働き方コンサルタント 椎葉怜子のブログ

株式会社ルシーダ代表。理性と感性のキャリアカウンセラー。
テレワーク、女性の働き方、起業が専門。

寺島実郎氏のお話

2010年02月09日 | 日記
昨日は、コンパッソ税理士法人さんの新春特別セミナーに参加しました。

毎年豪華なゲストが講演をして下さるのですが、今年は鳩山政権のブレーン
と言われている寺島実郎さんが一時間半にわたり『世界の潮流と日本の進路』
というテーマで日本を取り巻く世界の経済環境やこれからの日本が目指す
方向性についてお話をして下さいました。


寺島氏が繰り返し強調されていたのは、これからの日本はアジア特に
中国、香港、台湾、マカオからなる大中華圏を視野に入れながら経済
活動を行っていかなければならないということ。


わたしが中学生だった時の日本の最大の貿易相手国は、アメリカでしたが、
今では中国が第一位の相手国になっているそうです。


2009年1月~11月の貿易総額(輸出・輸入合計金額)に占める比重は、
以下のようになっており、日本の経済は今や中国をはじめとした
アジア諸国(特に大中華圏といわれる華僑ネットワーク)に依存している
状態なのだそうです。

米国  13.6%
中国  20.5%
大中華圏 30.6% (中国+香港+台湾+マカオ)
アジア  49.5% (大中華圏+その他のアジア諸国)
中東  9.9%
EU 11.7%
ロシア  1.1%

※上記の数値は、寺島氏のレジュメより抜粋

戦後の日本人(特に昭和世代の中高年)は、世界をアメリカを通して
見ており、自分たちは視野が広く世界経済のリーダーだと思い込んで
いるけど、それではもう時代遅れ!と参加者に喝を入れられておられました。

精神的にまだ鎖国している感のある我が国ニッポンですが、
他国のデータもにらみつつ、グローバル対応に乗り遅れないように
したいですね。




人材業界大新年会

2010年02月08日 | 日記
週末に、「人材業界大新年会」というイベントに参加しました。

人材紹介会社、教育研修会社、企業の人事担当の有志の方々が
自主的に企画したイベントです。

わたしは少し前に、「東京で働いている広島出身者でお好み焼きを
食べよう」という会で、このイベントの幹事の方に偶然お会いし、
お誘いいただきました。
ルシーダは「女性向けの管理職研修」を行っているので、研修会社と
分類されるようです。

イベントは四ツ谷のアイリッシュパブで開催され、170名もの人材業界
関係者が集まりました。

2008年秋のリーマンショックで、企業がリストラを推し進めたため、新規
採用が下火になり、人材紹介業界は大打撃を受けました。
人材紹介会社の中には、リストラ、早期退職を行う会社もあれば、最終的に
倒産に追い込まれた会社もあります。

参加者には人材紹介業の方が多く、彼ら・彼女らは修羅場を経験されたわけ
ですが、皆さん「一度は窮地に陥った人材業界だけど、2010年はこの業界を
盛り上げていこう」という前向きなエネルギーで溢れていました。

わたしはこれまで、ウェブ系、経営者系の集まりに参加することが多かった
のですが、今回の人材業界新年会は、「人がいきいきと働くこと」に
強い関心を持っている方が多いためか、ビジネス上の情報交換のみならず、
長時間労働、非正規社員、女性活用の遅れといった「働くこと」を取り巻く
社会問題についても熱く意見が交わされました。

これだけ熱いハートのある人たちがいれば、日本はきっと良い方向に
変わるはず!と思いました。

みんなで「いい国つくろう」!

2月の『ごほうび★朝食会』

2010年02月05日 | ごほうび朝食会・読書会
ルシーダで開催する今月の『ごほうび★朝食会』のご案内です。

このブログでの告知ははじめてですが、すでに5名の方から
お申込みをいただいています。あと5名ほど席に余裕があり
ますので、お早目にお申込み下さい!

■開催日時
2月28日(日) 10:00~
11:30頃から流れ解散といたしますので、あらかじめご了承ください。
■開催場所
今回の場所は… アンデルセン青山店
全国に店舗をかまえる有名パン屋さん、アンデルセンの青山店、
レストランフロアでおいしい朝食をいただきましょう!
■集合場所
アンデルセン青山店3Fに直接お集まりください。
■費用
朝食代・交通費 実費

イベントの詳細&お申込みはこちらのページをご覧ください。

来月からは、ほかの会社さんとのコラボで新たなイベントも
開催できそうです

ズムワルト首席公使のブログにてご紹介いただきました

2010年02月05日 | 日記
先日の米国大使館首席公使のご自宅で開催された
夕食会のことについて、ズムワルト首席公使が
ご自身のブログに感想をお書きになられていました。



そして、とても光栄なことに、このブログにもリンクを貼って
いただいております!(ありがとうございます)

先日の夕食会は3時間程度の短い時間でしたが、社会の最前線で
ご活躍される、前向きで楽観的なエネルギー溢れる方々とご一緒させて
いただけたお陰で、わたしも少しパワーアップできたような気がしています。

環境が人をつくる、というのは本当ですね。
素晴らしい出会いに感謝!

「女性が働くこと」への政治家の意識

2010年02月03日 | 日記
今日は2月3日、節分です。
お子さんがいらっしゃるご家庭では豆まきされるのでしょうか?


さて、先日アメリカと米国の政治家では「女性が働くこと」に
対する意識の差があるのではないか、とブログに書きました。


もう少し詳しく知りたいとktさんよりコメントをいただきましたので、
今日はこのことについて書いてみたいと思います。
(ktさんリクエストありがとうございます!)


ルース大使やズムワルト主席公使からは、「女性も働けば経済が発展
するはずなのになぜ日本では女性の活用が遅れているのか?」という趣旨の
質問がありました。


この質問、わたしにとってはとても新鮮に聞こえたのです。


なぜなら日本で有名な政治家が「女性の自立や、政治や経済への活用を促進しよう!」
という発言をするのを聞いたことがないからです・・・。


むしろ、記憶に新しいのが2007年の当時の厚生労働大臣の
「女性は産む機械」発言。少子化対策の会議の時に、「女性を産む機械」
と失言し批難されましたが、辞任に追い込まれることはありませんでした。
「女性=産む機械」という発言からは、子どもを産めない女性は人として
価値なし、働かなくても子どもを沢山産めばよい、という考えが透けて
見えます。


少しさかのぼりますが、2003年には森前首相が「子供をたくさんつくった女性
を、将来国がご苦労さまでしたと面倒を見るのが本来の福祉」、
「子供を1人もつくらない女性が自由をおう歌して、楽しんで、年とって…
税金で面倒みなさいというのは本当におかしい」と発言し一部から批難されて
いました。
ここでも、「女性=子どもを沢山産んでおけば良いのだ」という同じような考えが
見えてきますね・・・。


これは日本を代表する政治家の発言なんです。
しかも、2000年に入ってからの発言というところが、非常に恐ろしい
ところです。


日本では、「女性は単なる産む機械ではない」というところから脱却
しようとしているフェーズなので、「女性を労働力として活用する」という
考え方には全く追いついていないのです。


これまでも、働く女性から保育園を増やしてほしいという要望があったのに
国の対応は遅く、不況になって家計が破たんすると男性(世帯主)も困る、
という状況になってはじめて「待機児童問題」に注目が集まったような
ものなのです。不況で家計不安が全面に出てこない時代であれば、
「働きたいといっているわがままな女性が騒いでいる。」と解釈されていた
かもしれません。


日本では衆議院議員に占める女性の割合は1割程度。
男性の議員は、たいていの場合奥さんは専業主婦で夫の選挙活動を全力で
サポートというケースが多いと思われます。


そうすると、「女性が社会に出て働くこと、経済的に自立すること」が
国にとっても、女性にとっても重要であること自体、ピンとこないのでは
ないでしょうか。


そういうわけで、アメリカ大使館での「女性を活用するためにどうしたらよいか?」、
という前に向かって解決策(HOW)を出し合おうという姿勢での会食は
とても楽しいものでした。


今日は少し刺激的な内容になってしまったかもしれませんが、
こういうことは発信してはじめて皆さんと意識の共有ができるので、
これからも書いていきたいと思います。
読んでくださいましてありがとうございました。

***
先日のブログ記事『“三歳児神話”のじゅ縛』について、菜穂子さんから素敵な
コメントをいただきました。全面的に共感します。
コメントの中で触れていただいた山藤の『日本のジェンダー・ギャップ指数』
に関するブログ記事はこちらです。このままでは、日本は世界でも悪名高い
女性活用後進国になりそうですよ・・・。

雪の中のディナー

2010年02月02日 | 日記
こんにちは。

昨日の夜は、トーストマスターズで知り合った素敵な女性と
晩ご飯をご一緒させていただきました。

これまでの英語学習やお仕事への軌跡をうかがったり、
共通する興味(某化粧品ブランド)のことで盛り上がりました。


<野菜たっぷりのカリフォルニア料理をいただきました。
写真は、お肉ではなくマグロのグリルです。>

食後の紅茶を飲み終わった頃には、道路に雪が積もり始めていて、
きゃぁきゃぁ言いながら楽しく帰宅しました。

人それぞれに十人十色のドラマがあって、人生って尊い
ものだなーと思うのでした。