アメリカの地理的中心地に位置し「Heart of America」と呼ばれるカンザスシティ。『オズの魔法使い』の故郷でもあり、以前から興味を持っていたが、郊外の街オレイサで開催されるオズ・マラソン参加のタイミングで、ついに初訪問が実現した。
カンザスシティのメトロポリタン・エリアはカンザス州とミズーリ州にまたがっており、市の中心部はむしろミズーリ州側となる。見どころは大きく分けて3つ。ナイトライフの中心地Power & Light地区を含むダウンタウン・エリア、世界最大のグリーティングカード会社Hallmarkのあるクラウンセンター、そしてカンザスシティ随一の名所として名高いカントリークラブ・プラザ地区である。
それぞれの地区はメトロバス(1回1ドル50セント) でつながっており、代表的な見どころだけなら車がなくても回れる。アメリカの地方都市の中では、比較的観光しやすい街といえるだろう。
カントリークラブ・プラザは1922年に作られたアメリカ最古のショッピングモールで、地元では単に「The Plaza」 と呼ばれる。スペインのセビーリャを街並みをモデルにしており、15のブロックエリアはスペイン建築で統一。このエリアに150軒を越える質の高いショップとレストランが並んでいる。
さらに「The Plaza」を特徴づけているのが、あちこちに彫刻と噴水が置かれていることである。ショッピングのみならず芸術鑑賞をも楽しんでいるうちに、いつのまにかアメリカにいることを忘れ欧州の街を歩いているような感覚になってくる。ニューオリンズのフレンチクウォーターのような「疑似欧州体験」ができるというのが魅力だ。
そして、 カンザスといえば欠かせないのが『オズの魔法使い』グッズ。そして極上のバーベキューソース。ローカル風味あふれるお土産は「Rally House」と「The Best of Kansas City」の各店舗で入手できる。
★壁の3面に時計のあるスペイン様式のクロック・タワー。
★大型書店ブランド、Barnes & Nobleが入っている建物。
★「The Plaza」のあちこちに掲げられたオールスター・ゲームのフラッグ。2012年のMLBオールスター・ゲームは地元カンザスシティ・ロイヤルズの本拠地カウフマン・スタジアムで開催される。
★セラミックの壁に描かれた3枚の闘牛図。
★「The Plaza」内に数多く置かれた彫刻のひとつ、海神ネプチューン。3匹のシーホースの鼻の穴から噴水が吹きあがるようになっている。
★果実の女神ポモナ。こちらも噴水とのコラボレーション。
★小鳥とたわむれる子供たちの彫刻。風光明媚なブラッシュ・クリークを見下ろす土手近くに置かれている。
★手回しオルガン弾きの彫刻。かつて「The Plaza」内で演奏していたプレイヤーらしい。肩に乗せているのは同胞のサル。
★ローカルなお土産を扱う「Rally House」。MLBカンザスシティ・ロイヤルズのオフィシャルショップでもある。
★青を基調にしたロイヤルズのユニフォーム。殿堂入りの名選手ジョージ・ブレットを擁し1985年のワールドシリーズを制した当時は「青い竜巻」と恐れられた強豪チームだったが・・・
★こちらは女性向けTシャツだが、なかなかデザインがいい。
★ロイヤルズの帽子。チェック柄などは、なかなかのお洒落。
★「Rally House」はオズ関連のアイテムも豊富。こちらはTIN MAN(ブリキ男)の心臓をかたどった「ハート・クロック」と、オズのメイン・キャラクターが描かれたマウスパッド。
★本のしおり、シール、キーホルダー等々、小物も多く揃っている。
★魔女とその手下フライング・モンキーが睨みを利かせるミニ・フィギュアも。
★「Rally House」で入手したエコバッグとTシャツ。
★クラウンセンターのお土産屋「The Best of Kansas City」(「The Plaza」内にも店舗あり)。ここもオズ・グッズを扱っている。
★クラウンセンター内の噴水。夏ともなれば子供たちの遊び場となる。
★クラウンセンターにある神秘の青い噴水。オズの住民の好む色「青」にこだわりを見せるのが、いかにもこの街らしい。
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