滝に近づいていく霧の乙女号。水しぶきに隠れて見えなくなっていく。アメリカ滝に比べると「命懸け」な感じ。


★さて、マラソンを完走したあと、ちょうどこの日が今年度最終日の霧の乙女号に乗ってみることにした。


★霧の乙女号から見たアメリカ滝(左)とカナダ滝(右)の光景。


★まず、アメリカ滝の近くを通過。多少水しぶきがかかるも、まだまだ余裕。


★続いてカナダ滝に接近。こちらは半端でない迫力。近づくごとに、緊張が増していく。


★眼前に姿を現わしたカナダ滝。滝壺へと進むにつれ、次第に集中豪雨のような激しい水しぶきが襲いかかる。とても写真を撮れるような状態ではなくなってきた。


★ずぶ濡れになった観光客たち。レインコートを身につけていても、どっちみち濡れる。


★テーブルロックから見たカナダ滝。巨大な水量が流れ落ちる瞬間は、まさに圧巻。


★アメリカ滝とその後方にかかるレインボー橋。雨上がりの虹との対比が美しい。

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【旅の写真館】モントリオール(4) ダウンタウンの昼と夜

2009年09月20日 | 旅の写真館(カナダ編)
大都会を訪問する楽しみのひとつに、夜景鑑賞がある。100万ドルの夜景との評判のあるどこかの都市のように、美しい夜景は、それ自体が財産であり、多くの観光客を引き寄せる貴重な財源にもなっているのだ。

今回は趣向を変えて(?)、大都市モントリールの昼と夜の対比というテーマで、写真を紹介してみよう。どこの街でもそうなのだが、夜になると、日中にはお目にかかれない「別の顔」が見えてくる。夜というのは、いわゆるユング心理学で言うところの「影」の部分が、仮面の呪縛を解き放たれて徘徊する時間帯でもあるのだろう。


★モントリオールを代表するランドマーク・ホテル、フェアモント・クイーン・エリザベス。手前右側は「世界の女王マリア大聖堂」。どちらも、その名の通り「女王」の風格を持つ建物だが、昼の女王と夜の女王では、印象がガラリと変わってくるのがわかる。


★モントリオールのメインストリート、サント・カトリーヌ通りの昼と夜。ニューヨークで言えば5番街にあたる目抜き通りだ。アイマックス劇場の入った建物や、ブランドもののショップ、レコード店(HMV)などが建ち並ぶ繁華街。


★おそらくモントリオールでいちばん大きなスポーツ専門店「sports experts」の昼と夜。ランニング・ウェアやシューズも比較的豊富に揃っている。


★繁華街をちょっとはずれると、オトナ向け風俗店もチラホラ出てくる。


★治安は悪くない都市だが、ほかの大都市と同じく、夜は油断できない。ちょっと中心街を離れると、こんなサイケな壁画もたくさん登場する。


★モントリオールに到着する直前、飛行機の窓から撮った市街地の航空写真。モン・ロワイヤル公園(左上)、旧港の埠頭(右下)もくっきりと見える。


★最後に航空写真をもう1枚。中央の大きな島がサンテレーネ島。その左側がノートルダム島。巨大なジャック・カルティエ橋がセントローレンス川の両岸をつないでいる。

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【旅の写真館】モントリオール(3) モン・ロワイヤル公園とカルティエ・ラタン

2009年09月20日 | 旅の写真館(カナダ編)
モントリオールの名前の由来になったのは、標高232mの小高い丘、モン・ロワイヤル(ロワイヤル山)。そのほぼ全域に広がるのが、モン・ロワイヤル公園だ。

この公園の設計を手がけたのは、なんとニューヨークのセントラルパークと同じアメリカの造園技師。思わぬところで、ニューヨークとの深いつながりを発見。そしてセントラルパークと同様、日中はジョギング、サイクリング、ピクニック、お散歩を楽しむ人々で賑わい、市民の憩いの場となっている。

公園の全域を散策する時間はもちろんないので、今回はとりあえず、ダウンタウンの全景を見渡せるシャレー・ド・ラ・モンターニュ展望台への登頂を目指すことにした。

あとは、ダウンタウンの見どころのひとつ、カルティエ・ラタンのお洒落な街並みを紹介することにしよう。


★展望台を目指して階段を上る。数えなかったけれど、200段くらいあったかもしれない。


★自転車をかかえたり、ジョギングしながら上る人もけっこういる。いいトレーニングになりそうだ。


★シャレー・ド・ラ・モンターニュ展望台に到着。


★展望台から見下ろす、モントリオール中心街。まさに絶景だ。


★展望台からトレイルを10分ほど歩いたところにある十字架。17世紀に「神の加護によって、モントリールの街が洪水から生き延びられた」ことを記念して、この地に木製の十字架が建てられたという言い伝えがある。現在の十字架は1924年に建設。夜になるとライトアップされる。


★地下鉄に乗ってダウンタウン北東部の名所、カルティエ・ラタンに向かう。


★ケベック大学モントリオール校の近く、サン・ドニ通り沿いが「カルティエ・ラタン」。おしゃれなカフェやレストラン、ギャラリーなどが並び、地元フランス系の学生たちで夜遅くまで賑わっている。


★石造りの建物を利用した、お洒落なスターバックス。


★お洒落な街並みの雰囲気に溶け込んだマクドナルド。


★ライブを聴きながら食事のできるブルース・バーから、渋いカントリーの歌声が聞こえてくる。


★ブルース・バーの店先を通りすぎる人々。北米というよりは、欧州を思わせる雰囲気。


★美味しいカナダ・ビールが楽しめそうなビヤガーデン。


★アーティスティックなセンスあふれる壁画が、あちこちの建物に描かれている。


★なにやら、あやしげなタトゥーのお店。


★最後はイタリアンレストランでカーボ・ディナー。スパゲティのメニューが豊富で、なかなかの味だった。

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【旅の写真館】モントリオール(2) 旧市街・ジャック・カルティエ広場周辺

2009年09月19日 | 旅の写真館(カナダ編)
モントリオール旧市街は、徒歩圏内に見どころが集まっており、1日かけて散策するのにちょうどいい。

ノートルダム大聖堂から、マラソンのコースにもなったノートルダム通りを5分ほど歩くと、旧市街のもうひとつの中心、ジャック・カルティエ広場に到着する。ノートルダム通りからセントローレンス河畔にかけて、ゆるやかに傾斜しながら長く伸びる広場には、色鮮やかな花壇が点在し、日中は屋台や大道芸人、似顔絵描きたちで賑わいを見せる。周囲のカフェ、レストランやギャラリーなどもお洒落な雰囲気。

ジャック・カルティエ広場から、モントリオール最古のサン・ポール通りの石畳を北東に歩くと、銀色の屋根がまぶしいボンスクール・マーケットがあり、その隣り合わせには、17世紀に聖マルグリット・ブールジョワが創設したノートルダム・ド・ボンスクール教会がある。こちらも一見の価値ある歴史的な教会だ。


★1804年、もともとはマーケットとしてオープンしたジャック・カルティエ広場。ノートルダム通りからセントローレンス河畔に向かって、細長く伸びている。


★ジャック・カルティエ広場沿いに建つ、旧ネルソン・ホテル。トラファルガー海戦で活躍した英国海軍司令官の名に由来する。


★アイリッシュ音楽を奏でる女性ミュージシャン。大道芸人にもたくさん出会える。


★大道芸人とともに広場の名物になっている似顔絵描き。若い女性やカップルに人気。


★広場からの小さな路地「アーティスト通り」には、所狭しとギャラリーが並ぶ。


★アーティスト通りにあるお土産屋。石造りの建物が中世の雰囲気を感じさせる。


★旧市街最古のサン・ポール通り沿いにあるレストラン。楓の形をした看板が目を惹く。


★銀のドーム屋根がひときわ目立つネオ・クラシック調の建物、ボンスクール・マーケット。1845年に完成。


★ボンスクール・マーケットの内部。クラフトや工芸品の販売店や、アートギャラリーなどが並んでいる。


★1655年、聖マルグリット・ブールジョワによって創建された、ノートルダム・ド・ボンスクール教会。現在の建物は、一度火災で焼失してから、1771年に再建された。


★フランス植民地時代の面影を今に伝える、石造りの祭壇。


★創設者、聖マルグリット・ブールジョワ(1620-1700)の彫像。フランスの信仰深い家庭に育ち、20歳でノートルダム修道会に入会。33歳でモントリオールに渡ってからは、フランス開拓民と先住民の子供たちの教育に力を注いだ。1982年、ヨハネ・パウロ2世によって「聖人」に列せられる。


★創設者の人柄を反映したような、温かみのある雰囲気を醸し出すステンドグラス。


★天井に描かれたフレスコ画。繊細なタッチと色合いが美しい。


★建物内には、聖マルグリットの生涯やフランス開拓時代に関する資料を展示した博物館がある。写真は守護天使ミカエルの彫像。


★博物館には尖塔の上に出るルートもあり、そこから旧市街やセントローレンス河畔も見渡せる。

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【旅の写真館】モントリオール(1) 旧市街・ノートルダム大聖堂周辺

2009年09月19日 | 旅の写真館(カナダ編)
セントローレンス河畔に発展したカナダ・ケベック州最大の都市モントリオール。
1967年に万国博覧会、1976年に五輪も開催されており、その知名度においても、北米有数の大都市と言えるだろう。

モントリオールの歴史は今から367年昔、1642年にさかのぼる。フランス人植民者によって現在の旧市街に建設された小さな村ヴィル・マリーが、この街の原型となった。それ以後、紆余曲折を経ながら、現在でも住民の3分の2を占めるフランス系カナダ人たちが、独自の芸術性あふれる街を構築してきた。17世紀以来の古い街並みが残る旧市街と、近代的な高層ビルの建ち並ぶダウンタウン。その調和のとれた美しさは、まさに北米のパリと呼ぶにふさわしい。

今回は、まず旧市街の心臓部にあたるノートルダム大聖堂とその周辺地域にスポットを当ててみよう。


★旧市街最大の見どころ、ノートルダム大聖堂。1829年建設のネオ・ゴシック様式の重厚な建物。モントリオール出身の歌手セリーヌ・ディオンの結婚式もここで行なわれた。


★大聖堂の正面入口。ここは7000本のパイプを持つ世界最大級のパイプオルガンがあることでも有名。モントリオール交響楽団のコンサートも定期的に行なわれる。


★コバルトブルーのライトに照らされて浮かび上がる黄金の祭壇。その神秘的な美しさは比類がない。


★旧約聖書の大予言者エゼキエル(左)とエレミア(右)の彫像。


★「モントリオールの信仰の母」と呼ばれる聖マルグリット・ブールジョワの壁画。


★1929年、大聖堂落成100周年を記念して作られたステンドグラス。


★大聖堂の前を通りすぎるピンク色の観光馬車。


★ノートルダム通りとサン・ローラン通りの角にある、お洒落なマクドナルド。


★セントローレンス河畔に出ると、遠くにサンテレーネ島の遊園地、ラ・ロンドが見える。手前はジャック・カルティエ橋。


★セントローレンス川を航行するクルーズ船。


★旧港のアレキサンドラ埠頭近くに停泊する大型客船。

(つづく)

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【旅の写真館】ケベックシティ(3) 新市街編

2008年09月01日 | 旅の写真館(カナダ編)

ケベックの歴史を紐解いてみると、美しい街並みに隠されたケベック人の屈折した感情が浮かび上がってくる。1608年のフランス人探検家サミュエル・ド・シャンプランによる植民地建設以来、この地へ移住して来たのは9割以上がフランス人だった。

ところが、18世紀になって勃発した英仏7年戦争の火種が植民地にも飛び火し、1759年の「アブラハム平原の戦い」で、フランス軍は決定的な敗北を喫してしまう。その結果、ケベックは英国領となり、やがてはカナダの一部に組み込まれたままの形で独立することになる。

しかしフランス系カナダ人は、決して忘れていない。事実、「Je me souviens(私は忘れない)」という言葉は、ケベック人の好んで口にするモットーなのだ。この感情が残る限り、いつの日か、ケベック州はカナダから分離独立することになるだろう。

今回の写真館は、歴史的な戦いの舞台となったアブラハム平原の北に広がる、新市街編


★新市街でひときわ目立つ、ケベック州議事堂(Hotel du Parlement)。1877年から1884年にかけて建設された、フレンチ・ルネッサンス様式の建物だ。


★ケベック人に人気のミュージカル「レ・ミゼラブル(Les Miserables)」を上演している劇場。比較的新しい建物の多い新市街ではあるが、19世紀以前からの歴史的建築物も多く残され、街の風景に彩りを添えている。


戦場公園(Parc des Champs de Bataille)の入口に立つ、戦没者の記念碑。フランス軍が英国軍に敗れ、英国の支配に屈することになった「アブラハム平原の戦い」の舞台は、まさにこの地である。


★18世紀当時の軍服と兵器で、英国軍との戦闘を実演するアトラクション。


★400年記念フェステバルの一環として行なわれた、ケベック軍楽隊による演奏会。


★新市街のメインストリート、グランダレ通り(Grande-Allee)にある、おしゃれなマクトナルド。店員もフランス系の美少女たちなので、アメリカや日本の店舗とはまったく雰囲気が違う。所変われば、マクドナルドも変わる。


★地上31階のキャピタル展望台(Observatoire de la Capitale)から見下ろすグランダレ通り。その色鮮やかな美しさは、パリのシャンゼリゼ通りに匹敵すると言われる。


★キャピタル展望台から見た、セントローレンス川と戦場公園の風景。右側の大きな建物は、グランダレ通りにある高級ホテル、ロウズ・ル・コンコルド(Loews Le Concorde)。


【旅の写真館】ケベックシティ(2) 旧市街・ロウアータウン編

2008年08月31日 | 旅の写真館(カナダ編)
ケベックシティの旧市街・ロウアータウンは、城壁の外側からセントローレンス川の河畔に広がる地域。ここはフランスの植民地だった17世紀以来の古い建物も多く、ロマンチックな趣きにあふれている。北米大陸から一歩も出ることなく、ヨーロッパと同じような雰囲気を体験できるという点で、貴重な地域と言えるだろう。

アッパータウンからロウアータウンにアクセスする方法には、シャトーフロンテナックの近くから出ているケーブルカー(フニキュレール)を使うか、徒歩で「首折り階段」を下っていくという2通りのルートがある。


★建物の上方を行き来するのが、アッパータウンとロウアータウンを結ぶ傾斜45度のケーブルカー、フニキュレール(Funiculaire)。わずか数分間の乗車時間だが、広い窓からロウアータウンとセントローレンス川の眺望を楽しむことができる。


★フニキュレールから見下ろした、ロウアータウンの街並み。


★1660年からアッパータウンとロウアータウンを結ぶ役割を果たしている急傾斜の階段。落ちると首が折れそうになる、ということから首折り階段(Casse-Cou)と呼ばれる。


★首折り階段の途中にあるブティック。子供たちとエルフ(妖精)のコンビネーションが可愛い。


★北米で最も古いショッピング街と言われる、プチ・シャンプラン通り(Rue du Petit Champlain)。
おしゃれなブティック、カフェ、レストラン、アートギャラリー、スーヴェニアショップなど、約50軒が並んでいる。色とりどりの看板を眺めているだけでも楽しい。


★1608年にサミュエル・ド・シャンプランが初めて植民地住居を建てたケベック発祥の地、ロワイヤル広場(Place Royale)に、白い馬車で花嫁が到着する。どうやら子連れ結婚らしい。


★花嫁を出迎える、勝利のノートルダム寺院(Eglise Notre-Dame-des-Victoires)の神父。ここは北米最古の石造教会として知られている。


★ロワイヤル広場の中央にあるフランス国王ルイ14世(Louis XIV)の胸像。「太陽王」は、ケベック人にとっても神様的存在らしい。


★1999年10月に落成した、ラ・フレスク・デ・ケベコワ(La Fresque des Quebecois)。ご覧の通り、見上げるような高さにまで描かれた巨大なフレスコ画で、ロウアータウンの新しい名所になっている。


★フレスコ画の拡大図。中央に立つ人物がケベックシティの生みの親、サミュエル・ド・シャンプラン。芸術家たちは、この420平方メートルのキャンバスに、ケベックの歴史と生活のすべてを表現しようとした。