カエサルの世界

今年(2019年)1月中旬から「休載中」ということになっているのだけど、まあ、ときどき更新しています。

・退職

2013年12月31日 | ☆生活とか    

 大晦日だし、「2013年を振り返る」みたいな記事を書こうと思ったのだけど、うまくまとまりません。いっそのこと、「退職した」という一点にしぼって、心にうつりゆくよしなしごとをそこはかとなく書きつくろってしまおうかな・・・なんて思ったわけです。
 まとまった話など書けそうにないのだけど、これまで、そうした試みさえしていませんでしたからね。まあ、やってみます。


 「定年前に退職してもいいんだ」ということに気がついたのは、10年くらい前ですね。40代の半ばです。
 それまで、定年まで勤めるのがアタリマエと思っていましたから、ちょっと新鮮な発見でした。人生に選択肢ができたという感じでした。
 仕事(高校教員)が嫌になったというわけではなく、何か新しいことを始めようというわけでもありません。いずれは辞めなくちゃいけないわけだし、漠然と定年まで待っていなくてもいいんじゃないか・・・という感じですね。
 退職してしまえば、職場に行かなくていいわけです。朝、起きなくていいわけです。好きなときに起きて、好きなときに寝る生活。これは、ベリー素晴らしいではありませんか。
 でも、退職してしまうと、お給料がもらえません。無収入で、生活ができるのか・・・ということは考えざるを得ません。いろいろと計算してみたんですけど、なんとかなりそうだ・・・という感触を得ました。
 だからと言って、来年、再来年というつもりはありません。あくまでも、そういう選択肢を持ったということですね。

 ・・・と、その頃の写真を探してみたのだけど、こんなのが見つかりました。例によって、「写真は本文の内容とは関係がありません」ということになります。以下、同文です。


 転勤して、家を買い、50代になり、もう、いつでもゴーサインを出せる・・・という感じになってきたわけですが、おいそれと「今年限りで辞めます」というわけにはいきません。
 そんなカエサルの背中を押してくれたのが、教員免許の更新制度ですね。更新しなければ、教員を続けることはできず、必然的に退職することになるわけです。
 しばらくは、揺れましたね。よし、辞めよう・・・と思った翌日に、よし、続けよう・・・と思ったりしたこともありました。
 でも、2011年の末だったか、2012年になってからだったか、辞めることにしました。なんか、スッキリしましたね。


 どうして退職するのか・・・ということは、いろんな人たちからさんざん聞かれました。「退職したい理由が100くらいあって、したくない理由が99くらいしかなかったから」なんて答えたりしていたんですけど、まあ、その通りです。
 あえてひとつだけ理由をあげるとすれば、「定年前に退職してみたかった」ということになるでしょうか。
 高校を出て、大学を出て、就職して・・・と、まあ、敷かれたレールの上を歩んできたわけです。でも、人生の中で1回くらいは、自分の意思で自分の進路を決めてみたい・・・と、まあ、そんな感じの思いがあったわけです。


 退職後の生活については、このブログで紹介している通りです。ただひたすらゴロゴロしています。最初のうちは、何か悪いことをしているかのような気分になったりもしたんですけどね。少しずつ慣れてきているところでしょうか。
 まあ、30年以上も職業人をやってきたわけで、なかなか職業人気分が抜けません。退職者としては、まだまだシロートですね。来年は、もう少しリッパな退職者になりたいですね。

 ・・・というわけで、予定通り、まとまりの話になってしまいましたけど、みなさん、よい年をお迎えください。


 ← 応援クリック、よろしくお願いします。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿