ただのサッカーブログ

世間知らずの人間が書くサッカーを中心とした個人ブログ。2020年からはサッカー以外の事も少しずつ。

第98回 青森山田 対 昌平 準々決勝 文字おこし

2021-09-03 | Weblog
第全国高校サッカー選手権大会
準々決勝 2020年01月05日 12:05 KickOff
@等々力陸上競技場

青森山田3-2昌平

3 前半 0
0 後半 2

得点者
10分 浦川 流輝亜
19分 後藤 健太
40+2分 武田 英寿

49分 須藤 直輝
75分 山内 太陽

警告・退場
59分 9 田中 翔太(青森)


青森山田(数字は学年、書いていない選手は3年)
GK 1 佐藤史騎、東海大学
DF 2 内田陽介2、ロングスロー、明治大学
DF 3 神田悠成、新潟医療福祉大学
DF 4 箱﨑拓、大阪体育大学
DF 5 藤原優大2、浦和レッズ、SC相模原
MF 6 古宿理久、横浜FC、水戸ホーリーホック
MF 7 松木玖生1
MF 8 浦川流輝亜、専修大学
MF 10 武田英寿 (Cap.) 、浦和レッズ、FC琉球
MF 11 後藤健太、東京学芸大学
FW 9 田中翔太、新潟医療福祉大学

9

8 10 11

6 7

3 5 4 2

1

選手交代
8 浦川 流輝亜▼72分 OUT13 得能草生、仙台大学▲72分 IN
9 田中 翔太▼75分 OUT14 金賢祐、FCソウルアカデミー→常葉大学▲75分 IN
11 後藤 健太▼80+4分 OUT16 那俄牲海、作新学院大学▲80+4分 IN


昌平(数字は学年、書いていない選手は3年)
GK 1 牧之瀬皓太 、立教大学
DF 2 西澤寧晟、東京経済大学
DF 4 柳澤直成、20年房総ローヴァーズ木更津FC→21年ジョイフル本田つくばFC
DF 5 大竹琉生、東京農業大
DF 12 柳田亘輝
MF 6 柴圭汰2、福島ユナイテッド
MF 7 紫藤峻2、電気通信大学
MF 8 鎌田大夢、J3福島ユナイテッド、20年25試合1得点
MF 10 須藤直輝 (Cap.)2 、鹿島アントラーズ
MF 14 小川優介2、鹿島アントラーズ
FW 11 小見洋太2、アルビレックス新潟

11

7 10 8

6 14

5 4 2 12

1
選手交代
7 紫藤 峻▼51分 OUT 9 大和海里▲51分 IN
9 大和 海里▼65分 OUT 18 山内太陽▲65分 IN(ケガの交代ではない)
8 鎌田 大夢▼78分 OUT 13 篠田大輝1▲78分 IN


昌平は、青森山田のプレッシングに屈した。
パス回しが持ち味の昌平は、前線までボール
を運べず、結局前半のうちに
左クロスから失点、青森山田のフィードから簡単に
ペナ内に入られ、結局クリアミスを押し込まれ失点、
前半ロスタイムに右クロスから失点。

さすがに3点失うと、勝てる試合も勝てなかった。
後半の2得点とも、昌平の技術力を生かしたスルーパス
が通ってのゴールだったが、それが勝ちに結び
付かなかったのが全てだろう。

一方の青森山田は、前半に3得点。試合開始からハイ
プレスで先制に成功。ミドルプレスに以降して、
相手がボールを持つ時間が増えても、シュートまで
やらせず、相手のシュートを前半1本に抑える。

幸運だったのは、前半ロスタイムにも、得点出来た事。
10武田が左サイドに振って、そこからクロスを
自身が飛び込んで、得点。後半にも、
カウンターからのボールキープや得点力
で、昌平の攻撃を牽制。この試合のMVP
と言えるのではなかろうか。

後半、チームとしてのプレッシング自体は衰えた
かもしれないが、3得点を守り切るという最低限の
仕事は果たせたといえるだろう。




2020年1月6日(月)読売新聞朝刊スポーツ面

青森山田逃げ切る

強豪対決の焦点となったのは、前半の攻防だった。
そつなく3点を先行した青森山田は、
昌平をシュート0本に
抑え込む鉄壁の守備も披露。
リードを守り切って2015年度以降、
5大会で4度目となる埼玉スタジアム行きを決めた。

先制は10分。右クロスをゴール前で
受けたMF浦川が放ったシュートは、
一度は阻まれたものの、9分後に追加点。
「非常に大きかった」と
黒田監督がたたえたのは前半ロスタイムの3点目で、
サイドチェンジから
浦川が送った左クロスを、
走り込んだMF武田が頭でねじ込んだ。

後半は、技巧派集団の昌平に苦しめられ、
残り5分で1点差に詰められた。チームを支えたのは、
高円宮杯U-18(18歳以下)プレミアリーグで
技術の優れたJユース勢との試合を重ね、
日本一となった経験と自信だ。劣勢でも動じずしのぎ、
武田は「プレミアでも、こういう相手と戦ってきた」
と胸を張った。

大勝が続いた3回戦までとは一転、接戦を制し、
「やはり甘くない。後半は気の緩みがあったし、
もっと気を引き締めていかないと」と浦川。
前回王者に慢心はない。(宮地語)


矢板中央 攻守安定

2年生ながらスタメン起用が続き、
「そりゃあ、うれしい」。
朴とつとした語りが印象的な矢板中央FW多田が、
強豪の四日市中央工から20分までに2ゴール。
2大会ぶりの4強入りに導く原動力となった。

相手選手との駆け引きのうまさが秀でていた。
12分、右からの浮き球に反応し、
「DFラインが(球の動きに気を取られて相手を
見失う)ボールウォッチャーになっていて、
抜け出せた」と相手を振り切った。
落ち着いて流し込んで先制点。

20分には、「芝がボコボコしていたから
ミスがあると思っていた」と、トラップが
大きくなった相手にすかさず
プレス仕掛けてパスカット。
一気に運んで今大会3点目をもぎ取った。

Jクラブなどと争う今季の
高円宮杯U-18(18歳以下)プリンスリーグ関東
では最下位に沈み、自らも「シュートを多く外した」。
反省から枠内へ確実に放つ練習を重ね、
「成果が出せたかな」とうなずいた。

選手権では3大会連続で8強以上と実績は安定しているが、
今季のチームは自身を含めて入学後に急成長した選手が
多いという。「ずば抜けた選手はいないけど、
チーム力で上回れている」。守備陣も2戦連続で無失点。
一丸で初の決勝をつかみにいく。(平地一紀)

矢板中央・高橋監督
「県大会もギリギリで勝ったのに、よく全国に来て
4勝していると、自分でも驚いている。選手たちの成長
がすごく感じられる」


帝京長岡 電光石火

仙台育英の出はなをくじく帝京長岡の先制点は、
試合開始から30秒もたっていなかった。

左サイドのスローインを、
FW晴山が仙台育英の陣内深くで受けた。
「感覚的に、来ると分かっていた」。MF谷内田(やちだ)は、
幼い頃から知る仲間からパスが来る事を確信していた。
ゴール前へ走り込み、低いクロスを右足で流し込んだ。

1年前、前回大会の準々決勝では
前半の失点を取り返すことが
できず、尚志(福島)に敗れていただけに、
大きな意味を持つ1点だった。
先制点の重みを痛感させられた記憶を古沢監督は、
「その経験があって、最初の入りができた」と振り返った。

新潟県勢初の4強という歴史を切り開いた谷内田は、
「歴史を変えられたことは素晴らしいが、
ここは通過点」と言いきった。勢いのまま、
目標の日本一へ突き進む。(古藤篤)


岩本ハット堅守破る

鮮やかな個人技でゴールを量産してきた静岡学園が、
セットプレーでも強いところを、堅守の徳島市立に
見せつけた。

16分の左CK、主将のDF阿部がヘディングで先制点を
決め、「練習通り」と拳を何度も振った。22分には
MF井堀の左CKを、ゴール左前に走り込んだFW岩本が
頭で流し込んだ。

セットプレーによる得点は今大会、FKを直接決めた
くらいで前日に取り組んだといい、「練習してきた
ことだったので勢いが出た」と川口監督。40分70分
にも加点した岩本は「セットプレーで2点取れたのが
良かった」と語り、「勝ち上がるにはセットプレー
が必要だった」と阿部も課題克服の手応えを強調した。

優勝経験を持つ名門も4強入りは23大会ぶり、静岡勢
としても12大会ぶりと久々だ。4試合で15得点、
いまだ無失点と増すばかりの勢いは〈王国復権〉
にたどり着けるか。(大館司)

徳島市立 シュート2本

無失点で勝ち上がってきた徳島市立の堅守は静岡が苦言の猛攻に
耐えきれなかった。16分に先制された後は防戦一方に。終盤には
前線の数を手厚くして一矢を報いようとしたが、なかなか球を
奪えないまま、シュート本わずか2本に終わった。主将のMF阿部は
「相手の攻撃力は想像以上だった。2、3人で囲んでも、
前に抜けられた」と完敗を認めた。


第98回全国高校サッカー 第5日(5日・駒沢ほか)
準々決勝が行われ、4強が出そろった。矢板中央(栃木)は
四日市中央工(三重)に快勝し、2大会ぶりに準決勝進出。
前回王者の青森山田(青森)は昌平(埼玉)の競り勝ち、
仙台育英(宮城)を破った帝京長岡(新潟)県勢初の4強入りを
果たした。静岡学園(静岡)はFW岩本のハットトリック(3得点)
などで徳島市立(徳島)に大勝。準決勝は11日、埼玉スタジアムで、
青森山田-帝京長岡、静岡学園-矢板中央の顔合わせで行われる。

準々決勝 40分ハーフ
駒沢
矢板中央 2-0(2-0,0-0) 四日市中央
得点 多田2

静岡学園 4-0(3-0,1-0) 徳島市立
得点 阿部、岩本3

等々力
青森山田 3-2(3-0,0-2) 昌平
得点
青 浦川、後藤、武田
昌 須藤、山内

帝京長岡 1-0(1-0,0-0) 仙台育英
得点 谷内田





9月2日(木)閲覧数:408PV 訪問者数:268人

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする