空飛ぶ自由人・2

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虎ノ門金刀比羅宮

2024年10月16日 23時00分00秒 | 名所めぐり

つい先日のこと。ここへ。

地下鉄出口にあった虎のオブジェ。

虎の門の交差点の向こうに見える緑の木々の場所が

虎ノ門金刀比羅宮(ことひらぐう)。

東京都港区虎ノ門一丁目という、
都心のど真ん中にある神社。

社殿の上にあるのは、


複合施設の高層オフィスビルの虎ノ門琴平タワー


神社をそのまま残して、一等地を活用しているのです。

本殿の右側にある末社の稲荷神社

その隣に「結(むすび)神社」があり、


縁結びの神様としても知られ、
良縁祈願に訪れる人が後を断ちません。

反対側の鳥居。

                                                             10月10日は、年に一度の大祭の日。


1660年の創建当時から行われているという同祭は、
五穀豊穣と商売繁盛、人々の安泰を願うもの。
もともとは四国の丸亀藩主の屋敷であったため
一般の立ち入りは禁じられていましたが、
江戸市民の要望で毎月10日に公開されるようになり、
以降毎月の10日に行われるようになったのが例祭の始まりだといいます。
毎年1月10日には「初こんぴら祭」、
10月10日には「大祭」が行われます。

神楽殿では舞を披露。


この踊りかどうか
神社の人に訊いても分かりませんでしたが、
浦安の舞」というのを舞うそうです。


浦安の舞(うらやすのまい)は、
神楽(巫女神楽)の一つ。
「うら」は心を指す古語であり、
「うらやす」で心中の平穏を表す語。
また、『日本書紀』に「昔伊弉諾尊目此国曰。日本者浦安国。」とあり、
他の文献にも日本国の別称として「浦安国」とあることから、
神祇の安寧慰撫と国の平穏無事が、
「浦安」の語に込められています。

これは、大祭の名物「おかめ・ひょっとこ行列」


里神楽相模流「萩原正義社中」の
「よつば会」「やよい会」の有志約30人が
「にんば」と呼ばれる曲で踊りながら境内を練り歩きます。

この風変りな服装の方は、見物人です。

おかめとひょっとこの群舞。

おかめの方が懐から「うまい棒」を出して下さいました。

反対側の鳥居で反転し、

一緒に参拝。

最後は記念撮影でした。

 


自然教育園

2024年10月12日 23時00分00秒 | 名所めぐり

先日、久しぶりに目黒を訪れ、

東京都庭園美術館の前を通り、

徒歩9分の、ここ↓へ。

自然教育園は、国立科学博物館附属の植物園です。

入口脇にある教育管理棟では、
自然を題材にした企画展が催されています。

入った途端に、別世界

これが東京の都心だとは思えません。

まさしく、都市砂漠の中のオアシス。

時々外から聞こえる自動車の音に、
ここが都会の真っ只中であることを思い出させてくれます。
なにしろ、住所は、港区白金台

「路傍植物園」「水生植物園」「武蔵野植物園」
3つの教材園が整備されています。

「路傍植物園」は、山野の道ばたに生育する野草が茂り、
歩きながら、木や草や花に触れ、心がなごみます。

蜘蛛の巣も沢山あり、
自然が保たれていることが分かります。


都会に住む蜘蛛。
どんな生活でしょうか。

園内から縄文中期(紀元前約2500年)の
土器や貝塚が発見されていることから、
そんな昔から、人々が住んでいたようです。

室町時代に入ると、
この地方にいた豪族がこの地に館を構えて「白金長者」と呼ばれ、
今に残る土塁は当時の遺跡の一部と考えられています。

江戸時代になると、
増上寺の管理下に入りましたが、
寛文4年(1664)には、高松藩主松平讃岐守頼重の下屋敷となり、
園内にある物語の松やおろちの松などの老木は、
当時の庭園の名残であろうと思われています。

明治時代には火薬庫となり、
大正時代には宮内省帝室林野局の所管。
昭和24年文部省の所管となり、
「天然記念物及び史跡」に指定されて
広く一般に公開され、
昭和37年国立科学博物館附属自然教育園として現在に至っています。

        

長い間一般の人々が足を踏み入れられない場所だったため、
まれに見る豊かな自然が残されました。

種子植物をはじめシダ植物や菌類など1473種の植物、
約2130種の昆虫、
約130種の鳥類が記録されています。

実は一般公開されているのは敷地の15%ほど。
残り85%の非公開エリアは
人間の手を入れずに森林の変遷が見守られています。

ここは、ひょうたん池

湿地で生きる動植物が観察できる水生植物物園です。

武蔵野らしい草原の風景が残る、武蔵野植物園

左に見えるのは、いもりの池

水鳥の沼

この水は、どこから来るのでしょう。

紅葉には、少し早かったようで、見頃は11月下旬~12月中旬。

敷地面積は約6万坪(約20万㎡)
入園料は一般・大学生320円、
65歳以上・高校生以下は無料。
300人の入園定員を設けています。

 


東京大神宮

2024年10月04日 23時00分00秒 | 名所めぐり

先日、飯田橋から徒歩で5分ほど、


商店街を通って、


森のように見えて来た場所。


ここ。


東京大神宮

これが鳥居で、


階段を登って境内へ。

これが本殿

江戸時代、伊勢神宮への参拝は人々の生涯かけての願いでした。
明治の新国家が誕生した際、
明治天皇のご裁断を仰ぎ、
東京における伊勢神宮の遥拝殿として
明治13年に創建されたのが、この神宮。

最初日比谷の地に鎮座していたことから、
世に「日比谷大神宮」と称されていました。
関東大震災後の昭和3年に現在地に移ってからは
「飯田橋大神宮」と呼ばれ、
戦後は社名を「東京大神宮」と改め今日に至り、
「東京のお伊勢さま」と称され親しまれています。
昭和62年、多くの方にご参拝いただけるように
本殿東北の地から神門東の現在地に奉遷しました。

伊勢神宮(内宮と外宮)の御祭神である
天照皇大神(あまてらすすめおおかみ)と
豊受大神(とようけのおおかみ)、
さらに倭比賣命(やまとひめのみこと)
を奉斎しています。

稲を栽培しているようです。

この水はどこから湧いて来るのでしょうか。

近くに山もないのに。

末社の飯富(いいとみ)稲荷神社


日比谷大神宮の昔から境内社として奉斎されている稲荷神社です。


「飯富」の名が示すように


衣食住の神、商売繁昌・家業繁栄の神として広く崇敬されております。

この建物は、

結婚式場。

天地万物の生成化育つまり結びの働きを司る
造化の三神があわせ祀られていることから、
縁結びに御利益のある神社としても知られ、
良縁を願う人たちのご参拝も多い。

現在広く行われている神前結婚式は、
東京大神宮の創始によるものだそうで、
今も神前において伝統的な結婚の儀式を守り伝えています。

婚活を始める女性たちが多く参拝し、
スズランの形をした「縁結び鈴蘭守り」や
恋愛のアドバイスを記した「恋みくじ」などを頒布しています。

境内のハートマークの装飾(猪目)や

ご神木の画像を待ち受けにすると、
恋愛成就の効果があると言われています。

                                        ところで、神宮、神社、大社といった呼び名(社号)には、
どんな違いがあるのでしょうか。

神宮と呼ばれるのは、
そこに祀られている神(祭神:さいじん) が、
皇室の祖先など皇族と縁の深い神社です。
たとえば皇祖をお祀りしている神社には霧島神宮や鹿児島神宮、
天皇をお祀りしている神社には平安神宮や明治神宮などがあります。
現在神宮を名乗る神社は25社あり、
単に“神宮”と呼ぶときは、
皇室の祖先とされる天照大神(あまてらすおおみかみ) をお祀りする
伊勢神宮を示す正式名称として用いられます」
神宮の中でも、伊勢神宮は別格の存在なのです。

(みや、ぐう) という社号がつく神社は、
神宮と同じように皇族と縁が深く、
おもに親王(天皇家の男子) を祭神にしています。
また、歴史上の要人を祀る神社にも使われる社号です。
後者の代表格に、徳川家康を祀った東照宮、
学問の神である菅原道真を祀った天満宮があります。

大社(たいしゃ) は元来、
大国主命(おおくにぬしのみこと) を祀る島根県の出雲大社でしたが、
戦後、社号の再整備がなされた際、
同名の神社をまとめる役目を担う歴史ある神社として、
奈良県の春日大社や長野県の諏訪大社など、
いくつかの神社に社の社号が与えられました。

全国の神社は、
別格の存在である伊勢神宮以外を、
氏神神社(うじがみじんじゃ) と
崇敬神社(すうけいじんじゃ) に大別できます。
氏神神社は、居住する地域の氏神様をお祀りする神社です。
周辺の地域に居住して信仰する人々を氏子(うじこ) と称します。
崇敬神社は、氏神神社のような地縁や血縁ではなく、
個人の特別な信仰によって祀られている神社です。
この神社を信仰する人々を崇敬者と呼び、
神社の維持や教化のために崇敬会などといった組織が設けられています。

東京にある神社の中でも、
特に高い格式を有している
日枝神社、明治神宮、靖國神社、大國魂神社、東京大神宮は、
「東京五社」と呼ばれています。

「大神宮」は伊勢神宮の出張機関というもので、
東京大神宮の特別な社号です。

 


貨幣博物館

2024年09月14日 23時00分00秒 | 名所めぐり

先日、日本橋まで出かけ、

ここ↓へ。貨幣博物館

場所は、ここ↓。

日本銀行本店に隣接し、
日本銀行金融研究所内の2階フロアに設置。
1982年(昭和57年)に
日本銀行創立100周年を記念して設置され、
1985年(昭和60年)11月に開館。

入場料は無料

この展示品は、

ストロボで撮ると、

こう変身。

入口付近。

映像で貨幣の歴史を見ます。

館内は写真撮影禁止なので、
ネットの写真から拝借。


館内には古代から現在に至るまでの「日本の貨幣史」
世界の貨幣・紙幣を紹介する「さまざまな貨幣」
および「テーマ展示コーナー」からなります。
発掘された貨幣や、軍票、記念硬貨などが
順路毎に約3000点が展示されています。

 

 

古代
物々交換から物品貨幣へ
わが国における貨幣発行の開始

中世
中国銭の使用

近世
江戸時代幣制の芽生え
独自の幣制の成立
幣制の安定と動揺

近現代
明治初期の幣制混乱
円の誕生
日本銀行の成立
金本位制度から管理通貨制度へ

さまざまな貨幣
海外の貨幣・紙幣など 

                                                                     

いただいた印刷物。

すぐ側に日本橋三越があるので、
行ってみました。

本館は初めて。

ここを通ると、

見えて来たのが、天女像。

横から。

後ろから。

4階から。

正面から。

見下ろす。

高級な店。

地下の食品売場も高級な店ばかり。

地下鉄への通路。

駅の名前の通り、直結しています。

 


しながわ水族館

2024年09月10日 23時00分00秒 | 名所めぐり

東海七福神の最後、磐井神社を訪れた後、
第一京浜沿いに歩いて、

ここへ。

しながわ水族館

JR品川駅側にある
アクアパーク品川とは別の施設です。
ここの最寄り駅は大森海岸。

これは、しながわ区民公園の入口で、

水族館は、その南端にあります。

ここが入口。

シルバーは1200円。

1991年10月19日オープン。

事業主体は品川区で、
管理運営は㈱サンシャインエンタプライズ。

品川区民や通勤者には割引制度があります。

530種、約13000匹の海の生き物がいます。

「水族館」って、よく考えると、妙な名前だと思いませんか?
「動物園」「植物園」はいいとしても、
「水族」とは。
ちなみに、「海水浴」というのも、
妙な言葉だと常々思っていました。

1階の「海面フロア」では
東京湾の魚や生物などを展示、

地下1階の「海底フロア」では


巨大なトンネル水槽を通ることができます。

世界一大きいタカアシガニ

クラゲのコーナー。

変わった生き物ですね。

タコが

管をくぐり抜けます。

これは、

葉っぱに乗せたエサを水中から水鉄砲のように狙い落とす。

腹ごしらえで、外へ。

軽食コーナー。

ショーのスケジュール。

イルカショー

あまりうまく撮れなかったので、拝借した写真。

どうやって教え込むのでしょうね。

尾びれを振って、バイバイ。

トンネル水槽での水中ショー

ダイバーが餌をあげます。

これも、拝借した写真を。

小さな水族館ですが、
平日にもかかわらず、
家族連れで一杯でした。