カエサルの世界

今年(2019年)1月中旬から「休載中」ということになっているのだけど、まあ、ときどき更新しています。

アクアマリン(きぼう)

2011年12月30日 | ☆水族館とか   

 アクアマリンふくしまシリーズの2回目です。時系列で紹介していくつもりだったんですけど、年の瀬も押し迫って、何となく明るい話題が欲しいということで、「きぼう」にしてみました。
 8月に行ったときは、この看板しか見られなかったんですけどね。今回は、ちゃんと「きぼう」くんに会うことができました。看板の左下の方に写っているのが「きぼう」くんなんですけど、わかりますか?


 アクアマリンふくしまには、メスの「くらら」、オスの「ユキナ」という2頭のゴマフアザラシがいるんだけど、震災で、アクアマリンでは育てることができなくなり、「くらら」は鴨川シーワールドへ、「ユキナ」は新江ノ島水族館へ“疎開”していくことになりました。
 その「くらら」が疎開先の鴨川シーワールドで出産したのが「きぼう」です。誕生日は、4月7日。そうか、あの大余震があった日に生まれたんだね。


 あの頃というのは、水を汲みに行ってご近所の方と挨拶をしたとか、職場の同僚からおにぎりをもらったとか、何があっても嬉しかった頃でもあるんだけど、「きぼう」の誕生は本当に嬉しかったですね。
 なにしろ、くららたちの搬出が3月16日ということで、水道やガスはもちろん、電気も来たか来なかったかという時期です。生きているというだけで凄いことなのに、赤ちゃんを産んでしまうなんて、凄すぎです。


 6月に「くらら」と「きぼう」がアクアマリンに帰ってきて、7月にアクアマリンが再開して、9月に「ユキナ」が帰ってきました。
 カエサルは8月にアクアマリンに行ったのだけど、「きぼう」くんの姿を見ることはできませんでした。いることはいるんだけど、奥の方にいて見えなかったということみたいです。
 でも、そういうものですよね。希望って、恥ずかしがり屋で、なかなか表には出てこないものなんですよ・・・なんて、そんなことを考えたりしました。


 今回は、「きぼう」くん、元気な姿を見せてくれました。姿を見ることができたというだけで嬉しかったのに、ちょっと想定外の元気さでしたね。
 「きぼう」は、セイウチさんの水槽をはさんで、「くらら」や「ユキナ」とは別の水槽で一人暮らしをしています。どうしてママやパパと一緒に暮らさないのか・・・とか思いますけど、まあ、いろいろとあるのでしょう。伊豆・三津シーパラダイスに疎開しているトドのイチローとハマが帰ってきたら、同居することになるのかもしれません。
 でも、「きぼう」の水槽は、ガラスの反射が厳しいんですよね。実際に見ているときは大脳が自動的にカットしてくれるから気にならないんだけど、写真を撮るのにはいい場所じゃないんだよね。それだけが、残念と言えば残念だったかな。
 それにしても、この画像、凄いね。巨大なアザラシが空から地上に襲いかかってくるみたいに見えなくもありません(笑)

 まあ、そんなこんなの「きぼう」くんとの初対面でした。
 はじめまして、カエサルです。よろしくね。


 さて、こっちは、「くらら」と「ユキナ」のいる水槽です。これは、たぶん、「くらら」ですね。
 長い足・・・みたいに見えますけど、そう見えるだけです。でも、なんか、セクシーですね。くらら、このポーズが好きなんじゃないかな。


 何を考えているのかな・・・なんて思いながら表情のアップを狙ってみました。
 目、わかりますか? その下の方の水滴、涙に見えなくもありません。
 カエサル、サントリーのCMで、ペンギンさんがポロリと涙をこぼすやつ(わかります?)、あれを思い出してしまいましたよ。




 くらら(ひょっとしたら、ユキナ)、同じポーズのままでいたわけではありません。元気に泳ぎ回ってもくれました。


 でも、やっぱり、こういうポーズが好きみたいですね。
 「見て、クララが立った。」
 ・・・とか、そういうことじゃないと思うんですけどね(笑)


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