
まずは、コケ。
先日、ベランダの手すりに生えているコケの写真を撮ったわけなんだけど、自然観察の森に行ったのは、その翌日なんですよ。頭の中に「コケ」のことがしっかりとインプットされていたわけで、ふだんならスルーしちゃう、こういうところが気になっちゃったわけです。
朽ちかけた木の切り株に生えた緑色のもの、これ、何なんでしょうね。コケかもしれないし、シダかもしれません。カビという可能性もあります。いずれにしても、みんな、生きているんだね。

黄色と黒、そして朱。ジョロウグモだと思います。たぶん、メスですね。
クモっていうのは、オスとメスの区別がつきやすい動物なんだそうですよ。中国語では、オスが「蜘」で、メスが「蛛」、雌雄を合わせて「蜘蛛」ということになるんだそうです。

こういうクモは見たことがない・・・っていうか、クモの色とか形とかを気にしたことはないわけですよ。ジョロウグモの写真は何回か撮ったんで、調べたことがあって、似ているクモとしてナガコガネグモの名前なんかも知ってるんですけど、でも、それだけ。
今回、このクモの名前を調べてみようと思ったんだけど、ちょっと無理でした。

こいつには驚かされましたね。コケの写真を撮っているとき、つまり、地面の方を向いて写真を撮っているとき、何かが動いているのですよ。でも、何が動いているのかがわからないのです。
とにかく、脚が長くて、細いクモです。肉眼では、脚が見えませんでした。腹部だけが、ただフワフワと動いているように見えるのです。ゴミみたいなものが風で動いているような、そんな感じなんだけど、それにしては、動きが不自然なのです。あれ? あれ? と思って、よーく見てみたら、クモなのでした。
この写真、よく撮れたと思いますよ。



こういうの、森の中で見れば何でもないんだろうけど、アスファルト道路の上から見ると、ちょっと独特の雰囲気があります。

コケの接写を試みたりしていたんだけど、このときに気になったのは、岩のあちこちにある、ちょっと白いところです。

予想していたことではあるのだけど、これもコケなんですね。まあ、シダかもしれませんけど。
なんか白いもの、パイプ状というかラッパみたいなのがニョキニョキと生えています。大きさとしては、1mmか2mm、せいぜい5mmというところでしょうか。そんなもんだと思います。「白いところ」としか見えなかったものに、こんな「構造」があるなんて、ちょっと感激しました。
この白いラッパ、どこかで見たことがあるような気がするんですよね。「配偶体に寄生する胞子体」とか、そんな感じの画像じゃないかな。でも、有名なスギゴケの胞子体はドングリみたいな形でラッパとは似ても似つかない形だし。ウチワゴケというシダ植物には「ラッパ状の胞子嚢」があるそうなんだけど、明らかにこれとは違うし。結局、わかりませんでした。

例によって、アレ・ブレ・ボケの見本みたいな画像になっちゃいました。さっきの画像の方がわかりやすいですね。
こういうサイズの写真を、クッキリ、スッキリと撮れたら、楽しいでしょうね。等倍マクロがあったら、そういう写真が撮れるのかな。
マクロレンズ、買っちゃおうかな。
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