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子連れ狼がハリウッドへ！『攻殻』プロデューサー動く
小池一夫氏の原作に依る漫画作品の初見は「無用之介」（少年マガジン１９６８）か「ゴルゴ１３」（ビッグコミック）等、さいとうプロ所属時代の物で、「友情・努力・勝利」をテーマとする「少年ジャンプ」的な少年漫画時代に在ってアウトローが復讐を果たす為に策を練り、実行する模様を芯に据えた物語展開を青年向けコミックで繰り広げる小池作品はスポーツ根性漫画を確立した梶原一騎原作モノが蔓延して居た時代の新機軸で在り、新たに提唱された劇画為る呼称と共にストーリー漫画の画質は多様化し、社会人に為った以降も読まれる漫画にセックスを含む暴力的な描写が生まれるのは必然で、実写化された「子連れ狼」「修羅雪姫」等が有名だが、多岐に渡る作品の中には単行本化すらされなかった物も有り、先日４０年以上前に購読して居た「少年マガジン」をバラして個人的に製本した「モバック」（画・鳴神俊）に価値が在るのか、と名古屋の「まんだらけ」にネットで問い合わせた処、「無い」との返信が在り、ガッカリして居る次第だ。