働き方コンサルタント 椎葉怜子のブログ

株式会社ルシーダ代表。理性と感性のキャリアカウンセラー。
テレワーク、女性の働き方、起業が専門。

保育ジャーナリスト猪熊弘子さんと 「保育」を考えよう!に参加しました

2014年08月21日 | 【女性の働き方】
今日は生まれて初めて吉祥寺に降り立ちました。
商店街も小さなショップもそれはそれは魅力的で、「住みたい街ランキング1位」になるのも強く納得。
こんな街で子育てができたら楽しそうです。

吉祥寺に向かったのは、
保育ジャーナリスト猪熊弘子さんと 「保育」を考えよう!
というトークイベントに参加するため。
活動に共感し追っかけ状態になってきたマドレボニータさんの主催です。

お話して下さった保育ジャーナリストの猪熊弘子さんが、7月出版された
『「子育て」という政治少子化なのになぜ待機児童が生まれるのか?』は、
待機児童問題や保活、保育事故などの問題について、現場での取材をもとに書かれた素晴らしい本です。



わたし自身、保活や待機児童問題に翻弄されまくり、保育園の質であったり、子どもの発達に合わせた教育とは何なのかについては考えが全く及んでいませんでした。

著書を拝読し、「保育」についての疑問を解消し、頭の整理をしたいと思い、参加させていただきました。

猪熊さんは、長年、保育の現場の取材を続けてこられたベテランジャーナリストでありながら、
なんと4人のお子さんを育てるお母さんでもいらっしゃいます。

かなりのご苦労をされながら仕事と子育てを同時並行でご経験されてきた猪熊さんから
紡ぎだされる言葉の数々は個人的に胸を打たれるものばかりでした。

心に響いたメッセージの中から幾つかピックアップ。

★子どもは遊びから学ぶ

「保育園」ではなく、教育の場としてのイメージが強い「幼稚園」に入れたほうが
よいのではないかと悩む親は多いが、就学前の子どもは遊びの中から学ぶもの。
就学前から椅子に座って知識を詰め込む必要はない。

★「保育」の定義は「保護と教育」


「保育」という言葉は明治時代に作られた言葉。子どもを外から保護し、
内から教育するという意味で、幼稚園で子どもを育てることも「保育」と呼ばれていた。

★親の態度と先生の態度は合わせ鏡

親が保育園での子どもの生活や保育士さんの対応に無関心だと、子どもに対する
先生の態度(熱意)も下がる。

★保育をあきらめない

親は、保育状況について関心をもち、改善してもらいたいことがあれば、
あきらめずに伝えるべき。

★親の便利は子どもの不便


就学前の0歳から5歳の時期は取り戻せない大切な時期。
子どもとの時間に合わせた上で仕事をする。
時短は取れるのであれば取った方がよい。

★仕事は細々と手放さない

産前との働き方とは違う、第三の道を探る。いつかリベンジするという気持ちで!

★字を覚えさせるのは遅い方がよい

就学前から字を覚えさそうとして焦る親がいるが、字を覚えるのは遅ければ遅い方がよいと
東京子ども図書館の理事長の松岡先生はおっしゃっている。
絵本の絵を見て、想像力の翼を広げさせる時期も大切。



猪熊さんにサインまでしていただいてご満悦なわたくし。
名刺入れが邪魔でごめんなさい。
猪熊さんが持っていらっしゃるのは、マドレボニータさんの「産褥期3」ですよ!


子育ては長丁場なので、子どもが未就学の段階で頑張りすぎて力尽きないように、
とのメッセージも心に残るものでした。
子どもの遊びに付き合えるように、やっぱり体力だけはつける努力をしようと思った次第です。

貴重すぎるお話を共有して下さった猪熊さん、そしてイベントの企画運営をされたマドレボニータのみなさま、どうもありがとうございました。

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