カエサルの世界

今年(2019年)1月中旬から「休載中」ということになっているのだけど、まあ、ときどき更新しています。

●山鉾(やまぼこ)

2016年05月13日 | ★仙台市の風景  

 いよいよ明日(5月14日)から、青葉まつりです。
 カエサルとしては、正直なところ、気持ちの準備ができていません。
 アレもあるしコレもあるぞぉぉぉということで楽しみ楽しみでもあるのだけど、寝坊して行けなかったなどということになってしまうんじゃないかという気もしたりして「恍惚と不安、ふたつ我あり」みたいな心境です。
 今回の記事では、5月8日のいちばん踊りのときに撮った山鉾を紹介させてもらいます。山鉾は、青葉まつりの前になると、一番町通りに展示されます。明日の日中まで展示、夜から動き出すということになるんじゃないかと思います。
 写真は、流し踊りの前に撮ったもの、途中で撮ってもの、終わってから撮ったものなどがごちゃ混ぜです。この他に、すずめ踊りのバックとして写っている山鉾もあるわけですけど、そういうのは除外して「山鉾の写真」という感じになっているものを集めてみました。




 七十七銀行 七福大太鼓山鉾(しちふくおおだいこやまぼこ)




 報道六社 大黒天山鉾(だいこくてんやまぼこ)




 JR東日本 雅山鉾(みやびやまぼこ)




 阿部蒲鉾 大鯛山鉾(おおだいやまぼこ)




 NTT東日本 囃子山鉾(はやしやまぼこ)

 同じようなものなのに、地域によって名前が違うというのは珍しいことではないと思います。でも、山鉾(やまぼこ、やまほこ)・屋台(やたい)・山車(だし)・地車(だんじり)・曳山(ひきやま)・・・ほど強烈なのはないと思います。それぞれが歴史と伝統を持っているので、標準語というものができなかったということになるんじゃないかと思っています。
 カエサルが最初に覚えたのは「屋台」という言い方でした。茨城県の「潮来祇園祭礼」ではそうでした。川ひとつを隔てた千葉県の「佐原の大祭」では「山車」と呼んでいました。
 当時(今から50年くらい前)、潮来と佐原には地域としてのヒエラルキーがあったので、「山車」というのが正式な言い方で、「屋台」というのは田舎の言い方なんだと思ったりしていました。
 もっとも、佐原の山車を見たという記憶はありません。カエサルの記憶にあるのは潮来の屋台で、しかも、就学前に見た屋台。大きかったし、怖かったです。

 仙台では「山鉾」です。「やまほこ」ではなく「やまぼこ」と読みます。
 カエサルが初めて山鉾を見たのは数年前のことなんだけど、小さいと思いました。屋台の小さいやつを山鉾と言うのかなと思ったりもしました。
 でも、たぶん、カエサルが大きくなったからですね。
 若葉の頃(First of May)風に言えば・・・
    When I was young, and YATAI was big
    Now I am old, and YAMABOKO is small
 ・・・という感じでしょうか。
 仙台の山鉾は11台あって、その全部が一番町通りに展示されていたと思うんですけど、こうして紹介できたのは5台だけということになりました。
 なんか中途半端な紹介のしかたということになり、申し訳ないという気もしているんですけど、明日からは、この山鉾たちが動きます。
 明日(宵まつり)は復興祈願山鉾があり、明後日(本まつり)は本格的な山鉾巡行があります。
 山鉾を引く人があり、押す人があり、乗る人があります。その前後で、すずめたちが舞い踊ります。
 楽しみ楽しみです。


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2 コメント

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七福神のアップリケ (カエサル)
2016-05-13 22:23:51
 思いつきでポンと撮ってみたんだけど、予想していたような神々しい感じじゃなくて、なんか、意表を衝かれました。
 でも、それが面白いかもと思ってUPしてみたわけですけど、面白がってくれる人がいて感謝感謝です。

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七福神 (せんだーど)
2016-05-13 22:08:36
報道六社の山鉾の七福神アップリケ、初めてじっくり拝見いたしましたが、弁天様が「家政婦は見た」(もしくは巨人の星の明子姉ちゃん)みたいに何かの陰からひょっこりのぞいていたり(ちびまる子ちゃんの野口さんにも似ていますね)、恵比寿様と布袋様が密談(?)をしてたり、なかなか味のあるお顔ですね。こんな風になっていたのですね。これは面白いです。
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