ただのサッカーブログ

世間知らずの人間が書くサッカーを中心とした個人ブログ。2020年からはサッカー以外の事も少しずつ。

五輪の年 ブランド強化へ アシックス

2021-09-04 | Weblog
2020年令和2年1月1日水曜日 神戸新聞文字起こし

五輪の年 ブランド強化へ

東京五輪・パラリンピックが開催される2020年が明けた。
大会の公式スポンサーであるアシックス(神戸市中央区)の
廣田康人社長(63)は神戸新聞社の取材に応じ、スポーツ
用品の需要拡大を念頭に「今年はアシックスのファンを
増やして、飛躍の一年にしたい」と抱負を語った。
(中務庸子)

公式グッズ販売「ファンを増やす」

同社は15年、兵庫県内企業で唯一となる国内最高位の
「ゴールドスポンサー」に決定した。日本選手団や
大会ボランティアのウェアなどを手掛けるほか、タオル
などの公式グッズの製造販売も担当する。

廣田社長は「聖火リレーが始まればムードも高まり、
グッズ類の売り上げも伸びるだろう」と期待。
競技者のユニフォームや用具も供給する立場から「卓球の
石川佳純選手やマラソンの前田穂南選手ら(契約するアスリート)
の出場決まり始めた。試合直前まで調整を重ね、
活躍をサポートしたい」と意欲を示した。

スポーツ熱の向上で市販品も需要が見込まれる。主力の
ランニングシューズでは、初心者から上級者まで機能やタイプ別に
品揃えを強化。1月からはテレビCMも放映し、ブランドイメージ
の定着を図るという。

同社創業者の鬼塚喜八郎氏は五輪を事業拡大のチャンスを捉えて
施策を講じ、成長を続けてきた。今大会は「選手村にアスリートが
くつろげるサポートハウスをつくり、主力商品の展示などを通して
選手全般にブランドをPRする」考え。ほかにも都内で、
一般向け、選手とその家族向け、量販店など主要取引先向け
にも同様の施策を計数カ所展開する計画で、「アシックスファンの
増強につなげたい」と述べた。

20年12月期は売上高5千億円を目標とする中期経営計画の
最終年度でもある。苦戦続きの米国市場はランニングシューズに
注力して直近は前年比でプラスに転じ、インドでも同30%以上
伸長しているという。廣田社長は「五輪では応援グッズ類で200億円
以上は売り上げたい。さらにブランド力の向上やスポーツ人口の増加
による増収効果も見込んでいる」と語った。


就職人気ランク、伊藤忠首位 アシックス19位に急上昇

就職情報会社「学情」の2021年卒業予定の大学生・大学院生
就職人気企業ランキングによると、伊藤忠商事が20年卒に
続けて首位を維持した。働き方改革に積極的なイメージが注目を
集め、貿易摩擦の中での好業績も評価されたとみられる。
JTBグループが2位(前回3位)、味の素が3位(同2位)だった。

スポーツ用品企業の上昇も目立つ。アシックスグループが
前回の198位から19位へ順位を上げ、アディダスジャパンが
27位(前回227位)、ミズノが49位(同124位)だった。




2020年令和2年1月14日火曜日
読売新聞朝刊、経済面、文字起こし

トップが語る2020 アシックス広田康人社長63

誰もが運動 五輪機に

東京五輪・パラリンピックでは、いかにブランドの
存在を示せるかが問われる。アシックスの製品を使う
選手が好成績を残すのが一番だが、当社が
ウェアやシューズを提供する11万人以上のボランティアの
姿を通しても、世界に発信できるだろう。

1964年の東京五輪は高速道路や新幹線など日本の
インフラの基本形ができる契機となった。今回は
文化的なレガシー(遺産)を残す大会にすべきだ。
人々が健やかに過ごせる世の中や、誰でもスポーツを
楽しめる環境の実現に向け、
大会で活躍するアスリートに刺激を受けて
「運動しよう」という機運が高まることに期待したい。

スポーツ人口を底上げするため、ランニング教室や
高地トレーニングを体験できる施設の運営などに
力を入れてきた。日本も多忙な30~40代に運動の習慣が
つけば、もっと市場は広がる。我々が貢献できる
分野は多いと思う。(聞き手・吉田雄人)

表彰台ウェアも提供

アシックスは東京五輪の公式スポンサーのうち、
国内で五輪の名称やエンブレムを使った宣伝や
商品販売ができる「ゴールドパートナー」。
原則1業種1社のため、競合他社と差別化する好機と
なりそうだ。日本選手団が表彰台などで着るウェアも提供している。





9月3日(金)閲覧数:725PV 訪問者数:337人

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