青葉まつり（５）

　青葉まつりの５回目です。今回は、２日目（本祭り）の午前中の話をしたいと思います。
　この日、１０時過ぎのバスに乗って仙台駅前に向かったのだけど、これが凄い混雑でした。仙台駅前で降りようと思っていたのだけど、無理をしないと降りられないような状態。無理はせず、県庁・市役所前まで行くことにしました。
　通勤・通学時ならともかく、日曜の日中にこういうのは初めてですね。かなりの人出になるんじゃないかと思いました。頭をよぎったのは六魂祭のときのこと。御神輿とか、武者行列とか、山鉾とか、ろくに撮ることはできないんじゃないかと思ったりしました。でも、それなりにいろんなものは撮れるはずなんで、それでいいやと思ったりしました。

　仙台市役所前です。武者行列の皆さん、出陣式の前後です。黒山の人だかりに囲まれて・・・なんてことはありませんでした。あまりにもあっさりと写真を撮ることができて、ちょっと拍子抜けしてしまいました。
　ほどなくして、いざ出陣・・・ということになったのだけど、すぐにストップ。「２年前は、ここで３０分くらい待ったんだよ」なんて声も聞こえてきました。まあ、こうしたイベントで３０分くらい待つのはよくあることだろうけど、なにしろ武者さんですから、毅然とした姿勢、毅然とした表情のままでじっと待っています。これはたいへんだろうな・・・と思いました。
　カエサルは、サムライにはほど遠い人なので、待ちきれず、市民広場に向かうことにしました。

　市民広場では御神輿の出陣式（とは言わないと思う）をしているところでした。さすがに人がいっぱいで、ステージの前の方に行くことなどできません。
　この写真は、ステージの横の、スタッフさんのテントの隙間から撮ったものです。思っていたより絵になってくれたとは思いますけど、狙って撮ったというようなわけではないので、かなり残念でした。この時点では、二度と御神輿を見ることはできないだろうと思っていたんですよ。

　一番町です。御神輿、いました。
　すぐに追いかけていったというわけではなくて、しばらく市民広場の周りをウロチョロしてから、じゃあ、一番町にでも行ってみるか・・・というノリで行ってみたのですよ。そしたら、いました。
　人も、ふだんより少ないくらいで、写真も、あっさりと撮ることができました。

　御神輿に続いて、武者行列がやって来ました。３０分待つなどということはなく、無難に出発することができたようです。
　それにしても、何人の武者さんがいたんですかね。数十人のグループが１０近く、２００～３００人くらいはいたんじゃないのかな。どんなグループなのかはわからないんですけど、まあ、いろんな性格のグループがあったんでしょうけど、県外からいらっしゃったグループもあるとのことでした。なんか、とにかく、豪華絢爛でした。

　武者行列の中でひときわ目を引いたのが、このお姫様ですね。武者、武者、武者・・・の中で、お姫様。この世に、こんなに美しいものがあったのか・・・とさえ思ってしまいましたよ。

　一番町でのパレードを見終えて、勾当台公園に向かおうとしたら、伊達武将隊の皆さんが信号待ちをしていました。
　実は、青葉まつりで武者行列があるという話を聞いたとき、この伊達武将隊の皆さんがパレードするだけだと思っていたんですよ。でも、まったく別枠での活動だったみたいです。
　伊達武将隊、メンバーが替わって、３代目になるのかな。認知度も上がっているみたいで、街を行き交う人たちとの交流も和やかで楽しげでした。
　まあ、そんなこんなで、御神輿も撮ったし、武者行列も撮ったし、お姫様も撮ったし、伊達武将隊も撮ったし、満足、満足でした。バスを降りてから１時間足らずでこれだけ楽しめるなんて、青葉まつり、凄いですよ。しかも、この後、消防隊のはしごのりも見られるし、御神輿や武者行列ももっと本格的なやつが見られるし、山鉾も見られるし、何と言っても、すずめ踊りがありますからね。青葉まつり、本当に凄いです。

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