Je vis ma vie 〜ありがとうの気持ちがあふれる社会へ〜

マーケティングの本質は「ありがとうの気持ち」の探求だと考えます。こちらで社会にありがとうの種をまく活動や想いを綴ります。

【開催報告】あまのさんとこどもてつがくのアトリエ

2018-11-06 | 哲学対話
おはようございます。マヴィ桑原です。

11月4日 あまのさんとこどもてつがくのアトリエ
大人向け対話を実施いたしました。

かなりギリギリの告知となってしまったので、
少人数でこじんまりと開催です。


テーマは
〝こどもてつがく〟ってなに!?



元幼稚園教諭で、
現在は保育者養成校教員の あまのさん から
最新の幼児期の教育動向についてお話いただき
参加者みんなで自由に対話しました。




これはダメ!あれをすべき!!

情報があふれる世の中で、
ママたちは
わが子を想い、愛に満ちた模索をしています。

でも、完璧なマニュアルを求めて
それを熟そうとしてはいないでしょうか?



実は、子どもたちに
完璧でなくてもよいんだよ…
ということを伝えてあげられることは
私生活を共にする、ママとパパの特権です!

それなのに、
正解が書かれたマニュアルはどこにあるのかと
探していることはないでしょうか?



できるだけ、間違えたくない
ミスは知られたくない



それって、
間違えることやミスを
否定する考え方のように思います。

でも、

間違えることで学ぶこと
ミスと向き合い、必死で考えて挽回すること

その経験が自分を作ってきたし、
成長させてくれたと、少なくとも私は考えます。



それは、
乗り越えた人だけが知っている世界
なのかもしれません。

だからこそ、
経験の少ない子どもたちに見せるべきは
完璧でないステキな生き様かもしれないのです。



間違えは少しでも少ない方が効率的だし、
やっぱり、ミスは出来るだけ避けたい。

その気持ちとどう折り合いをつけるかは
きっとマニュアルには書かれていないでしょう…



マニュアルなんて探さなくても
人との対話を通して 自分で気づけることが
哲学対話の醍醐味のように思います。



家庭とも、教育や保育の現場とも違う第3の場所

子どもと大人双方のセイフティな場づくりは
まだまだ始まったばかりです。






【開催報告】6月度ママとつくるこどもてつがくのアトリエ

2018-06-30 | 哲学対話
6月17日
「かげあそびでお話ししよう」をテーマに
実施いたしました。

テーマ決めのきっかけは、
3月のアトリエでプロジェクターを使ったところ
途中、多くの子どもたちが
影あそびに夢中になっていたことでした。

そして、
レッジョエミリアアプローチにも
インスパイアされて、100円ショップの材料で
プチライトテーブルを作ってみたりもしました。


少人数でしたので、大人も子どもも関係なく
みんなで色々な角度から影と向き合いました。

影って何だろう?

「歩いてるときにできるー!」

歩いているとできるかーあとは⁇

そこで、光源を提示して
影をつくって遊ぶことを提案しました。





プロジェクターの光で影をつくろうとすると
自分の影が邪魔して、
なかなか思うようにいきません。

でも、恐らく子どもたちの意向とは違う形で
光と影は表現を返してくれます。


セロファンで色を合わせたら
色んな色ができることに気づいたり


光に当てないと影が見えないことに気づいたり


8ヶ月の赤ちゃんの影が
クレヨンしんちゃんみたいと
盛り上がったりしました。



ロディでも影をつくりました。

つくった4歳の男の子がひとこと…
「これ、取っておきたい!!」

取っておきたい⁇どうして?
「自分で作ったから!」

じゃあ、写真に撮るのはどう?
でも、撮った写真はどうしようか?
「ママに見せる!!
あと、(一緒に来た)ばぁばにも!」




自分で撮影した画像は、
今日はおうちで待っているママに見せて
おうちでもお話したかったんですね…



体験重視の1日…
もう少し対話を深めたかったのですが時間ギレ
続きはおうちに持ち帰ってもらいました。



「光と影」は、壮大で少し難しいテーマでしたが
それぞれが持ち帰り、
それぞれの形で深めてもらえたら嬉しいです。



余談ですが…
翌日に会った5歳の男の子と
「昨日、こんなことやったんだよ!
影って何だろうねぇ〜」なんて話をしました。


「影ってさ、オバケみたいじゃない⁇」
と彼…

オバケ⁇

「だって、出てきたり
出てこなかったりするじゃない…」


なになに?どういうこと⁇
オバケも影も
出てきたり出てこなかったりするかなぁ……⁇



しばらく、影とオバケの話で盛り上がりました。
なんだかとっても楽しかったです…



:*:・★・:*:・♪・:*:・☆ ๑❛ᴗ❛๑ ♪・:*:・★・:*:・♪:*:・☆・
ママとつくるこどもてつがくのアトリエ
毎月第3日曜日 10:00〜11:30
チルドリンカフェ本部@日本橋室町にて開催中

【開催報告】5月度 ママとつくるこどもてつがくのアトリエ

2018-05-29 | 哲学対話
5月20日
おどりのもりPROJECTさんとのコラボ企画で
「カラダとおはなししてみよう!」をテーマに
3歳から6歳の子どもたちと対話しました。




おどりのもりPROJECTさんは
東日本橋を拠点に、
美術・教育・演劇・ダンス・演奏など
アートを中心に創造的チャレンジを続けている
アーティスト集団です。
おどりのもりPROJECTホームページ


付き添いで来た7ヶ月のお子さんも交え
ふれあいとダンスを通じてカラダで伝え合う…
新たな対話のチャレンジとなりました。



自分なりの形で表現したり、


相手の動きをまねっこしたり、


みんなで繋がってヘビになったり、


相手のカラダを粘土のように形づくったり…


集団から個へ、個から集団へ
行ったり来たり
とても心地よく時が流れていきました。


単純なものほど、
自分の考えを表現することには
照れや不安が生やすいように感じます。

今回、子どもたちの中には
そんな様子も垣間見えましたが、
一生懸命考えて
創造的で素敵な表現をしてくれました。



恥ずかしい気持ちすら
優しくふわっとした表現として認めること

迷っても、ゆったりじっくりみんなで受け止めて
それぞれがその瞬間のありかたを考えること

環境づくりはとても重要ですね。



カラダで感じたことを粘土で表現するときに
使ったのは
てててのて製作所さんの「米とやさいのねんど」
てててのて製作所ホームページ
真っ白な コメ




ひとりひとりに配った小さな塊は
最後には、まるで遊園地のような
ひとつの作品に仕上がっていました。



さて、どうやって持ち帰ろう⁉︎



1回ぐちゃぐちゃにして分ければいいんじゃない!?

という意見の下、
個と集団の行ったり来たりは
ねんどを分ける形で個に戻って終了しました。



おどりのもりPROJECTさんとの緩やかな時間に
参加した皆さんに
ありがとうの気持ちがあふれる1日となりました。





:*:・★・:*:・♪・:*:・☆ ๑❛ᴗ❛๑ ♪・:*:・★・:*:・♪:*:・☆・
ママとつくるこどもてつがくのアトリエ
毎月第3日曜日 10:00〜11:30
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多様性から生まれる化学反応

2018-05-11 | 哲学対話
先日、ママとつくるこどもてつがくのアトリエ
スピンオフ企画!「ちまきづくりde哲学対話」
が無事終了いたしました。

下は1歳〜50代まで幅広い年代が集まって
新潟県の三角ちまきづくりと
「かぞく」をテーマに哲学対話を楽しみました♪

今回の裏コンセプトは「伝承」

新潟県で親から子へ受け継がれてきたように
まずは大人につくり方をレクチャーし、
親子でつくる流れにしました。



そこで、大人がつくり方を習得している間に
子どもたちは特別メニュー!!
手あらいハッピー♪からスタート!!

5月5日はこどもの日
でも、世界に目を向けるとWHOでは
手指衛生の日 なのだそうです。

両手のひらを広げたら5&5
だから手指衛生だとか…^ ^


チルドリンのプロジェクトのひとつ
レジリエンスカフェ
(コミュニティの災害防災拠点)
の中でも、一番身近ですぐできるレジリエンス
「手あらい」について
正しい情報の普及にチカラを入れています。





楽しくカラダを動かしながら、
ゆっくり互いのココロの距離を縮める時間…



1〜4歳チームはそのままあそびに発展し
5歳以上チームは、
「かぞく」をテーマに自由に描画にチャレンジ!



かぞく
と言われて、まず頭に浮かんだことは何かな?
絵に描いてみよう!!

「マトリョシカでもいい…?」(ステキ☆)
この一言で、みんなのココロが解放されました!


「うーん。。。家族って言ったらアレなんだけど
いや、でも違うかなぁ…」
と言いながら、
映画『リメンバーミー』をどう描くか悩んだり…


兄妹で参加してくれた2人は
こちょこちょおしゃべりしながら
カエルさんの家族を描いていました。




かぞくのカタチは、本当に様々です♪





大人の皆さまがちまきづくりに慣れたところで
子どもたちも合流して、親子で楽しみました♪











茹で時間には、参加者全員で
かぞくをテーマに哲学対話



子どもが描いたマトリョシカの絵をキッカケに
親から子へ受け継がれる想い…
そこには「親バカ」な気持ちが存在するのかも。
では、「親バカ」って何だろう…
という話になりました。

バカな親のことなんじゃない?(小4)

バカだなぁーって自分で思ってしまうくらい
わが子に愛情を注いでしまうことかなぁ(大人)

バカって悪い意味の言葉だと思っていたけれど
悪い意味なのかな?よい意味かな⁇(大人)

話を聞いていたら、
よい意味な気がしてきた(小4)

「バカ」は悪い意味だと思うけど
「親バカ」となると意味が変わるような気がする
(大人)

初対面で年齢幅もある人が集まって対話をすると
新たな気づきが生まれる喜びを
参加者全員で楽しむ時間となりました!!



核家族は問題なのか?

血のつながりだけが家族ではないという感覚

夫婦の関係

日本と海外の家族観の違い



家族について考えることは
パーソナルな部分に踏み込むことでもあります。

話したくなければ話さなくてもよい

セイフティな場であることも触媒となって、
新しい気づきの化学反応が起こりました。




皆さんとの楽しい時間に
ありがとうの気持ちを込めて…




:*:・★・:*:・♪・:*:・☆ ๑❛ᴗ❛๑ ♪・:*:・★・:*:・♪:*:・☆・
チルドリンアカデミーforKIDS
ママとつくるこどもてつがくのアトリエ
毎月第3日曜日 10:00〜11:30
チルドリンカフェ本部@日本橋室町にて開催中






【開催報告】4月度 ママとつくるこどもてつがくのアトリエ

2018-04-16 | 哲学対話
4月15日 ママとつくるこどもてつがくのアトリエ



今回のテーマは
「感覚あそびで表現しよう!」



3〜6歳の子どもは
「感覚の敏感期」です。

この時期は、
感覚刺激を意識的に整理しようとすることで
概念を形成をしていると言われています。

そこで…
感覚刺激をベースとしたアクティビティを
色々楽しみました。


前半は、聴覚あそび

まずは音楽をじーっくり聴いて


感じたことを、色と線でお話しします。


みんなの前でお話しするのは緊張しても
クーピーが表現を後押ししてくれました。

最初は恥ずかしくてママの後ろに隠れていた子も
「ぎゃー!!せめてくる〜」
なんて言いながら、
クーピー同士のお話に夢中でした♪



3曲聴いたら、机いっぱいの模造紙が賑やかに!




少し場が温まってきたところで、
自分で音を作ってみることにしました。

キラキラのビーズやスパンコールを入れて
オリジナルのマラカスづくりです。


今の気持ちは
「楽しい気持ち♪」
という子どもたち・・・

みんなで楽しい気持ちの合奏をしました。





聴覚あそびの次は・・・味覚あそび


おっと、その前に
「手あらいハッピー♪」と、
アルコール手指消毒も忘れずに!!






手がキレイになったところで


モンテッソーリ教具「味覚瓶」のペアリングに
みんなで対話しながら挑戦しました!!



ただの水酸っぱい水塩っぱい水甘い水
じゃあ、それぞれどんな色?


ただの水⇒青

すっぱい水⇒黄色
「レモンがすっぱいから!」

しょっぱい水⇒ピンクor黄色

そして・・・全員が「おいしい水」と言った
甘い水⇒それぞれが好きな色


みんなが一番好きな味は
それぞれが好きな色をイメージしたことが
大人の私には予想外の展開でした♪

ただの水は白だと思ったー!!青かぁー
というママたちの意見も、興味深いものでした。




いつも、いつも あっという間に時間は過ぎます。


最後に少しだけ、嗅覚あそび

マンダリンオイルの香りをかいで、色をイメージ
「いっせーのーせ!」



柑橘系の香りと説明した訳ではないのに
みんな、オレンジや黄色のイメージでした!!!




感じたことやイメージを色や線で表現してみると
大人も子ども関係なく、
みんな同じ目線でお話ができるものです。


言葉以外の表現でお話しするチャレンジ
とーっても、楽しかったです♪



次回はおどりのもりPROJECTさんとのコラボで
「カラダとおはなししてみよう!」
をテーマに、
自分のカラダと向き合い楽しむ時間
にしたいと思っています。




:*:・★・:*:・♪・:*:・☆ ๑❛ᴗ❛๑ ♪・:*:・★・:*:・♪:*:・☆・
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