Je vis ma vie 〜ありがとうの気持ちがあふれる社会へ〜

マーケティングの本質は「ありがとうの気持ち」の探求だと考えます。こちらで社会にありがとうの種をまく活動や想いを綴ります。

ご褒美は、算数教育教具

2018-08-30 | モンテッソーリ教育
モンテッソーリ 教育講座スクーリングに始まり
色々な顔で活動した8月も、気づけば明日まで

なかなか頑張っている自分へのご褒美に
今年も
モンテッソーリ教具を購入しちゃいました。



自分で作るのは困難な教具で
提示が難しいけれど、やってて楽しかったモノ
そして、できるだけ汎用性の高いモノ


そんな選定基準で、
品質とコスパのバランスがよい
厳選した2種を購入しました。

今回購入したのは、講座仲間の口コミも参考に
モンテママのたからものさんからです。



1〜1000の金ビーズ


へび遊び(引き算)




幼稚園で時計の飾りを作ってから
時計の数字に興味を持ち始めたりーさん

数を数えることが大好きです。
まさに数の敏感期!



私も、今まで言語教育に偏っていましたが
算数教育のお仕事も提示する準備ができました。




最初に提示したのは、
へび遊びの教具から取り出した色ビーズ


きれいな色遣いのビーズを見たりーさんは
とにかくそのお仕事がしたくてしたくて…

集中して、何度も何度も繰り返していました。





できた!の瞬間に立ち会える幸せは格別です♪

手づくり砂文字カード

2018-08-24 | モンテッソーリ教育
先日、りーさんに提示した砂文字カード

つくり方を記録しておきます。



インターネットで
ひらがな50音、フラッシュカード、フリー
で検索して見つけた
外国人向けのpdfをダウンロード

母音毎に色が変わるものを選び
A5サイズでラミネートしました!



他に準備するものは
100円ショップで購入したグリッターペンのみ


グリッターペンは、1セットでは足りず
2セット購入することなりました。

ちょうど5色入りなので、
グリッターペンの色は母音カラーに合わせます。





作っていると、
キラキラに魅せられたりーさんが
近づいてきました。

「りーもやってあげるー!」

最後の仕上げは私がやることを伝えた上で
彼女にも手伝ってもらいました。



グリッターペンは、
乾くとザラザラした手触りになるので
砂文字板に比較的近しい仕上がりになります。


イラスト付きの50音表を添えて提示すると
1人でも新しい文字の音を認識できます。







キラキラした色合いと、ザラザラ感触は
子どもの感覚を心地よく刺激してくれます。

全音仕上げるのはなかなかの手間ですが、
「あいうえお」だけでも
文字を楽しむきっかけになりそうです。

そして、その様子を見てしまうと
全音仕上げずにはいられなくなるという…笑



母音毎に色を変えたことは
今後の発展活動にも繋がりそうです。

早速、同じ色を集める活動をしていました。



グリッターを塗りすぎず
ムラなく伸ばすことがポイントです!





文字の敏感期が溢れ出した!!

2018-08-20 | モンテッソーリ教育
自分の名前に含まれない文字も
図形として捉えて、ペアリングできた
3歳の りーさん

お盆休みを挟んで数日ぶりに会っても、
文字に対する興味は増すばかりです。


本人との約束通り、
絵カード合わせ【使い方Step②】
書きことば/書き方に挑戦しました。

目的
・書くものを持たずに書くことを準備する。
・1文字1文字の理解を深める。
対象
・文字に興味を持ち始めた子ども



教具の紹介まではStep1と同じです。
違うのは提示の順番!
B→A→Cの順で提示するので、
右端に上からその順番で並べます。

〈提示〉
Bカードを手に取り絵を指差して
これは何ですか?

きりん

じゃあ、これは?…

……
ここは、自信満々に答えてくれます。
もう、全てのカードの名称は分かっているので
全てのBカードを並べるのはお任せしました。

じゃあ、この絵のカードと同じを探せるかな?
同じを見つけて、
そのカードの下にくっつけて置いてみてね!

Aカードを渡し、ペアリングも任せてみます。

違う・同じ!!



同じの見つかったね!これは何だっけ?

Bカード、Aカードの写真を指差して尋ねます。

りす!!

ここに、りす って書いてあるね。
一緒に読んでみよう!


Aカードの文字を指差して
1音節ずつ区切って、ゆっくり読んでみます。

自信満々の大声で答えてくれるので
BカードとAカードのペアリングも
お任せしました。バッチリです!!




最後は、文字だけのCカード
一気にハードルが上がります。

この名前はどこにつけたらいいかな?
探してみるから見ててね!


Aカードとペアリングできたら文字に注目です。





ね!



こ!

ねこ

ねこ!!!

かなり、自信を持って読んでいます。
これも1人でできそうなので任せてみました。

まだ文字は読めないけれど
絵のヒントと形状で、全てペアリングできて
文字が読める気になり始めた様子です。



文字を書くことにも興味津々なので
同時に
砂文字板ならぬ砂文字カード
小さな黒板
も、100円ショップの素材で手作りして
提示しました。


絵カードあわせより、こちらの方が
その後1人で集中している姿を見かけます。








子どもを観察し、
その子のその時に合った環境を提示すること

ひとつひとつを手作りすることは大変ですが
心を込めて、仕上げるプロセスを楽しむことも
今の私にとっては大切な時間です。

砂文字カード小さな黒板
1人でどんどんできるように
ブラッシュアップも図っております。

これは、また次の機会に…



文字の敏感期まっただ中にいる りーさんの

できた!

が日々増え続ける喜びを共有できる今
ありがとうの気持ちに満ち溢れています。





手づくりの「絵カードあわせ」

2018-08-11 | モンテッソーリ教育
前回に引き続き、モンテッソーリ教育講座
スクーリング の学びより

今回は、言語教育の「絵カードあわせ」
についての記録を残したいと思います。

このお仕事は
発達段階に合わせた3通りの提示ができます。

同じものを違う形で提示するということは
本質を理解していなければできません。
学びを整理することが、今の私には大切です!

ということで、
文字の敏感期に入った様子の
3歳の姪っ子りーさんを対象にした
手づくり教具づくりと提示の記録です。



今回は、絵カードあわせ教具の手づくりから…

ことばと文字の関係性に気付き始めたりーさん

より興味を持ってもらえるように
彼女が好きな「動物」をテーマに素材選びです。

ネットから、フリーの動物写真を検索して
同じサイズにプリントアウト!


用意した材料は
・白画用紙(カードに使用)
・色画用紙(ケースに使用)
・動物写真(3枚ずつ、ケースにつけるのは4枚)
・名前の出力物(タイトル1個、名前2個ずつ)
・ラミネートフィルム

英語にも興味を持ち始めていることも考慮して
表は日本語、裏は英語
のカードを作ることにしました。



文字が書かれたケースには
絵と文字のAカード


裏面はこんな感じ


絵が描かれたケースには
絵のみのBカード
文字のみのCカード


Cカードの裏面は英語です。


当面は、表面のみを使います。

早速この教具の導入的な使い方にチャレンジ!!
【使い方Step①】話しことば
目的:語彙を豊かにする
対象:モノの名前を認識している2歳前後の子ども

〈誘いかけ〉
りーさん
今日は絵カードあわせのおしごとをします。


〈教具の紹介〉
これは、絵カードです。
文字が書かれたケースから出してみますね。
これには、
絵と文字が書かれたカードが入っています。

絵が描かれたケースも出してみますね。
こちらは、
絵が描かれたカードと、
文字が書かれたカードが入っています。

今日はこれを使うから、
こっちに並べておきますね。

右端に、上からA→B→Cの順に並べる。
ケースは、マットの外に出す。(環境の孤立化)

〈提示〉
Aカードを手に取り絵を指差して
これは何か知っていますか?

うさぎ!

うさぎは、どこかで見たことある?

ようちえんだよ!

あ、幼稚園で飼ってたんだったね?

うん。ラビちゃん!
でもね、お空に飛んでっちゃったんだよ。
ルナちゃんと一緒にお空にいるんだってー


………

ここでは、語彙を豊かにすることが目的なので
そのモノについてたくさん対話して
イメージを広げていきます。

夏休み前に天国に旅立った幼稚園のうさぎから
実家で飼っていたルナちゃんに対する想いまで
うさぎの1単語だけて
沢山のエピソードを話してくれました。



次のカードを出しますね。これは何ですか?
こうやって、対話を深めながら
残りのAカードも順番に提示し並べていきます。

このとき、カードの間隔はしっかり開けること!
それぞれのカードは別のモノだからです。



続いてBカードを1枚取ります。
このカードと同じのを見つけて
下に置いてみるね!
これは同じですか?これは…?


一つ一つペアリングしていきます。
(同じものが見つかったら間隔を開けず、Aカードにくっつけます。)

2つめ以降は、
やりたくて仕方のないりーさんに託しました。



最後に、文字のみのCカードを提示します。

見て、この文字のカードも同じものを探すね。

違う・違う・違う・同じだね。


この提示では、まだ文字は読めない段階で
語彙を豊かにするのが目的です。
文字は図形として認識される前提で紹介します。

基本は、文字は紹介程度でよいのですが
同じを合わせたいりおちゃんは、
文字だけ書かれたCカードも自分でペアリング


では、最初から確認してみましょう。
うさぎ・うさぎ、きりん・きりん、ねこ……

写真を指差しして確認です。

同じを合わせることができたね。
りーさんもやってみますか?


うん、やってみる!




今回の提示は、
りーさんはすぐに1人でできる内容だと
思っていました。

次のステップの方が、
彼女の今にぴったりだろうと。

でも、初めて出会った絵カードに触れて
親しみを持ってもらうことで
今後の活動につなげてもらいたい
という思いから提示をしました。


面白かったのは、
一番好きな動物と言っている「リス」の
リアルな写真を見ても、
最初はリスだと認識できなかったことです。

ちいさなプリンセス ソフィアのキャラクター
ワットノットがリスだと思っていたそうで…

抽象度の高いキャラクターから
具体に近いリアルな写真を結びつけ、
「これが本物のリスなのか…」
という気づきの瞬間に立ち会えたことは
なかなか刺激的でした!



今回、私なりのミッションはコンプリートでき、
次のステップへの土台も確認できました。

次回は、単語を読むフェイズの絵カードあわせ
Step②にチャレンジです!!






モンテッソーリ 言語教育の学び

2018-08-06 | モンテッソーリ教育
講座のスクーリングはいよいよ折り返しです。

言語教育の講義を終えて、
3歳の姪っ子りーさんと復習会をしたところ
文字の敏感期スイッチが入った様子の彼女。

もともと、幼稚園に行くようになって
自分の名前を記号として認識し始めたそうですが

「ばば」の「ば」ってどんな形?
「じじ」の「じ」は?


復習会以降、
知っている言葉を文字で書きたい
と思いはじめたようなのです。



子どもは、まず言葉の存在を意識しはじめ
言葉でモノゴトを確認し、言葉で思考、伝達し
最終的に言葉でイメージするようになります。

モンテッソーリ教育では、この発達段階に合わせ
話す⇒書く⇒読む(文法、文章構成)
という順序で言語環境を提供していきます。



私は最初、読む⇒書くの順
の方がしっくりくると思いました。

でも、機械的に文字が書けても
言葉としてイメージが出来なければ
本当の意味で読めたとは言えません。

モノゴトを言葉でイメージできるのは
「知性の働き」そのものです。

モンテッソーリ教育では、
書いてある言葉の意味を理解することが
読むと解釈されていました。



モノには名前があることを知った子どもは
音声言語としての語彙を豊かにする
話しことばの敏感期を経て、
文字と言葉の関係性を認識します。

姪っ子りーさんは、まさにその段階
文字の敏感期が始まったように感じました。

分かりやすい具体的な提示から、
徐々に抽象的な提示に移行していくことで
知性を育みたいところです。



そして、この発達段階に合わせた提示の流れ
が分かりやすいお仕事が
絵カードあわせです。

3種のカードを使い熟すことで
発達段階に合わせた様々な提示ができます。

多角的視点で考えぬかれた教具に出会う度に
鳥肌が立つほどの感動がありますが、

1つの教具で3度美味しいこのお仕事も
正に、鳥肌モノでした。

次回は、この教具の提示についての記録を
まとめたいと思います。