375's ROAD TO BOSTON/ゴールは虹の彼方に

米国在住ランナーの究極目標「ボストンマラソン」とアメリカ50州制覇を目指す人生の旅日記。

マラソン大会予定

◆2015年1月18日 HOUSTON MARATHON(TX州=2年連続2回目) ◆2015年4月20日 119TH BOSTON MARATHON(MA州=3年連続3回目) ◆2015年10月4日 TWIN CITIES MARATHON(MN州=初出場/米国26州目)

ベルリン・マラソン ~「皇帝」ゲブレシラシエ優勝!

2006年09月26日 | スポーツ関連の話題
9月24日(日)に行なわれたベルリン・マラソンで、エチオピアの「皇帝」ハイレ・ゲブレシラシエが、世界歴代5位にあたる、2時間05分56秒のタイムで優勝した。

ハイレ・ゲブレシラシエは、アトランタ五輪とシドニー五輪の1万メートルで、2大会連続で金メダルを獲得している。それだけでも、偉大なランナーと呼ぶには十分な実績なのだが、彼は今、マラソンで世界の頂点に立つことを目指しているのだ。

目標は、ケニアのポール・テルガトが、3年前のベルリン・マラソンで樹立した世界記録、2時間04分55秒。今回は、あと1分届かなかったものの、35km地点までは、テルガトの記録を上回るペースだったという。おそらく、あと1~2年のうちには、再び新記録樹立のチャンスが訪れるのではあるまいか。

ゲブレシラシエの記録挑戦に対しては、マラソン転向時からすでに期待されていたが、それが大きく現実味を帯びてきたのは、今年1月のロックンロール・アリゾナ・ハーフマラソンで、58分55秒という驚異的な世界新記録を出した時だった。

ある専門家の分析によれば、ハーフマラソンで58分台を出すことができるのであれば、フルマラソンでは、2時間03分台の潜在能力があるという…。

ゲブレシラシエのこれまでの競技人生は、ライバル・テルガトを追い越していく戦いだった。五輪の1万メートルでは、2回ともテルガトを破って金メダルを獲得しているのだが、ついに、ハーフ・マラソンの記録も、テルガトを上回ることになったのである。あとは、いよいよ、マラソンの世界記録を残すのみとなった。

それにしても、ハーフ・マラソンで1時間を切るとは、とても人間業とは思えない。自分の感覚では、超人というか、サイボーグ009の世界である(古い?)。

ともかく、今後の「皇帝」ゲブレシラシエの挑戦を、楽しみに追っていきたいと思う。
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テルガト VS ゲブレシラシエ ベスト記録の比較

5000メートル 
  
テルガト 12分49秒87     ゲブレシラシエ 12分39秒36
10000メートル 
  
テルガト 26分27秒85   ゲブレシラシエ 26分22秒75
ハーフマラソン 
  テルガト 59分17秒      ゲブレシラシエ 58分55秒
フルマラソン
 
  テルガト 2時間04分55秒 ゲブレシラシエ 2時間05分56秒

Qちゃんも出場! 9/17 Philadelphia Distance Run

2006年09月14日 | スポーツ関連の話題

Philadelphia Distance Run(Half-Marathon)まで、あと4日。この夜、何気なく、インターネットでサンスポのニュース速報を見て、思わず飛び上がった。


シドニー五輪女子マラソン金メダリストの高橋尚子(34)が、17日に米ペンシルベニア州フィラデルフィアで行われる「フィラデルフィア・ディスタンスラン」のハーフマラソンの部(21・0975キロ)に出場する。13日、同選手が所属するマネジメント会社が発表した。

高橋は来夏の大阪世界選手権代表選考会を兼ねた東京国際女子マラソン(11月19日)に出場するため、5月18日から米コロラド州ボルダー近郊で練習を積んでおり、調整の一環としてハーフマラソン出場を決めた。昨年も同大会に出場して1時間11分28秒で4位だったが、2カ月後の東京国際女子では見事に復活優勝を遂げている。


なんと、Qちゃんが、一緒に走るのだ! 

実は、自分がこのレースに申し込んだのは、昨年Qちゃんが走った同じコースを記念に走っておきたいという想い出作りの意味合いもあったのだが、まさか、一緒に走ることになるとは・・・。これは、ちょっとした夢物語である。

もちろん、一緒に走るとは言っても、あまりにも、タイム差がありすぎて、本番のレースでは、Qちゃんの走る姿は見られないだろうけれど・・・。でも、どこかでひょっこり会えそうな気もする。

いずれにしても、今週末が、いよいよ楽しみになってきた。


ヤンキースの現状と、今後の展望。

2006年06月05日 | スポーツ関連の話題
6月4日のボルチモア・オリオールズ戦、6回表。デレク・ジーター遊撃手が親指に死球を受け、その裏の守備からベンチに下がった。これで、今シーズンのヤンキースは、主力選手のほぼ全員が、負傷を体験したことになる。

5月11日、松井秀喜選手が左手首を骨折し、選手生活初めての長期離脱となったが、それ以来、ほぼ一週間ごとに、アクシデントが発生している。

5月18日には、松井選手の代役ブッバ・クロスビー外野手がダイビング・キャッチの際に、右太ももを負傷し、15日間の故障者リスト入り。

5月25日には、ホルヘ・ポサダ捕手が、左ひざを痛める(原因不明)。

6月1日には、ケガからいったん復帰したゲイリー・シェフィールド外野手が、左手首の痛み再発の為、故障者リストへ逆戻り。

6月2日には、アレックス・ロドリゲス三塁手が、試合直前に胃痛を訴え、急遽スタメンからはずれ、翌3日には、ジェーソン・ジアンビ一塁手が同じような症状で、欠場した。二人ともウィルス性胃炎とのことである。

投手陣も、同様な状況だ。昨年来から故障続きのカール・パバーノ投手(すでに存在を忘れられている感もあるが…)は、右ひじの手術が決定。先発右腕ショーン・チャコン投手も、打者のバットが足に当たるアクシデントの影響で、15日間の故障者リスト入りを余儀なくされた。

さらには、守護神マリアーノ・リベラ投手も、腰のけいれんで治療を受け、しばらくは登板できない状態という。

まあ、このような状態でも、さほど負けが混んでいないのは、右足親指を負傷しながらも出場を続けているジョニー・デーモン外野手が、それなりに頑張っていることにもよるが、彼にしても、無理を続ければ、長期欠場に追い込まれる危険性がある。

ヤンキースは、やはり過渡期にあると思う。長期的な視野で見れば、4度のワールドシリーズ制覇を含む1996年から2000年までがピークで、その後は、すこしづつ運勢が下がっているのは明らかだ。トレードで大物選手を獲得することで持ちこたえているが、それだけでは追いつかない時期に来ているのではないだろうか。

このような時期は、目先の結果にこだわって、安易なトレードに走るのではなく、むしろ、勝敗を度外視してもいいから、若手選手に活躍の機会を与えるべきであろう。

才能は、実戦を通じてのみ開花する。すでに名の知れたスターを連れてくるのではなく、生えぬきの新しいスターを育てることが、次の黄金時代を迎える原動力になる、ということに気づいて欲しいと思う。

カート・シリング投手、大リーグ通算200勝達成!

2006年05月29日 | スポーツ関連の話題

自分は、今から35年前(1971年)に来日した、当時の最強軍団ボルチモア・オリオールズをテレビ観戦して以来の大リーグ・ファンで、それ以後、いろいろな名選手を見てきている。

現在最も好きな選手といえば、イチローなどの日本人選手を別にすれば、ボストン・レッドソックスのカート・シリング投手が一番手であろう。そのシリングが、5月27日のタンパベイ・デビルレイズ戦で、大リーグ通算200勝を達成した。

彼は、昔ながらの大投手の雰囲気があり、大試合に強いところが魅力といえよう。ワールドシリーズで、異なる3チーム(1992年フィリーズ、2001年ダイヤモンドバックス、2004年レッドソックス)で勝利投手になった、大リーグ史上唯一の投手でもある

大リーグでのキャリアは今年で19年目になるが、球威面から見れば、1997年から2002年までの7年間が、全盛期だったと思う。その7年間に、年間300奪三振を越えたシーズンが3度もある。今年の5月27日時点での通算奪三振数は、史上15位の2897個。今シーズン中にも、通算3000奪三振に手が届きそうだ。

最近のシリングは、球威が落ちてきた分を、経験と制球力でカバーしているが、少しコースが甘くなると一発を浴びたりすることも多く、試合によって出来不出来が多くなってきている。ただ、レッドソックスの強力打線の援護で、多少不本意な投球でも、勝利投手になってしまうこともあるので、このあたりは、逆に打線の援護のないフィリーズで長年頑張ってきたことへの、神様からのご褒美であろうか。

今年の11月には40歳を迎える。あと、何年、現役を続けられるか・・・というのが、今後の関心事でもある。レッドソックスとの契約は、あと1年。このまま契約を延長するのか、他球団(ヤンキース?)への移籍があるのか、気になるところだ。

★参考記事★
MLB.COM (英語版)の記事
MLB.COM (日本語版)の記事


大関・白鵬、本田美奈子さんに捧げる初優勝!

2006年05月23日 | スポーツ関連の話題

大相撲5月場所で初優勝した、大関・白鵬。その活躍を支えていたのは、なんと、本田美奈子さんの歌声だった。以下はサンケイスポーツの記事の引用である。

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悲願を天国へも届けたかった。昨年11月、急性骨髄性白血病のため亡くなった、歌手本田美奈子.さん(享年38)のために…。昨年末、ファンから本田さんのCDを差し入れされて以来、ひんぱんに楽曲を口ずさむようになった。…(中略)…本田さんは闘病生活中に、大相撲のテレビ中継を楽しみにし、本場所にも数回足を運んだことがあるという。「38歳なんてまだ若いよね」。短い生涯を懸命に生きた本田さんに、衝撃を受けた。古傷の左足首は万全ではなく、場所中はリンパ腺を腫らして発熱、帯状疱疹も患った。それでも、少しも弱気にならなかったのは、生かされていることへの感謝があったからだ。
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「生かされていることへの感謝」…これを忘れない人は、強いと思う。彼は、美奈子さんの分まで生きよう、と思って、頑張っているのかもしれない。

自分も、美奈子ファンの同志として、もっと頑張りたいと思う。日本を離れてから、相撲を見ることもなくなってしまったが、久しぶりに「ひいき力士」が誕生したような気がする。

まだ21歳。父親がモンゴル相撲の元横綱という、最高の血筋。
これから、さらに強くなるに違いない。