地上を旅する教会

私たちのすることは大海のたった一滴の水にすぎないかもしれません。
でもその一滴の水があつまって大海となるのです。

子どもたち【 “卵子バンク “産みの母”】

2013-05-16 08:43:43 | 今日のマザーテレサ


しかし、イエスは言われた。

「子供たちを来させなさい。
わたしのところに来るのを妨げてはならない。
天の国はこのような者たちのものである。」


【マタイによる福音書 / 19章 14節 】新約聖書 新共同訳



あなたは
この世にのぞまれて生まれてきた
たいせつな人。

あなたがなんであり
どこの国の人であろうと
金持ちであろうと
貧乏であろうと
それは問題ではありません。
あなたは
同じ神さまがおつくりになった
同じ神さまのこどもです。



マザーテレサ『愛のことば』より




▲参照 OD-NETより (資料画像)
http://od-net.jp/


★卵子バンク “産みの母”“遺伝上の母”の扱い…
法整備10年間進まず


◆産経新聞 2013年5月14日 00:12


 不妊夫婦に第三者の卵子を提供する国内初の「卵子バンク」の仲介で、3人の女性が卵子提供を受けることが13日、明らかになった。病気などで子供を産むことができない女性にとって、卵子提供は唯一の手段。会見では、提供を受ける女性の喜びの声も紹介されたが、生まれた子供の法律上の位置付け、卵子採取に伴うドナーの負担や医学的リスクなど課題も多い。

【「ボランティア」】

 「ドナーがこれほど集まるとは予想していなかった」「提供者の優しさを大事にしたい」-。卵子バンクを運営するOD-NETの岸本佐智子代表らは会見で、卵子提供を申し出たドナーへの感謝を口にした。

 第三者からの卵子提供は、これまでも一部の医療機関で行われてきた。その多くは親族や友人ら「身内」からの提供で、バンクは当初、第三者からの提供について、「難しいと思う」と見込んでいた。しかし、1月の発表から問い合わせが相次ぎ、42人が提供の意思を示した。

 海外の多くの「卵子バンク」が、卵子を売買するのに対し、OD-NETは無償。ドナーが卵子の採取で仕事を休んでも補償はない。「採取に伴う費用は提供を受ける患者が支払う」とするが、ドナーに後遺症が出るなどして、治療費が高額化する恐れもある。無償で提供を申し出たドナーの善意にしっかりとした“補償体制”で臨む必要があるが、あいまいなままだ。

【相続など影響も】

 卵子提供に対する法的な指針づくりも課題だ。

 第三者の卵子提供をめぐっては、厚生労働省の審議会が平成15年4月、法に基づく指針を国が示すことを求める報告書を出した。しかし、“産みの母”と“遺伝上の母”をどう扱うかなどの法整備は、10年間行われないまま。20年には不妊治療を行う医療施設の団体が第三者からの卵子提供による体外受精を行うなど、法的根拠のないまま治療が行われてきた。

 法的な「母親」を規定していないと、相続などの財産問題に発展する恐れもある。岸本代表は「10年前からずっと法整備を求めてきたが、進まない」と現状に歯がゆさをにじませた。

【長期的なケアを】

 OD-NETによると、子供が15歳になれば、希望によりドナーの名前や生年月日などの情報が開示される。また、「親切な人に助けてもらって生まれたことを伝える必要がある。思春期では遅すぎる」と幼少期から卵子提供の事実を伝える必要があるとする。生まれた子供が大人になるまで長期的なケアが必要だが、フォロー体制については現在、決まっていない。

 OD-NETには、子供ができない多くの女性から卵子提供を求める声が多く寄せられているという。岸本代表は「希望者が殺到すると対処できなくなる」として、病気などで卵子がない女性以外に対象を広げる考えはないと話す。妊娠を希望する女性の声に応えて、今後、民間の「卵子バンク」が広がる可能性もあり、国の指針の必要性は増しそうだ。

「涙が止まらない」

 OD-NETの岸本佐智子代表は13日の記者会見で、卵子提供を受けるレシピエントに選定された女性から受け取った手記をかみしめるように読み上げた。

 「お話をいただき、涙があふれて止まらないほどうれしかった。ドナー(提供者)になっていただける方がいることに、心から感謝したい」

 女性は「子供を授かることができないと知ったとき、主人にとても申し訳ないという気持ちがあり、いつも自分を責めていました」と振り返る。海外での卵子提供も試みたが「多額の費用が掛かり、言葉も分からず、慣れない環境でとても大変でした」。だが望んだ結果は出ず「正直、もう諦めるしかないと絶望していた」と苦しかった胸の内を明かした。

 提供を受けられることが決まった喜びと感謝を表すとともに「卵子提供はそう特別なことではなく、子供を望む夫婦が希望を持てるようになってほしい」と制度の普及を望んだ。

 一方、会見ではドナーとして登録された女性2人の声も紹介された。一人は「卵子のない方に私の卵子を使っていただいて産んでほしい。少子化、少子化と言うけれど、こういうところに力を入れてほしい」。

 もう一人は「私は『できちゃった婚』で苦労もなく子供に恵まれたので、悩んでいる人の力になれるのはとてもうれしい」とした。


▲記者会見する「OD-NET」」の岸本佐智子代表 (写真)

 OD-NETの連絡先は(電)078・335・1876(平日の午前10時~午後3時)。



◆マタイによる福音書 / 14章 17 .19節

弟子たちは言った。

「ここにはパン五つと魚二匹しかありません。」


群衆には草の上に座るようにお命じになった。

そして、五つのパンと二匹の魚を取り、天を仰いで賛美の祈りを唱え、
パンを裂いて弟子たちにお渡しになった。
弟子たちはそのパンを群衆に与えた。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。