ただのサッカーブログ

世間知らずの人間が書くサッカーを中心とした個人ブログ。2020年からはサッカー以外の事も少しずつ。

2020/9/8 テゲバジャーロ宮崎 朝日新聞文字起こし

2020-10-18 | Weblog
2020/9/8 朝日新聞文字起こし

数字は語る 参入・昇格・降格・・・激しい競争
『56』Jリーグのクラブ数

サッカーのJリーグクラブがどんどん増えている。
1993年の開幕時の「10」から、J2、J3を
合わせて今や「56」になった。
リーグ参入を目指す動きはまだ止まらない。

JFLのテゲバジャーロ宮崎はその一つ。テゲは宮崎弁
で「すごい」を意味し、バジャーロはスペイン語の
牛と鳥を合わせた造語だ。牛のように勇敢に、鳥の
ように高く羽ばたくという願いを込めた。5千人収容の
新スタジアムを建設中の宮崎県新富町と、
宮崎市をホームタウンにする。

この夏、テゲバは苦闘のさなかにあった。
新型コロナ禍で「先が見通せない」(二村恵太社長)と、
新スタジアムの工場が一時中断される事態も起きた。
7月のJFL開幕戦は引き分け。8月末の地元での初戦は、
気温35.4度の中、後半開始直後に先制点を奪われたが、
後半40分に追い付き、引き分けに持ち込んだ。3戦目で
ようやく初勝利。コロナ禍で開幕な遅れ、
試合数が15に半減した中、奮闘が続く。

Jリーグは創設時から「地域密着」の方針を掲げ、
積極的に地方のチームを応援してきた。クラブ数は
増え、1999年J2、2014年にJ3が発足。
60年以上を12球団で固めてきたプロ野球
とは大きく違う点だ。その中で、参入、昇格、降格
といったドラマが生まれ、さらに地域に溶け込んだ。

Jリーグ参入には、いくつかの条件がある。まずJFL
16チーム中、シーズン4チームに入ることが必須だ。
さらに施設の整備、経営状況などで、リーグが
設定するJ3基準を満たさなければならない。
今年に限って「平均観客数2千人以上」
の条件は運用されない。最終的には11月のリーグ理事会で
参入できるかどうか判断される。

Jリーグ発足時、九州にはチームがなかった。だが今、
九州でJクラブがないのは宮崎県だけだ。全国では8県が
「Jなし県」。テゲバジャーロで地元出身のFW
水永翔馬選手(35)は「そこがすごく寂しい部分
なんです。何としてもJクラブをつくるんだ、
という気持ちです」。(恵藤公浩)



10月17日(土)閲覧数:529PV 訪問者数:333人

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