凡庸な私

時々思う事 個人的な趣味 印象に残った物の記憶

自動車

2005-11-01 04:17:27 | Weblog
東京から実家に帰る前に免許を取った。二十五歳の時で少し遅いが、それまで特に必要では無かったし飲酒を制限出来る自信が無かった事も有る。初めて車を動かしたのは高校卒業間際の頃で、免許取り立ての同級生の親の自家用車だった。彼の遊び心で運転席に座る事になり、言われるままクラッチを踏み、ギヤを入れ、アクセルを踏みながらクラッチから足を上げて行く。動き出した瞬間、緊張と興奮で何もわからなくなった。「ブレーキを踏めっ!」「ブレーキってドレだ!」マンガのようなやり取りの後、原っぱに突っ込んでエンストした。まだ開発の進んでいない田舎町だったのが幸いして事故にはならなかったが車の何所かに傷の一つも残ったかも知れない。その時は唯、ほっとしていた。   実家の車に乗るようになると現金な事に、煙草を買いに行くのに車を使うのか、車に乗る為に買い物に行くのかという程日常的に運転するようになった。
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