4月7日(土曜日)、「Scotland Run 10K」に参加。スコットランド文化を紹介する「タータン・ウイーク・ニューヨーク」のイベントの一環として、毎年行なわれる大会である。晴天で華氏42度(摂氏6度)。昨年の秋以降、出場するレースはことごとく天候に恵まれているが、今回も絶好のコンディションとなった。
セントラルパークのウエストドライヴ63丁目付近から時計回りに1周するコース。自分としては、最初の1マイルでいきなりノースヒルに直面する102丁目スタートの反時計回りのコースよりは、こちらのほうが好ましい。
Mile 01: 7分41秒
Mile 02: 7分34秒(15分15秒)
Mile 03: 7分24秒(22分39秒)
Mile 04: 7分44秒(30分23秒)
Mile 05: 7分17秒(37分40秒)
Mile 06: 7分16秒(44分56秒)
黄色コラル(青、赤に続く3番目のコラル) からスタート。多少混雑しているものの、今年1月の10Kレースよりはマシな状態で、周囲のランナーもほぼ自分と同じペース。前半は10Kというよりハーフマラソンのつもりで80%の出力で走り、後半の勝負どころで100%に持っていく作戦。スピードよりも「制球力」を意識してレースを進めていく。
最初の1マイル目は7分40秒台。2マイル目で7分30秒台に上げる。
時計回りコースの場合はノースヒルのようなキツい上り坂はなくなるものの、断続的なアップダウンは相変わらず存在するので、ペースを保つのは決して楽ではない。
3マイル目では体が温まってきたのか7分20秒台まで上がる。
正念場は4マイル目。調子が悪い時期だと8分以上かかってしまうことも多い難所なので、できるだけ粘りながら最小限のペースダウンにおさえていく。今回のレースではキルトのスカートをはいたNY中毒患者のRFさんが終始視界の前方にいて、はからずもペースメーカーの役割を果たしてもらった。
7分44秒。予想通り落ちたものの、無難に乗り越える。
比較的平坦な5マイル目からは90~100%の出力にペースアップ。
反時計回りの時は上りだった猫坂が、ここでは下りになる。
7分17秒。前半抑えたレース展開が功を奏し、計算通りに上がってきた。
この時点で46分台でのフィニッシュは確実という状況。あとは自己ベストの46分35秒にどこまで近づけるか? あるいは少しでも上回ることができるか? 手に汗握る勝負になってきた。
6マイル目。一度見失ったRFさんを再び視界にとらえて最後の追い上げを試みる。
断続的にダッシュを繰り返して7分16秒。
6マイル地点を過ぎてから0.2マイル先のゴールまで微妙な上り坂があり、最後の最後まで楽をさせてくれないコースだが、渾身の力をふりしぼり、ゴールゲイトに向かって力走!
自己ベストに届いたか? 届かなかったか?
まさに秒単位の闘いでフィニッシュラインを通過した。
ゴールの瞬間、手元の時計を止め、表示された数字を見る。
3秒・・・3秒上回っている・・・
そして、あとで確認したオフィシャルサイトでも同じタイムが記録されていた。
Finish Time 46分32秒(7:31/mile、AG Grade 68.17%) 。
自己歴代1位!
な・なんと、2008年4月のScotland Run以来4年ぶりに10Kの自己ベストを更新!
一時は50分を切るのも厳しくなり、半ばあきらめかけた種目だったが、まだ成長の余地が残っていた・・・ということだろうか。
わずか3秒差なので、スピードが段違いに速くなったわけではない。
どちらかといえば、レース運びの進歩というか、制球力の差で上回ったように思える。
実は最近、練習方法も変えているところがあり・・・詳しくは後日に譲ることにして、その成果がフルやハーフの長距離種目だけではなく、10Kのような短距離種目にも現われてきたということは特筆していいかもしれない。
ともかく2週間後のオズ・マラソンに向けて、いい刺激になった。
★レース前にスタート地点に向かって行進するバグパイプの楽隊。
★レース後のステージで演奏する民族色豊かなスコティッシュ・バンド。
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