地上を旅する教会

私たちのすることは大海のたった一滴の水にすぎないかもしれません。
でもその一滴の水があつまって大海となるのです。

愛の国

2010-12-01 19:42:56 | Weblog
[監禁と牢獄]

更に、エレミヤは
ゼデキヤ王に言った。

「わたしを牢獄に
監禁しておられますが、
一体わたしは、
どのような罪を
あなたと
あなたの臣下、
あるいはこの民に対して
犯したのですか。

(『聖書』エレミヤ書 /37章 18節)




人間は平和を好みますが、一方では、争いを好むこともあります。

非常におとなしい牛を闘わせたり、鶏がとさかを逆立たせ、
鋭いくちばしで肉片を噛みちぎったりするのを見て楽しむのが人間です。

それでいて、子供たちには
「喧嘩をしないで仲良く遊びなさい」
と言います。

結局、戦争を起こす根本原因は、宗教や人種ではなく、人の心性です。
すべてのことが人の問題です。


現代人は、すべて紛争の原因を科学や経済の視点から捉えることを好みますが、
本当の根本的な問題は人間自体にあるのです。


人を善にするもの、争いを好む人間の悪の本性をなくしてくれるもの、


それが宗教です。


世界のあらゆる宗教は、すべて平和な世界を理想としています。
すべて天の国を願い、ユートピアを夢見て、極楽世界を念願しています。


呼び名はそれぞれ違いますが、人間が夢見て願う世界はすべて同じです。


この世界には数多くの宗教があり、その何倍も多い宗派がありますが、
それらが願うことは一つです。


それらが目指す
目的地は


天国であり、


平和の世界です。


人種と宗教の対立によって
ずたずたに引き裂かれた心を、
きれいに治癒する

温かい愛の国

なのです。





【東京 港区(レインボーブリッジ)】