アメリカで4番目に人口の多い都市、テキサス州ヒューストンは別名「スペースシティ(宇宙都市)」といわれる。
それは市街地から車で1時間ほど離れた郊外に、かの有名なNASAのジョンソン・スペースセンターという宇宙開発の拠点があるからで、事実そのスペースセンターは現在でもヒューストン観光の目玉となっている。
だからといって、ヒューストンの街が、まさしく宇宙的な素晴らしさに息を飲む場所に違いない・・・という期待を持って訪問すると、肩透かしを食うのは確実だろう。特にビジネスエリアとなっているダウンタウン地区は治安が良くない。近代的なメトロレールが走っている中心街でさえ、夜になると怪しい人影が徘徊する始末である。
基本的に、ビジネスアワーが終わってしまえば、道を歩いている人はほとんどいない。用事があれば車で移動するのが、この街の常識になっているかのようである。そういうわけで、歩いて観光するには、不向きな街ということになろう。
そもそも、現在のアメリカ人たちがNASAの宇宙開発に期待を抱いているとは思えない。アポロ計画は中途半端な状態で終わりを告げ、スペースシャトルは貴重な人命を何人も犠牲にして終了。その成果は?・・・といえば、あまりに機密事項が多すぎて、一般の人たちにはよくわからないのである。
ヒューストンという街がこれからも発展していくことができるかどうかは、案外、宇宙開発以外の分野が鍵を握っているかもしれない。
★ダウンタウンの「PAPPAS BAR-B-Q」で軽くブランチ。開店直後なのですいていたが、ランチタイムはビジネスマンで一杯になるという。今回はヒューストン在住のビズラ姫にお伴をお願いすることになった。
★テキサス最大のカウボーイ・イベントとして毎年3月に開催される「Houston Livestock Show and Rodeo」。期間中は連日ビッグネームのアーティストが出演し、カウボーイやカウガールたちのロデオ・パフォーマンスを楽しむことが出来る。
★テキサス州でナンバー・ワンの高さを誇るJP モルガン・チェイス・タワーの入口前にあるミロの作品。
★JP モルガン・チェイス・タワーの60階にある無料展望台。ここからの眺めはなかなか素晴らしい。1階から直通エレベーターで昇れる。
★展望台から見たダウンタウン水族館。同じ敷地内に観覧車やメリーゴーラウンドもある。
★ダウンタウンから車で20分ほどの、閑静な住宅地にある美術館「メニル・コレクション」。マグリット、エルンストなどのシュールレアリスム系の絵画や、ビザンチン時代の宗教画などのコレクションが見もの。
★車でさらに40分ほど、ガレリア・モールの近くにある「ワイルド・ウエスト・ヒューストン」。
★仕事を終えた人たちが一杯やりながらダンスを楽しむ社交場となっている。
★翌日は徒歩でダウンタウン内の名所を見学。まずはMLB ヒューストン・アストロズの本拠地となっている開閉式ドーム球場「ミニッツメイド・パーク」。2000年に開業した。
★ガラス窓から覗くと、なにやらイベントが行なわれている。
★アストロズ一筋に活躍した名二塁手クレイグ・ビジオ選手。2007年に3000本安打を達成した。昨年の投票ではわずかに足りなかったが、将来の野球殿堂入りは確実視されている。
★球場近くで行なわれるパレードの警備のため、カウボーイ姿で現われた警察官たち。いかにもテキサスらしい光景。
★メトロレールで20分ほど、旧アストロドームの近くにあるウエスタン・ウエアの専門店「Cavender's」。
★ウエスタン・シャツの品揃えが驚くほど豊富。好きな人なら、1日見ていても飽きないかもしれない。
★入口近くにあるカウボーイの彫像がテキサスらしい雰囲気を醸し出す。
★ダウンタウンにあるエンターテイメント施設「BAYOU PLACE」の夜景。バー、レストラン、劇場などが一つの建物に入っている。
★ダウンタウンの劇場街にある駐車場。昼夜問わず、基本的に車で移動する習慣になっているようだ。
ブログ・ランキングに参加しています。
クリックすると順位が上がっていきます。
サウスカロライナ州チャールストンから21マイルの距離にある大西洋岸のリゾート、キアワ・アイランド。
湿地帯を開拓した広大な敷地には世界有数のゴルフデザイナーが設計した5つのコースがあり、その中の「オーシャンコース」は2012年の全米プロゴルフ選手権(PGA Championship)が行なわれた会場としてゴルフ愛好家には広く認知されている。
ゴルフばかりではなく、テニス、サイクリングなどさまざまなアクティヴィティを楽しむことができる、というのが売りなのだが、極めつけはなんといっても毎年12月に開催されるキアワ・アイランド・マラソン。この時期は普段ゴルフをやらないマラソンランナーも多く集まるという点で、フロリダのディズニーワールドリゾートと並ぶ広範囲なポピュラリティを獲得している。
リゾートの中心部にあるサンクチュアリ・ホテルは全米10指に入るほどの豪華さを誇っており、そこに滞在すればVIP気分を満喫できることは請け合いだが、他にもヴィラやプライヴェート・ホーム・スタイルの宿泊施設が点在しており、何台かの無料シャトルバスが敷地内を巡りながらトランスポート・サービスを行なうというスケールの大きさである。
そして何よりも驚いたのがリゾート・スタッフの質の高さ、チームワークの良さで、初日のチェックインの段階から至れり尽くせりだった。このようなサービスを見せられると、やはり「アメリカ人は本気になると凄い」と実感してしまう。
こういう国と戦争をやって勝てるわけがないのである。
★マラソンコースからも垣間見える鮮やかなグリーン。
★サイクリングを楽しめるバイクトレイル。
★無数のアリゲーターが生息する沼地。あちこちでぶくぶくと泡が立っているのが見える。
★海岸近くに建つ高級プライヴェート・ホーム。
★海岸で見かけた海鳥の一種(名称不明。「鳥博士」からの情報求む)。
★海辺にて。沈み行く夕陽を見つめる。
★日没のキアワ・アイランド・ビーチ。
★宿泊したヴィラ。それぞれの部屋に英語名の表札がかかっている。ちなみに自分の部屋は「Joseph」だった。
★リゾートの中心、サンクチュアリ・ホテルの読書室。
★リゾート内のウエスト・ヴィレッジにある「Southern Kitchen」のホームメイド・パンケーキ。
★同じくリゾート内の「Town Center Market」で注文したGRILLED BBQ CHICKEN(バーボンBBQソース味)。
ブログ・ランキングに参加しています。
クリックすると順位が上がっていきます。
地方都市でその地域特有のお土産を探すには、やはり地元のマーケットを訪れるのがいちばんいい。
チャールストンの場合は街の中心部にあるシティ・マーケット。1807年の創業というから、なんと200年を越える歴史になる。
建物も19世紀の雰囲気を色濃く残すクラシカルな造りで、居ながらにして昔の世界にタイムスリップしたような気分になるし、ほとんどの製品が地元業者による手作りなので希少価値があり、それでいて値段は安い。欲しいものが多すぎて、どれを買おうか迷ってしまうほどだ。
シティ・マーケットとともにぜひ訪れたいのが、ダウンタウンに何軒かある南部料理のレストラン。
もともと南部料理は「安い食材でいかに美味しく作るか」 をコンセプトにして発展した庶民の料理なので、味付けに工夫があるし、日本の家庭料理に通じるものがある。
南部特有の「サザン・ホスピタリティ」といわれる心温まるサービスも含め、この街では日頃のストレスを忘れさせる「癒し」を十分に味わうことができる。
★地元サウスカロライナ産のお菓子、調味料、食材などが豊富に揃っている。
★チャールストン製の手作りクッキー、BENNE WAFERS。
★洗練された南部料理店として評判の高い「Magnolias」。
★サウスカロライナのブリュワリー「Thomas Creek」のDockside Pilsnerを注文。さわやかでライトな味。
★当店お勧めのSHELLFISH OVER GRITS(シュリンプ&ロブスター入り、ひき割りトウモロコシのおかゆ)。
★「Magnolias」と同じ通りにあるMarverick Southern Kitchenのチェーン店「Slightly North of Broad」。
★チャルストン髄一の繁華街King St.にある創業40年の老舗「Old Town Grill and Seafood」。
★同じくKing St.にある南部料理店「Virginia's On King」。
★チャールストン産の地ビールPalmetto Amber。コクがあり、苦味が利いている。
★ボリュームのあるスパイシーなジャンバラヤで、レース2日前のカーボ締め。
ブログ・ランキングに参加しています。
クリックすると順位が上がっていきます。
名曲『5匹のこぶたとチャールストン』で知られ、1920年代に一世を風靡したチャールストン・ダンス発祥の地となったサウスカロライナ州のチャールストン。以前から興味を持っていたのだが、ようやく待望の初訪問が実現した。
その17世紀以来の歴史を刻む教会や大邸宅の街並みは「ハネムーンに行きたい街No.1」といわれるほどロマンティックなものであり、アメリカ国内では屈指の観光都市として不動の人気を誇っている。その歴史的遺産の由来をひとつひとつ学びながら散策していくと、いくら時間があっても足りないほどなのだが、一方では奴隷貿易の拠点としての暗い過去を持ち、幽霊伝説にも事欠かないなど一筋縄ではいかない街でもある。
いずれにしても、アメリカ南部のディスティネーションとしては避けて通ることのできない魅力を秘めた街であることは間違いない。
★スウィートグラスのバスケット(手作りで編んだチャールストンの名産品)を露天販売する女性。
★数々の美術館とギャラリーが並んだMeeting St.は「チャールストンのミュージアム・マイル」と呼ばれる。
★白亜の姿がまぶしいセント・ミカエルズ監督派教会(St. Michael's Episcopal Church)。
1761年に建設され、ジョージ・ワシントンもここで礼拝を行なったという。
★チャールストン髄一のエレガントな建物として人気のあるナサニエル・ラッセル邸(Nathaniel Russell House)。
1809年に建設された。
★ダウンタウン南端に位置する緑豊かなバッテリー公園(White Point Gardens)。
★チャールストンの南端を流れるアシュレイ川沿いの舗道を散歩する人たち。ジョギングを楽しむ人も多い。
★色とりどりにペイントされた家が建ち並ぶレインボー横丁(Rainbow Row)。
★1771年に建設された旧商品取引所(Old Exchange Building)。18世紀に最盛期を迎えた貿易港チャールストンの経済的拠点として、あらゆる商品が取引されていた。
★奴隷市場に使われていた建物をそのまま利用した旧奴隷市場博物館(Old Slave Mart Museum)。1862年にリンカーン大統領が奴隷解放令を発布するまで存続した奴隷貿易の悲惨な歴史と、アフリカ系アメリカ人がもたらした文化について知ることができる。
★1712年に船乗り専用の居酒屋として建てられたといわれる「The Pink House」。
現在はアート・ギャラリーになっている。
★フランス系プロテスタント信者によって建てられたフレンチ・ユグノー教会(French Huguenot Church)。
1687年に初代の教会が建設され、 1845年に現在の教会が再建される。
★街のランドマーク的な建物となっているセント・フィリップス監督派教会(St. Philip's Episcopal Church)。
現在の建物は1838年に再建されたもので、灯台としての役割も担っていたという。
★アメリカ最古の劇場のひとつといわれ、今も現役で活躍中のドック通り劇場(Dock Street Theater)。
現在の建物は1809年完成。バルコニーのアイアンレースが目をひく。
★Queen St.にあるギフトショップ「Indigo」。手作りの小物が豊富。
★アート・ギャラリーが建ち並ぶBroad St.の一角。
★チャールストンは「お化けの名所」としても知られる。South Marcket St.にあるOld Charleston Ghost Shopではさまざまな「お化けグッズ」や幽霊に関する書物を取り扱っている。詳しくはこちらのサイトで。
ミルウォーキーで見逃せない名所といえば、もちろんビール工場である。
世界的に有名なのは日本にも輸出されているミラー・ビール。しかしその工場は郊外にあり、市バスを利用すれば行けないこともないのだが、今回は時間の都合で断念。その代わり、ダウンタウンの北方にあって徒歩でもアクセスできる「レイクフロント・ブリュワリー」の工場見学ツアーに参加することにした。
第1回目のツアーは午前11時。事前予約はしていなかったので、少し早めに到着して列に並ぶ。まず7ドルを支払い試飲用のプラスティック製ビールグラスをもらう(ツアー終了後にお土産のビールグラスと交換できる)。ビールグラスには木製のチップが4枚入っている。つまりこのチップを使って合計4杯ビールを試飲できるというわけである。
まず待ち合わせのロビーで最初の1杯。それからガイドの先導で工場内部に入り、ユーモアたっぷりの説明を聞く。途中で試飲コーナーがあり、ここでもう1杯。お客もだんだんノリノリになっていく。写真撮影も自由。ローカルなブリュワリーならではのアットホームな雰囲気で、約1時間にわたるツアーが終わった。そして終了後もロビーで1杯。翌日がレースなのにいくらなんでも飲みすぎだろうと思うくらい、よく飲んだ。
午後からはミルウォーキーのダウンタウンを散歩。ミルウォーキー・リバーの川沿いに建設中のリバー・ウォーク、ドイツの面影が残る名物通り「Old World 3rd Street」など、冷え込んだ気候のせいもあって行きかう人の姿は少なかったものの、なかなかいい雰囲気だった。
寒さの厳しい冬以外の時期であれば、住んでみたい街の一つに入るだろう。
★まずはロビーのカウンターで1杯。季節の地ビールの中から、好きな1杯を選ぶことができる。
★ハロウィーンにちなんだパンプキンエイルと木製のチップ。そして午後6時まで有効のビール券ももらえる。
★ビール工場内部。大がかりな装置にツアー客も驚きの表情。
★工場内部の試飲コーナー。担当ガイド自ら、グラスにビールを注ぐ。
★巨大グラスの前で記念撮影。
★ツアー終了後、立派なロゴ入りグラスをお土産にもらえる。
★ドイツの雰囲気が色濃く残るOld World 3rd Street。
★本場ミュンヘン直輸入のビールが飲めるというOld German Beer Hall。
★75種類ものソーセージを製造・販売しているUsinger's Famous Sausage。
★1938年の創業以来、世界最大級のセレクションを誇るチーズ専門店、Wisconsin Cheese Mart。
★ドイツ料理の老舗として有名なメイダーズ(Mader's)の看板。
★メイダーズの一部となっているKnight's Bar。
★ダウンタウンの北側に位置する閑静な目抜き通り、ブラディ・ストリート。
★ブラディ・ストリートにある有名なイタリア料理店、Mimma's Cafe。
★ミルウォーキー・リバー河畔に建設中の遊歩道、Milwaukee River Walk。
★完成すれば全長数マイルにも及び、格好のジョギング・コースとなるだろう。
★ハロウィーンの魔女もこの地にあってはビールを飲みながら空を飛ぶ。
ウィスコンシン州の中心都市ミルウォーキーは札幌、ミュンヘンと並んでビールの3大名産地として知られる。
そしてドイツ系住民が多いこともあってか、比較的治安も良く、歩きやすい。
空港からはバス(MCTS#80)が出ており、ダウンタウンへのアクセスも便利。
夏のシーズンはミシガン湖畔のレイスショア州立公園を中心とする地域で大小さまざまなフェスティバルが開催され「フェスティバル・シティ」とも呼ばれる人気都市である。
夕方から夜にかけてのイヴニング・ライフも充実している。
特にダウンタウン南東の「ヒストリック・サード・ワード(Historic Third Ward)」と呼ばれる地域は再開発が進んでいるエリアで、赤レンガの建物の中に若者たちに人気のレストラン、ブティック、ギャラリーなどが軒を並べる。その中心になっているのがミルウォーキー・パブリック・マーケット(Milwaukee Public Market)で、ウィスコンシン州ならではのローカル色豊かな名産品を手に入れることができる。
ミルウォーキー到着の初日。EXPO会場でゼッケンを受け取ってから、そのヒストリック・サード・ワード地区で買い物と食事を楽しみ、ダウンタウン中心部のイースト・タウン(East Town)で夜の散歩を楽しんだ。
★ヒストリック・サード・ワード地区の中心となっているミルウォーキー・パブリック・マーケット。
★ウィスコンシン州の名産品の数々。チーズ、ソーセージなどは種類も多く、さすが酪農王国と思わせる。
★メイド・イン・ウィスコンシンのプリッツェル。ビール王国だけあって、おつまみも味わいがある。
★人気の地ビール「レイクフロント・ブリュワリー」の8本バラエティ・セット。これで10.99ドルなのだからお得。
★自家製のビールを楽しめるバー&レストラン、ミルウォーキー・エイル・ハウス(Milwaukee Ale House)。
★あやしげな雰囲気のバー&レストラン、ウィキッド・ホップ(The Wicked Hop)。
★若者が好きそうなポップアートのギャラリーも多い。
★人気ブティック「ANTHROPOLOGIE」の店の前を美ジョガーが通りすぎる。
★イタリア料理店「Third Word Cafe」で注文したバジリコ。レース本番2日前のカーボ食。
★夜のミルウォーキー・リバー。ダウンタウン中心部を南北に流れる。
★イーストタウンにある地元で評判のイタリア料理店「ルイーゼ(Louise's)」。わりと庶民的なお値段。
★定期的にライヴを行なっているリバーサイド・シアター。名の知れた大物も登場する。
ブログ・ランキングに参加しています。
クリックすると順位が上がっていきます。
1951年、クリーヴランドの伝説的DJ、アラン・フリードは当時流行していたアップテンポのリズム&ブルースの音楽に対し初めて「ロックンロール」という言葉を使った。その言葉があまりに的を得たものであったため、またたく間に流行語になり・・・以来「ロックンロール」は20世紀後半の新しい音楽ジャンルとして定着するようになった。
そのことから、クリーヴランドは「ロックンロール発祥の地」 といわれ、1995年には「ロックの殿堂(Rock and Roll Hall Of Fame and Museum)」も開館した。ここにはロックンロールの発展に大きな影響を残し、殿堂入りを果たしたミュージシャンやプロデューサーの記念品が展示されている。殿堂入りの対象となるのはデビュー25年以上を経過したミュージシャンで、もちろん故人が選ばれることもある。
1950年代初期のロックンロール黎明期に活躍したミュージシャンも含まれているため、日本人には馴染みの薄い人も多いが、それだけにアメリカ音楽の奥の深い歴史を一望するには恰好のアトラクションといえるだろう。
★ガラスのピラミッド状の壮大な外観。遠くからでもひときわ目立つ。
★今回の特別展示は1960年代から90年代にかけて活躍したロックバンド「グレイトフル・デッド」の特集。
★トレードマークの白い手袋に支えられた、マイケル・ジャクソンのギター・オブジェ。
★天井から吊り下げられた4台の自動車。
★メインフロアからエスカレーターで地下1階に降りたところからMAIN EXHIBITが始まる。
ここから先は写真撮影禁止だが・・・
★展示物の雰囲気を伝えるオフィシャル・パンフレット。アーティストの愛用したステージ衣装、楽器、レコードなど、貴重なお宝がこれでもかとばかりに登場する。
★1995年6月、開館当日のロックの殿堂。膨大なロックファンであふれかえっていた様子がうかがえる。
★「ロックの殿堂」を離れてダウンタウン中心部のタワーシティ・センター内。
ここにはなんと、ビートルズのギター・オブジェが。
★芸者風ロックンローラー。「異文化交流」をテーマにしていると思われる?
★タワーシティ・センターの南側入口近くにある3つのギター・オブジェ。右端のはどうやらゾウの顔らしい。
★タワーシティ・センター内のスポーツショップ。地元インディアンスのグッズが豊富にそろっている。
★タワーシティ・センター内にあるハードロック・カフェの看板。左に見えるのがMLBクリーヴランド・インディアンスの本拠地プログレッシヴ・フィールド。
★プログレッシヴ・フィールドの入口。クリーヴランドマラソンではちょうど11マイル地点にあたる。
★「火の玉投手」のニックネームで有名な大リーグ史上屈指の剛球投手、ボブ・フェラーの銅像。1930年代後半から50年代前半までクリーヴランド・インディアンスのエースとして活躍した。通算266勝。1962年に野球殿堂入り。背番号「19」はインディアンスの永久欠番となっている。
★通算600本以上のホームランを記録し、殿堂入りが確実視されるジム・トーミ選手。1991年から2002年までインディアンスの中心選手として活躍した。将来は銅像が建つことも約束されている?
★ダウンタウン中心部のパブリック・スクエア内にある「Soldiers and Sailors Monument(兵士と船乗りの記念碑)」。南北戦争の勝利を記念して建てられた。
★マラソン前日のパスタディナー会場となったハイアット・ホテルのアーケード。
★レストランの建ち並ぶ4番街。ダウンタウンの中で、ここだけは夜遅くまで賑っている。
ブログ・ランキングに参加しています。
クリックすると順位が上がっていきます。
カンザスシティのダウンタウンで最も人気があり、地元の若者たちの集まる繁華街。それが2007年に誕生したパワー&ライト地区とよばれるエリアだ。
繁華街とはいってもそこは地方都市。ニューヨークのようにギラギラのネオンが延々と続いているわけではなく、わずか8ブロックの限られた区域にレストラン、ショップ、劇場などの娯楽施設が並んでいる。適度にさびれた雰囲気が、大都会の光景を見慣れている目にはむしろ新鮮に映る。
もうひとつ、夜の名所として忘れてはならないのが、18番街&Vine歴史地区。 その中心となるのがジャズクラブ「The Blue Room」を館内に含むアメリカン・ジャズ博物館だ。カンザスシティは「Bird」というニックネームで知られる偉大なアルトサックス奏者チャーリー・パーカーが生まれ育ち、1930年代には禁酒法を有名無実化させた当時のペンダーガスト市長による庇護もあってジャズが大流行したという歴史があることから、ジャズファンにはゆかりが深い街である。
また、同じ館内にあるニグロリーグ野球博物館も面白い。1947年にジャッキー・ロビンソンがブルックリン・ドジャースに入団するまで大リーグへの参加を禁止されていた黒人選手たちは、ニグロリーグと呼ばれる独自のリーグでプレーを続けていたのだが、当時使用されていたユニフォームなどの展示物を通して、その歴史を知ることができる。
★クラウンセンター方面から見たカンザスシティのダウンタウン。歴史的建造物と近代的なビルディングのコントラストがなかなか美しい。
★ニグロリーグが存在していた当時の看板。カンザスシティのチーム「モナークス(Monarchs)」は屈指の強豪として知られ、通算25回ものワールドチャンピオンに輝いた。
★カンザスシティ到着初日に訪れたレストラン「Gordon Biersch」。欧州からの輸入ビールのほか、地元で評判の地ビール「boulevard」なども楽しめる。
★全米14都市に点在するエンターテイメント・バー「Howl At The Moon」。こちらは昼の光景。
★夜を迎えた「Howl At The Moon」。いかにもオオカミの遠吠えが聞こえてきそうな雰囲気だ。
★ダウンタウンの繁華街「Power & Light地区」の入口にある青いネオン。
★ナイトライフの中心「Living Room」の会場。3人のカウボーイ&カウガールのネオンが印象的。
★カンザスシティで最も人気があるといわれる映画館「AMC Main Street」。
★18番街&Vine歴史地区のネオン。かつては60軒以上のジャズクラブで賑わったという。
★現在も週4回のジャズライヴが行なわれる「The Blue Room」。その向こうには定期的にライヴ・コンサートが行なわれる歴史的な劇場「GEM」のネオンも見える。
★「The Blue Room」出演者のスケジュールが窓に貼ってある。金・土のみカバーチャージ10ドル。
★アメリカン・ジャズ博物館の裏にあるメモリアル。横向きに座っているのがチャーリー・パーカーだろうか。
★アメリカン・ジャズ博物館(左)とニグロリーグ野球博物館(右)の共通エントランス。
★カンザスシティ・ダウンタウンの名所を紹介するブローシャー。一般受けする派手さはないが、マニアックな玄人好みのデスティネーションの一つとして、ぜひお勧めしたい。
ブログ・ランキングに参加しています。
クリックすると順位が上がっていきます。
アメリカの地理的中心地に位置し「Heart of America」と呼ばれるカンザスシティ。『オズの魔法使い』の故郷でもあり、以前から興味を持っていたが、郊外の街オレイサで開催されるオズ・マラソン参加のタイミングで、ついに初訪問が実現した。
カンザスシティのメトロポリタン・エリアはカンザス州とミズーリ州にまたがっており、市の中心部はむしろミズーリ州側となる。見どころは大きく分けて3つ。ナイトライフの中心地Power & Light地区を含むダウンタウン・エリア、世界最大のグリーティングカード会社Hallmarkのあるクラウンセンター、そしてカンザスシティ随一の名所として名高いカントリークラブ・プラザ地区である。
それぞれの地区はメトロバス(1回1ドル50セント) でつながっており、代表的な見どころだけなら車がなくても回れる。アメリカの地方都市の中では、比較的観光しやすい街といえるだろう。
カントリークラブ・プラザは1922年に作られたアメリカ最古のショッピングモールで、地元では単に「The Plaza」 と呼ばれる。スペインのセビーリャを街並みをモデルにしており、15のブロックエリアはスペイン建築で統一。このエリアに150軒を越える質の高いショップとレストランが並んでいる。
さらに「The Plaza」を特徴づけているのが、あちこちに彫刻と噴水が置かれていることである。ショッピングのみならず芸術鑑賞をも楽しんでいるうちに、いつのまにかアメリカにいることを忘れ欧州の街を歩いているような感覚になってくる。ニューオリンズのフレンチクウォーターのような「疑似欧州体験」ができるというのが魅力だ。
そして、 カンザスといえば欠かせないのが『オズの魔法使い』グッズ。そして極上のバーベキューソース。ローカル風味あふれるお土産は「Rally House」と「The Best of Kansas City」の各店舗で入手できる。
★壁の3面に時計のあるスペイン様式のクロック・タワー。
★大型書店ブランド、Barnes & Nobleが入っている建物。
★「The Plaza」のあちこちに掲げられたオールスター・ゲームのフラッグ。2012年のMLBオールスター・ゲームは地元カンザスシティ・ロイヤルズの本拠地カウフマン・スタジアムで開催される。
★セラミックの壁に描かれた3枚の闘牛図。
★「The Plaza」内に数多く置かれた彫刻のひとつ、海神ネプチューン。3匹のシーホースの鼻の穴から噴水が吹きあがるようになっている。
★果実の女神ポモナ。こちらも噴水とのコラボレーション。
★小鳥とたわむれる子供たちの彫刻。風光明媚なブラッシュ・クリークを見下ろす土手近くに置かれている。
★手回しオルガン弾きの彫刻。かつて「The Plaza」内で演奏していたプレイヤーらしい。肩に乗せているのは同胞のサル。
★ローカルなお土産を扱う「Rally House」。MLBカンザスシティ・ロイヤルズのオフィシャルショップでもある。
★青を基調にしたロイヤルズのユニフォーム。殿堂入りの名選手ジョージ・ブレットを擁し1985年のワールドシリーズを制した当時は「青い竜巻」と恐れられた強豪チームだったが・・・
★こちらは女性向けTシャツだが、なかなかデザインがいい。
★ロイヤルズの帽子。チェック柄などは、なかなかのお洒落。
★「Rally House」はオズ関連のアイテムも豊富。こちらはTIN MAN(ブリキ男)の心臓をかたどった「ハート・クロック」と、オズのメイン・キャラクターが描かれたマウスパッド。
★本のしおり、シール、キーホルダー等々、小物も多く揃っている。
★魔女とその手下フライング・モンキーが睨みを利かせるミニ・フィギュアも。
★「Rally House」で入手したエコバッグとTシャツ。
★クラウンセンターのお土産屋「The Best of Kansas City」(「The Plaza」内にも店舗あり)。ここもオズ・グッズを扱っている。
★クラウンセンター内の噴水。夏ともなれば子供たちの遊び場となる。
★クラウンセンターにある神秘の青い噴水。オズの住民の好む色「青」にこだわりを見せるのが、いかにもこの街らしい。
ブログ・ランキングに参加しています。
クリックすると順位が上がっていきます。
アメリカ合衆国には「古都」(かつて首都だった街)に該当する都市が意外に多く存在する。これは、現在のワシントンD.C.に確定する1800年までの間に、米国議会が開催される場所があちこち移動していたというのが理由で、メジャーなところではフィラデルフィア、ボルティモア、ニューヨークがいずれもかつて首都だった街、つまり「古都」と認定されている。ややマイナーなところではNJ州のトレントンや、PA州のランカスターなども短期間ではあったが合衆国の首都としての役割を担っていた時期があった。それらの中で、最も「古都」らしいたたずまいを残している街、それがメリーランド州の州都アナポリスである。
アナポリスが合衆国の首都だったのは、独立宣言を公布して間もない1783年11月から1784年8月までの9ヶ月。アナポリスとは「アンの街」という意味で、まだ植民地時代だった17世紀の終わりに英国のアン王女にちなんで名づけられた。歴史の古さを反映してか、アメリカというよりは欧州の雰囲気に近い。赤レンガ造りの建物や道路。マリーナに停泊する帆船。「Sailing Capital」といわれるだけあって、ヨットやボートがひっきりなしに出入りしている。実にのどかな旅情を感じさせる港町である。
しかしながら、この街を何よりも有名にしているのが米国海軍兵学校(U.S. Naval Academy)の存在だろう。アメリカ海軍の将来を担う若きエリートたちが、日々厳しい訓練を送っている広大なキャンバス。しかし制服姿で街を練り歩く彼らは、颯爽としながらも意外に遊び好きな感じもする。飲み屋でも見かけたし、ガールフレンドらしき女性と笑いながら語り合っているのも見かけた。やはりアメリカの将来を担う大物となるためには、いろいろな経験をしなければならないのだ。単なるエリート養成所で終わらせないところに、アメリカならではの懐の深さがあるようだ。
★かつて奴隷貿易が行なわれていたアナポリス港には、あの『ルーツ』の主人公クンタ・キンテも上陸した。この一角にはクンタ・キンテの13代目の子孫であるアレックス・ヘイリー(『ルーツ』の作者)が子供たちに黒人の歴史について語る姿が記念碑として残されている。
★B&Aトレイルマラソンの打ち上げで訪れた1750年創業の「Middleton Tavern」。海軍兵学校の学生たちが練り歩いている姿も見える。
★赤レンガのメインストリートをゆっくり上るトロリー。レトロな雰囲気が街並みにぴったり。
★メインストリートにある「Annapolis Running Shop」。
★小高い丘の上に立つメリーランド州議事堂。1779年完成で、アメリカ合衆国の州議事堂としては最も古い建造物。アナポリスが合衆国の首都だった1783年11月から1784年8月までの9ヶ月間は国会議事堂としても利用されていた。
★B&Aトレイルマラソン前日に宿泊したHistoric Inn Of Annapolis。3つの歴史的建造物を合計124室のホテルとして経営している。外観はとてもホテルのように見えない。
★海軍兵学校の入口。キャンパスに入るには身分証明書の提示が必要。
★広大な敷地を誇る海軍兵学校の案内地図。
★いたるところに案内板があるので、初めて訪れる人でも道に迷う心配はない。
★ここが帽子を放り投げる卒業式で有名なフットポール・グラウンドだろうか。
★フランス・ルネッサンス様式の礼拝堂。一度に1600人を収容できる広さがある。
★Visitor Centerのギフトショップではロゴ入りのシャツ類も豊富に揃っている。
ブログ・ランキングに参加しています。
クリックすると順位が上がっていきます。