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昨年末から読んだ本を振り返ってみたいと思います。
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テニス漫画です。未経験の少年がグングンと強くなっていくというお話なんだけど、ただ努力を重ねるというだけではなく、非常に論理的に練習を積み、試合に臨むのですね。テニスのことをまったく知らないカエサルでも十分に楽しむことができました。
この本、「超合本」ということで5巻分が一気に読めます。漫画っていうのは1巻を20分か30分くらいで読み終えちゃうわけで、どうしても物足りなさを感じてしまうのですけど、さすがに5巻分がまとまっていると読み応えがあります。
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野鳥のフィーディングを中心としたエッセー漫画です。野鳥たちとのつきあい、読んでいて楽しいです。
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飼い犬の話。エッセー漫画もあるし、創作もあるんですけど、いずれもスゲーと思ってしまいました。いわゆるひとつのペットものとは一線を画しています。石川優吾さんの作品と言うと、かわいい女の子が出てきて、その女の子の魅力で作品全体をひっぱっているという印象があるのだけど、この作品集の場合、そうした意味でのかわいい女の子は出てきません。その代わりに犬たちがかわいいかと言うと、それほどでもありません。でも、ジンときて、ズンときて、ガンときました。石川さんって、凄い表現力のある人だったんですね。
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第1話では、主人公(原作者自身がモデル?)たちの少年時代・青年時代のエピソードが、断続的に描かれます。一部始終を描くわけではないので、悲惨な状況が延々と続くようなことはなく、スイスイと読み進めることができます。でも、描かれていない部分がグイグイと押し迫ってくるという感じがあります。結末も・・・とあまり書いちゃうとネタバレになっちゃうので控えますけど、スイスイと楽しく読むことができて、グイグイと胸に迫ってきます。
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自暴自棄になって街をふらついているような少女がいて、チンピラの餌食になりかけるところからお話が始まるのですが、天使とか、悪霊とか、そういうお話になっていきます。そのへんのお話のつながりがスムーズで、感心しました。登場人物たちやその関係は魅力的だし、絵柄はスッキリとしていて綺麗だし、バトルシーンがくどくないのもいいです。
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中大兄皇子(天智天皇)・大海人皇子(天武天皇)の時代を描いているわけですけど、中大兄が悪役として描かれています。歴史上の人物の善悪を論ずることに意味があるとは思わないのだけど、そう考えると、この時代のいろんな事件がスッキリと理解できます。感心しました。
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カエサルは、恋愛マンガとかは苦手なんですけど、いくえみ綾さんの作品だけは別です。いくえみさんの作品は、登場人物たちに「表情」があると思います。喜怒哀楽のようなパターン化された表情ではなくて、その中間というか、微妙な感情の揺れみたいなものが伝わってくるのです。そうなると、ちょっとした気持ちのすれ違いみたいなことがドラマになっちゃうんですね。徹頭徹尾、面白いです。
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