375's ROAD TO BOSTON/ゴールは虹の彼方に

米国在住ランナーの究極目標「ボストンマラソン」とアメリカ50州制覇を目指す人生の旅日記。

マラソン大会予定

◆2015年1月18日 HOUSTON MARATHON(TX州=2年連続2回目) ◆2015年4月20日 119TH BOSTON MARATHON(MA州=3年連続3回目) ◆2015年10月4日 TWIN CITIES MARATHON(MN州=初出場/米国26州目)

【旅の写真館】エディンバラ(4) その他の見どころ

2009年06月15日 | 旅の写真館(欧州編)

今回のエディンバラ滞在は3泊。そのうち1日はマラソン大会だったので、正味2日で観光、という強行軍だったが、そのわりには、リストアップしていたほとんどの名所をまわることができた。滞在ホテルがロイヤル・マイルのすぐ近くで、ロケーションに恵まれていた、というのもよかったのだろう。

5月30日(土)の午前中、マラソンのゼッケンを受け取ったあと、最初に訪れたのが新市街の東側にある小高い丘、カールトン・ヒル(Calton Hill。その頂上に立つと、エディンバラ市街から遠く北海(The North Sea)に至るまでの絶景を見渡すことができる。

お昼過ぎからは、前の記事でも紹介したようにロイヤル・マイルのパレードを見物したり、旧市街・新市街の名所を散策したりして過ごしたが、ほかに忘れてはならない名所としては、「スコットランド版忠犬ハチ公」と呼ばれるグレイフライヤーズ・ボビー(Greyfriars' Bobby)にまつわるメモリアルがある。

グレイフライヤーズ・ボビーは、主人の死後も、その墓に14年間にわたって通い続けたスカイテリア種の犬で、その忠誠心がエディンバラ市民の感動を誘い、銅像にまでなってしまった。エディンバラ城にも犬専用の墓地があったし、伝統的に犬を人間並みに大切にする習慣があるらしい。


★カールトン・ヒルの頂上に建つナショナル・モニュメント。アテネのパルテノン神殿を模して、ナポレオン戦争の戦没者記念碑として建設が始まったが、途中で予算不足になり、未完のまま残されてしまった。


★カールトン・ヒルに残るもうひとつの歴史的建造物、旧天文台。ドーム型の屋根が特徴的。


★カールトン・ヒルからエディンバラ城方面を見渡す。中央に見える時計台の時刻は、正確な時刻よりもわざと4分間進めているらしい。市民生活にゆとりを持たせるための知恵だろうか。


★カールトン・ヒルから北海方面のフォース湾を一望する。


★新市街の街並み。遠く画面の中央に、全長1マイルのフォース鉄橋が見える。


★カールトン・ヒルの近くにある墓地。戦死したスコットランド系アメリカ人の記念碑(銅像の立つ石碑)もある。


★グレイフライヤーズ・ボビーの銅像。毛足の長いスコッチテリア種。


★銅像のすぐ近くにある、グレイフライヤーズ・ボビーズ・バー。


★グレイフライヤーズ・アートショップ。犬にちなんだ美術品も多数?


★グレイフライヤーズ教会にある忠犬ボビーの墓。すっかり観光名所となり、供え物が絶えない。


★グラスマーケット通りにあるパブ、ラスト・ドロップ。昔の処刑場に位置することから、この名前になったとか。


★エディンバラの玄関口、ウェイヴァリー駅。プラットホームは21番まであり、毎日数多くの電車が発着する。


★インヴァネスを出発し、エディンバラを経由、終点はロンドンまで走るナショナル・エクスプレス。乗り心地、外観ともに素晴らしく、鉄道の旅を満喫できる。

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【旅の写真館】エディンバラ(3) 英国文学ゆかりの名所を訪ねて

2009年06月14日 | 旅の写真館(欧州編)
エディンバラは文学の都とも言われる。18世紀の後半から現代にかけて、この街で活躍した代表的な作家をあげるとすれば、「蛍の光」として知られるスコットランド民謡を発掘・アレンジし、世界に広めた農民詩人ロバート・バーンズ(1759~1796)、「アイヴァンホー」などの歴史小説で有名なウォルター・スコット(1771~1832)、「宝島」や「ジキル博士とハイド氏」の作者ロバート・ルイス・スティーヴンソン(1850~1894)、名探偵シャーロック・ホームズの生みの親コナン・ドイル(1859~1930)、そして、ハリー・ポッター・シリーズがベストセラーになったJ.K.ローリング(1965~)と、豪華な顔ぶれが並ぶ。

これだけの作家が揃うのは、日本では古都・鎌倉くらいではあるまいか。鎌倉で育った者としては、そういう意味でもスコットランドの古都エディンバラに親近感が湧く。やはりこの街には、どこかに作家の創作力を刺激する要素があるのだろう。

奇しくも、今年がロバート・バーンズの生誕250周年、コナン・ドイルの生誕150周年というメモリアル・イヤーに当たる。これを機会に、もう一度若い頃のように、本を読みあさってみたいという気持ちになってきた。


★ハリー・ポッターの作者J.K.ローリングが常連のカフェ、エレファント・ハウス。


★窓の一角には、「ハリー・ポッター生誕の地」という看板も。


★中のインテリアは、その名の通り「象づくし」。像にまつわる絵や写真や置物がふんだんに飾られている。


★像の形をした椅子。戸棚の中にも象グッズのコレクションがいっぱい。


★J.K.ローリングがハリー・ポッター・シリーズの第1作「ハリー・ポッターと賢者の石」を書き上げたニコルソン・ストリートに面するカフェ。現在はブラック・メディスンという名前になっている。


★「J.K.ローリングがこの建物の1階でハリー・ポッターの初期のいくつかの章を書きあげた」と説明する、プチ・メモリアル。


★新市街の東側に立つ、コナン・ドイルの銅像。


★コナン・ドイル像と道を隔てた向かい側には、コナン・ドイルという名前のパブもある。


★「ジキル博士とハイド氏」のモデルになった実在の人物、ディーコン・ブロディの名を冠したレストラン。昼は市民の尊敬を集める役人、夜はギャンブル好きの強盗だったという。


★ディーコン・ブロディにちなんだもう一つの名所、ディーコンズ・ハウス・カフェ。巨大な手が怖い。


★ロイヤル・マイルから少し奥に入ったところにある、作家博物館(The Writer' Museum)。ロバート・バーンズ、ウォルター・スコット、ロバート・ルイス・スティーヴンソンの3人を記念して建てられた。


★左からロバート・バーンズ、ウォルター・スコット、ロバート・ルイス・スティーヴンソンの彫像。


★ウォルター・スコットの居間を再現。テーブルについているのは、スコットの語る物語を筆記する助手。


★プリンセズ・ストリートに建つ、高さ61メートルのスコット・モニュメント。作家の記念碑としては、世界最大。


★スコット・モニュメント内にある、ウォルター・スコットの銅像。彼の歴史小説が後世に与えた影響は大きい。

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【旅の写真館】エディンバラ(2) ロイヤル・マイル

2009年06月13日 | 旅の写真館(欧州編)

エディンバラ城(Edinburgh Castle)から東に向かって伸びる道は、ロイヤル・マイル(Royal Mile)と呼ばれる。その名の通り長さ1マイルの目抜き通り。東の果てには、英国王室の宮殿として現在も利用されているホルリードハウス宮殿(The Palace of Holyroodhouse)がある。

ロイヤル・マイルは1本の道であるが、東に行くにしたがって下り勾配になり、名前が変わる。城に近いほうから、キャッスル・ヒル(Castle Hill)、ローンマーケット(Lawnmarket)、ハイ・ストリート(High St.)、キャノンゲート(Canongate)となり、それぞれ微妙に雰囲気が違ってくるのが面白い。


★ロイヤル・マイルを散歩する人々。石畳の道と古色蒼然とした街並みが、歴史を感じさせる。


★おしゃれなカフェが軒を連ねるロイヤル・マイルの中心区域、ハイ・ストリート。


★人気のカフェのひとつ、オールウェイズ・サンデー。白を基調としたインテリアがモダンな雰囲気を醸し出す。


★土曜日の昼下がり、突然パレードが始まった。


★石畳の道を行進する鼓笛隊。旅行先の観光地でパレードに出くわすのは、昨年8月のケベックに次いで2度目。城下町の目抜き通りというシチュエーションも共通している。


★小学生(?)の鼓笛隊も行進。結局、何のパレードかわからなかったが、別名フェステバル・シティと呼ばれているエディンバラなので、1年中何かのお祭りをやっているに違いない。


★あちこちに軒を構えるギフトショップの定番は、やはりキルト製品。


★大人向けから子供向けに至るまで、まさにキルトの宝庫。民族楽器バグパイプも売っている。


★ファンシーな衣類や小物を揃えたおしゃれなブティック、「Top Cat」。仮装ランにも使えそう?


★エディンバラ城に近いキャッスル・ヒルにあるスコッチウィスキー・エクスペリエンス。スコッチウィスキーの歴史、特徴、製造法など、すべての秘密が明かされる。


★ロイヤル・マイルの中心に建つ巨大なゴシック様式の教会、聖ジャイルズ大聖堂。左側の手前には、スコットランドにおける宗教改革の旗手、ジョン・ノックスの像が立っている。


★聖ジャイルズ大聖堂の説教台(左側)。ここでジョン・ノックスが宗教改革のスピーチを行なったのだろうか。


★聖ジャイルズ大聖堂の隣りにあるネッシー関連のアトラクション、「3D ロッホ・ネス・エクスペリエンス」。ネッシー探索の歴史を、立体映像で楽しめる。


★エディンバラ名物ゴースト・ツアーの看板。中世の衣装を着たガイドが墓場などの幽霊スポットに案内する。


★人形や模型など、古くなった子供のコレクションを集めた、子供博物館(Museum of Childhood)。ひとつひとつは取るに足らない「ガラクタ」なのだが、たくさん集めると立派な博物館ができあがる、という見本。


★ハイ・ストリート1番地にあるパブ、その名も「世界の終わり(The World's End)」。


★壁に記された「世界の終わり」の由来。16世紀のエディンバラは、この店のあたりが東の果てだったらしい。


★ロイヤル・マイルの東の終点近くにあるクイーンズ・ギャラリー。英国王室のコレクションを展示している。


★ロイヤル・マイルの東の果て、ホリルードハウス宮殿。現在でも英国王室が所有しているため、王室関係者が滞在している期間は、内部は見学できない。この時は閉まっていたので、おそらく誰か重要な人物が滞在していたのだろう。


★ロイヤル・マイルでよく見かけるバグパイプ奏者。鄙びた音色が独特の情緒を醸し出す。

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【旅の写真館】エディンバラ(1) エディンバラ城

2009年06月11日 | 旅の写真館(欧州編)
5月29日(金)、インヴァネスから朝7時50分発の電車に乗り、11時過ぎにエディンバラに到着。インヴァネス滞在時は、どちらかといえば曇りモードの涼しい気候だったが、エディンバラに着いてからの週末は、ほぼ快晴。最高気温も22℃を越え、絶好の観光日和となった。

最初に訪れたのは、生きているうちに一度は見ておきたいと思っていたエディンバラ城(Edinburgh Castle。スコットランドを代表するランドマークであるばかりでなく、世界でも指折りの名所だ。このエディンバラ城を含め、中世以来の歴史を誇るエディンバラの旧市街全域、そして19世紀の都市計画によって建設された新市街全域が、ユネスコの世界遺産に指定されている。まさに街全体が文化遺産そのもの、という究極の観光地である。

エディンバラ城は、日本語のオーディアツアーでまわると、歴史的背景の解説も含めてたっぷり楽しむことができる。西洋史が好きな人ならば1日いても飽きないほどだが、おもな見どころをざっと見てまわるだけでも、2時間は必要だ。


★毎年100万人以上の観光客を集める世界屈指のランドマーク、エディンバラ城。入口を前にして、記念撮影をする人たちであふれている。


★橋を渡り、スコットランドの独立に貢献した2人の英雄、ウィリアム・ウォレス(右:映画「ブレイブハート」の主人公)とロバート・ブルース(左:スコットランド王ロバート1世)の銅像が安置されたゲイトハウスをくぐる。


★1573年に築造された城門。その内部には落とし格子門が見える。


★6つの砲列からなるアーガイル砲台。オリジナルは1715年にアーガイル公爵2世の名にちなんで建造された。現在残されている大砲は、1810年のナポレオン戦争時に造られたもの。


★毎日午後1時(日曜日、グッドフライデー、クリスマスを除く)に発砲されるワン・オクロック・ガン。エディンバラ市民は、この音を合図に腕時計の時刻を合わせるという。


★17世紀に国王チャールズ2世の命を受け、城の再要塞化が行なわれた際に建設されたフッグス・ゲート。


★エディンバラ城内で最古の建築物、セント・マーガレット礼拝堂。その歴史は1130年頃までさかのぼる。


★セント・マーガレット礼拝堂の内部。国王デイヴィッド1世が亡くなった母親マーガレットに捧げたことから、この名で呼ばれる。王家の私的礼拝堂として、結婚式などの宗教行事に使用されてきた。


★1457年に、国王ジェームズ2世の姪の夫フィリップ公爵から寄贈された重さ6トンの大砲、モンス・メグ。発射される砲弾も、150キロというケタはずれの重さ。


★1540年代に建造されたフォアウォール砲台。壁の上にある鉄製バスケットは、緊急時に警告の「のろし」を発するために利用された。


★16世紀後半に建造されたハーフムーン砲台。最も攻撃を受けやすい東側正面に位置し、メイン高所防塞壁としての役割を担っていた。


★城の中枢部に位置する中庭、クラウン・スクエア。広場の四辺を囲んで、ロイヤル・パレス(右)、スコットランド国立戦争記念館(左)、グレート・ホール(背後)などの重要な建物が並んでいる。


★1430年代に建造された王族の住居、ロイヤル・パレスの入口。王宮内には、スコットランド女王メアリー・スチュワートがジェイムズ6世を産んだ有名な「メアリー女王の部屋」がある。また、隣接するクラウン・ルーム内には、スコットランド王の即位に用いられる3種の宝器(王冠、笏、御剣)と「運命の石」(スコットランド王が即位式の時に座ることになっている石)が安置されている。


★城内で最も大規模な広間、グレート・ホール。1511年に儀式用の広間として建設され、一時期は軍事用の兵舎にもなったが、1880年代にオリジナルの壮麗さを取り戻す形で大改修された。


★フランスとの7年戦争から使用された捕虜収容所。1763年の戦争終結時までに、少なくとも500人以上の捕虜が収監された。


★脱走を企てた捕虜は、地下の牢獄に閉じ込められる。


★軍の規律を破った兵士が収容された独房。ビジネスホテルのシングル・ルームくらいの広さ。


★犬専用の墓地、ドッグ・セメタリー。連隊のマスコット犬や将校たちの飼っていた愛犬がここに眠っている。


★アーガイル・タワーの内部。このタワーは1887年に城門(落とし格子門)の最上部に取り付けられた。


★1746年に建造された火薬庫。現在はカフェになっている


★入口の手前、堀に架けられた橋を背景にして記念撮影。


★キャッスル・ロックの頂上に建つ、エディンバラ城。このキャッスル・ロックは古代から「ディン・エイデン(丘の上の要塞)」と呼ばれ、それが「エディンバラ」の語源となった。


★プリンセズ・ストリート・ガーデンズから見た難攻不落のエディンバラ城。どこから眺めても、絵になる名城だ。

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【旅の写真館】ネス湖(2) ドロムナドロケット村

2009年06月08日 | 旅の写真館(欧州編)

アーカート城でたっぷりとネス湖の神秘を味わった後は、そこから歩いて40分ほどに位置するドロムナドロケット村(Drumnadrocht)に向かう。バスをつかまえれば5分で行けるが、ネス湖周辺の大自然を肌で実感するには、あえて時間をかけて散策するほうがお勧めだ。都会では決して体験することのできない、澄み切った神聖な空気がそこにある。

時間が止まったような、のどかな農村ドロムナドロケット。この村を有名にしているのは、ネッシーをテーマにした2大アトラクションの存在である。

2つのアトラクションのうち、ロッホ・ネス・ロッジ・ホテルと隣接している施設がネス湖モンスター・ビジターセンター(The Original Loch Ness Monster Visitor Centre )と呼ばれ、紀元6世紀から昨今に至るまでのネッシーの目撃写真や研究資料などを展示している。もうひとつの施設、ネス湖エキシビジョン・センター(The Loch Ness Exhibition Centre)は、かつてドロムナドロケット・ホテルだった建物を改造。最新のテクノロジーを駆使した5つのシアターで、ネス湖の謎に迫るドキュメンタリー映像を見ることができる。


★おしゃれなカフェの立ち並ぶドロムナドロケット村のメインストリート。


★バス停の近くにある、おしゃれな雰囲気の郵便局。


★郵便局からゆるい坂を上ると、そこがネス湖モンスター・ビジターセンター。


★ビジターセンターの入口では、巨大なネッシーの像が来訪者を待ち構えている。


★ビジターセンターの敷地内の池で遊ぶ、2匹のプチ・ネッシー。


★紀元565年、ネス湖を訪れたキリスト教の伝道師聖コロンバが謎の怪物に遭遇した様子を伝える記録。これが、以後1500年にわたって語り継がれるネッシー伝説の原点となった。


★ビジターセンターの裏手にあるもうひとつの施設、ブレイブハート・センター(The Braveheart Centre)。スコットランドの歴史に関する展示物を見ることができる。


★祖国スコットランドの独立のために闘った英雄サー・ウィリアム・ウォレス。彼の生涯は「ブレイブハート」のタイトルで映画化され、1995年度のアカデミー作品賞を受賞した。


★モンスター・ビジターセンターと同じ通りにある、もうひとつのアトラクション、ネス湖エキシビション・センターとドロムナドロケット・ホテルへの入口。


★かつてホテルだった建物をそのまま利用している。


★現在のドロムナドロケット・ホテル。このホテルのマネージャーMrs. Mackayは、ネッシーの目撃体験がある。


★ネッシー・グッズのほか、豊富なキルト製品なども手に入るネッシー・ショップ。


★膨大なネッシー・グッズの数々。在庫の豊富さでは、ここを凌ぐショップはなさそう。


★地元では最も多く見かける、キルトの帽子をかぶったグリーン・ネッシー。


★定番のグリーンに次いで、ピンク色のネッシーも大人気。

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【旅の写真館】ネス湖(1) アーカート城周辺

2009年06月07日 | 旅の写真館(欧州編)

5月28日(木)、その日は生まれて始めて、あの有名なネス湖(Loch Ness)を拝む日となった。インヴァネスのバス・ステーションを朝9時30分に出発するフォート・オーガスタ行きのバスに乗ると、市街地を抜けて5分もたたないうちに、左手に緑の森と濃紺色の湖が見えてくる。あれがネス湖か。期待に胸が高まってきた。

10分ほどで、最初の目的地アーカート城(Urquhart Castle)のバス亭に着く。まずはヴィジターセンターへ。ここで入場料(£7.00)を払い、地下への階段を降りて行くと、そこにはアーカート城にまつわる展示物とショップがあり、奥のミニシアターではイントロダクションのビデオを上映していた。このヴィジターセンターを抜けると、眼前にアーカート城とネス湖の絶景が広がる。

1230年に築城され、スコットランド軍の拠点となったアーカート城。黄金の日々はイングランド軍に包囲された1296年までしか続かなかった。それ以後は度重なる戦争の舞台となり、最終的には1692年、廃墟となったアーカート城はそのまま打ち捨てられてしまうのである。

数奇な運命に翻弄されたアーカート城は、奇しくも近代のネッシー伝説で再び歴史の表舞台に復帰。今やハイランド地方髄一の観光名所として人気を集めるまでになった。


★ヴィジターセンターの看板。夏季(4月~9月)は朝9時30分から夕方6時までオープン。イントロダクションのビデオは日本語を含む6ヶ国で聴くことができる。


★ヴィジターセンターを出た展望テラスで最初に撮った写真。廃墟にはためくスコットランド国旗が印象的だ。


★ネス湖を背景にたたずむアーカート城。赤い服を着た女性客とのコントラストが鮮やか。


★白いヨットの浮かぶネス湖の湖面。どこまでも穏やかで静寂に満ちている。


★木陰にボートの姿も見える。ソナーや水中カメラなどの最新機材を備えた「ネッシー・ハンター」かもしれない。


★今は固定された橋だが、昔は堀を渡る跳ね橋になっていた。


★最も保存状態のいいグラント・タワー(Grant Tower)。


★グラント・タワーから見た神秘的な湖面。いかにも何かが出てきそうな雰囲気。


★グラント・タワーから城の中枢部を見下ろす。


★サミット(Summit)と呼ばれる城の頂上部に、スコットランド国旗がはためいているのが見える。


★サミットに作られた階段。このお城の散策は、けっこういいエクササイズになる。


★アーカート城の復元図。このまま残っていれば、さぞかし立派なお城だったろうと想像される。


★手前の縞模様を着た人が、この城の守衛。気軽に記念写真に応じている。


★というわけで、自分も1枚。


★アーカート城からドロムナドロケット村へ行く途中で撮影したネス湖。羊の群れとの対比が美しい。

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【旅の写真館】インヴァネス ~ネス湖観光の拠点~

2009年06月06日 | 旅の写真館(欧州編)

5月26日(火)午後7時50分、ニューアーク空港を飛び立ったコンティネンタル航空36便は、英国グリニッジ標準時の27日(水)午前7時30分頃、定刻よりもやや早くエディンバラ空港に到着。空港からエディンバラ市内へのアクセスは、「Airlink」のエクスプレス・シャトルバス(片道£3.50)を利用し、約30分で、市内中心部のウェイヴァリー駅に降り立った。

今回の旅のルートは、まずここからネス湖観光の拠点インヴァネスに行って2泊し、その後エディンバラに戻って3泊という日程。まずはウェイヴァリー駅の構内でカフェを飲みながらひと休みし、11時35分発インヴァネス行きの電車「First Scot Rail」に乗る。

窓から見る田園地帯の景色が美しく、実に快適な旅。スターリング、パース、ピトロッホリー、アヴィモアなど、機会があれば途中下車してみたい魅力的な街々を通過し、約3時間40分ほどで、インヴァネスに到着。すでに午後3時を回っていたので、この日は市内を散策し、翌朝のバスでネス湖に向かうことになった。


★インヴァネス駅前広場。駅と隣接している右側の建物は、1859年創業のロイヤル・ハイランド・ホテル。


★駅前通りの向かい側にあるヴィクトリアン・マーケット。ローカル色豊かなショップがたくさん入っている。


★ヴィクトリアン・マーケット内にあるスコットランドの民族楽器バグパイプの店。


★鉄道駅の近くにあるバス・ステーション。ネス湖方面に行くバスは2番の停留所から出ている。


★インヴァネスで最も賑やかな目抜き通り、ハイ・ストリート(High St.)。


★中世の街並みに溶け合う、おしゃれなマクドナルド。


★ハイ・ストリート裏側の町並み。歴史あるハイランドの都だけあって、いまだに中世の雰囲気が漂っている。


★市内で最も品揃えが豊富なキルト専門店「Highland House of Fraser」。夏期は夜10時まで営業している。実際この時期の日没は夜10時前後になるので、ちょうど暗くなりかけた頃に閉店というタイミングになる。


★色とりどりのキルトのスカート。値段は£30~70くらいが相場か。


★色とりどりのネクタイ。通勤のおしゃれにも使えそうだ。£10~15くらいで、値段も手頃。


★色とりどりの帽子。£15~20くらい。他にマフラー、ソックス、傘など、見ているだけでも目の保養になる。


★インヴァネス川を見下ろす位置に建つインヴァネス城。もともとの要塞が築かれたのは12世紀だが、現在のお城は1835年に新築されたもので、今も裁判所として使われている。


★1866年に建てられた聖アンドリュー大聖堂。ネス川をはさんで、インヴァネス城の斜め向かいに位置する。


★聖アンドリュー大聖堂の近くにあるストラスネス・ハウス(Strathness House)。このヴィクトリア調の内装がエレガントなホテルで、2泊滞在する。スコティッシュ・ブレックファーストが美味しかった。


★ネス川を上流に向かって散歩。ここからは、まだインヴァネス城が見える。


★さらに上流に行くと、緑の森に囲まれた渓流の世界になる。


★上流に行くにつれて、神秘の度合いが増してくる。この先を数km上れば、いよいよネス湖だ。

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【旅の写真館】 ベルリン(2) 戦勝記念塔~ポツダム広場周辺

2008年10月11日 | 旅の写真館(欧州編)

★ポツダム広場に保存されているベルリンの壁
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1961年8月12日の夜、何者かの手によって、突如ベルリン市内に高さ4メートルを越える鉄筋コンクリートの壁が建設された。そして、1989年11月9日に壁が崩されるまでの約28年3ヵ月、ベルリンは東西に分断され、同じ街が別の支配者、別の国家に所属するという異常事態が続いたのである。

これがどれほど当時の人々を混乱と悲しみに陥れたか。それは、もしも同じ状況が東京やマンハッタンで起きたらどうなるかを想像すれば、容易に理解できるであろう。

現在のベルリンは、かつてそのような壁が存在したとは信じられないほど、平穏である。
ベルリンの壁の崩壊当時は、壁の破片がベルリン土産として人気を博していたようだが、今はそれさえも見当たらなくなった。

遠からず、ベルリンの壁が存在したことすら知らない世代も増えていくだろう。


★高さ67メートルの戦勝記念塔(ジーゲスゾイレ)。19世紀後半、プロイセン帝国時代のドイツが近隣諸国との戦争で勝利した記念に建てられた。頂上に立つ金色の像は、勝利の女神ヴィクトリア。ベルリンマラソンでは、スタート直後の1km以内で、この塔の足元を通過する。


★戦勝記念塔から100番のバスに乗って、ツォー駅へ。ここには1844年開園のベルリン動物園がある。現在約1500種、1万4000匹の動物が生息しているとのこと。


★ツォー駅の近くにある、高さ113メートルのカイザー・ウィルヘルム記念教会。1943年の空襲で破壊されたが、戦争の悲惨さを伝えるモニュメントとして、そのままの姿で保存されている。右側の八角形の建物が1963年に建設された新教会。


★ツォー駅から200番のバスに乗って、ポツダム広場へ。ここは1990年以降、急速に再開発が進んでいる区域。写真は、未来感覚あふれるガラスの城、ソニー・センター


★ソニーセンターに隣接する映画博物館。入口には、鳥を頭に乗せた巨匠アルフレッド・ヒッチコック監督の銅像が立っている。


★家族連れに人気のレゴランド・ディスカバリー・センター。この巨大なキリンもレゴで積み上げられている。


★1963年に完成した、ベルリン・フィルハーモニーの本拠地。かつてはヨーロッパ音楽界の帝王カラヤンが君臨した。現在の音楽監督は英国出身のサー・サイモン・ラトル。


★ポツダム広場の中心にあるヨーロッパ有数の大型ショッピングモール、アルカーデン


★ポツダム広場で出ていた美味しいパンの屋台。右下のポスターの絵がなんともキュート。


★拡大図。


★ドイツのお土産は、カカオの濃度の違うチョコレート。地元のスーパーで買うと安い。

【旅の写真館】 ベルリン(1) ウンターデン・リンデン周辺

2008年10月05日 | 旅の写真館(欧州編)


★高さ114メートルの大天蓋が目印のベルリン大聖堂。道路をはさんで、高さ365メートルのテレビ塔も見える。
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生まれて初めて訪れるドイツの首都ベルリン。マラソン大会も素晴らしかったが、街そのものの美しさと風格にも感動した。今まで住んだり訪問したりした大都市(東京、ニューヨークなど)には、多かれ少なかれ雑然とした騒々しさが感じられたのだが、ここは実に静かなのだ。

もちろん、マラソンの応援にも見られるように、いざとなれば一丸となって羽目を外すこともあるのだが、普段の生活では必要以上に騒ぐことはない。あくまで礼儀正しく、節度をわきまえることを優先する、というドイツ人の国民性が、街の風情にもよく表われているように思えた。

ベルリンは治安も良く、危ない目に逢うことがほとんどないという。住んでいる人たちの道徳水準が高く、まさに非の打ちどころのない大都市だが、あえて難を言えば、日本人マーケットが少なく、日本食を探すのに苦労するところかもしれない。


★今回の旅行で案内役を務めてくれた、ベルリンで語学留学中のKちゃん(右)。ちょうど日本帰国前のタイミングで、マラソン前日の観光に付き合ってもらった。


★人ごみをかき分けてブランデンブルク門にたどり着くと、何やらレースをやっている。実はベルリンマラソンの本番前日に行なわれるミニ・マラソンだった。


★ミニマラソンは距離も短いので、子供もたくさん参加している。本番のベルリンマラソンと同じ直線コース、ウンターデン・リンデンの大通りを走りぬけるランナーたち。


★ウンターデン・リンデン沿いにある、有名なアインシュタイン・カフェ。ウイーン風の優雅な雰囲気と、豊富なコーヒーの種類で人気がある。


★ウンターデン・リンデンの東端に立つ、プロイセン帝国時代の啓蒙君主フリードリッヒ2世の騎士像。14メートルの高さから見下ろす眼光は、異様なほどに鋭い。


名門フンボルト大学のキャンパス。学生向けの古本市(?)が行なわれていた。


★ユネスコ世界遺産に登録されている「博物館の島」のうちの一つ、旧博物館。古代ギリシャを彷彿とさせる18本の柱が整然と立ち並ぶ。


★「博物館の島」の中で、最大の目玉とされるペルガモン博物館。古代ギリシャのペルガモンで発掘された「ゼウスの大祭壇」をはじめ、巨大なスケールの展示物に圧倒される。


★シュプレー川の対岸から見た、「博物館の島」の一つ、ボーデ博物館のドーム。中世以降の宗教彫刻と、ビザンティン芸術のコレクションで有名。


ハッケシャー・ホーフに向かう途中で見かけた色鮮やかな可愛い小物のショップ。


ハッケシャー・ホーフにて。「ホーフ」とは、建物の中庭に面した1階部分に、ショップやカフェ、ギャラリーなどが集まってできた施設のこと。このハッケシャー・ホーフは、ベルリンで最も有名なホーフで、多くの観光客で賑わう名所になっている。


アレキサンダー広場では、ちょうどパン祭り(?)をやっており、パンの出店がたくさん出ていた。こちらは、パン職人たちによるパン焼きの実演。


★旧東ベルリン地区のみを走っている、黄色い路面電車


★夜はKちゃんお勧めのドイツ料理店で、翌日のマラソンに向けての前夜祭。たとえレース前でも、ここはドイツの慣例に従って、ビールで乾杯だ。