明日からGWという方も多いと思います。私はカレンダー通りなので5連休、のんびり過ごそうと思っています。来週は端午の節句(子供の日)ですね。お子さんのいらっしゃる方は何かなさるのでしょうか。
我が家は今や鎧や兜を飾ることはありませんが、菖蒲湯には必ず入ります。小さい頃、お風呂の中、兄弟で”頭よくなーれ”とか”健康になーれ”と言いながら菖蒲の葉っぱで叩きあって遊んだものでした。
菖蒲は“勝負”、“尚武”に繋がること、鋭い剣状の葉から強い香りを放つことから災厄を退け、悪霊を祓う強い霊力が備わっており、子供の生命力を強くするといわれ、端午の節句の飾り花として浸透していったようです。すっと立ち上がった先に華やかながら凛々しい花が咲いて、その姿も節句にふさわしい感じがしますね。
雛祭りの際にもご紹介した人形こうげつのHPに端午の節句の謂れが詳しく書かれていたので添付しておきます。今回も勉強になりました。
人形のこうげつHP
http://www.kougetsu.co.jp/tangonosekku/index.html
さて、我が家では近年菖蒲湯以外にもうひとつ恒例となっていることがあります。端午の節句といえば、柏餅と粽(ちまき)ですが、我が家では必ず花園饅頭の柏餅を食べます。4月頃から柏餅はあらゆる店舗で売っていますが、花園饅頭さんのは、4月29日から子供の日まで約1週間の限定商品なのです。しかも、あまり宣伝されていないので知られていません。一個250円、味噌餡とこし餡の2種類。我が家では父はこし餡派、母は味噌餡派です。通常上新粉で作るところを毎日御餅をついて作っているそうで、他のものより柔らかく円やかな感じがします。
ところで、柏の葉で包まれた餅が何故端午の節句のお菓子になったのか。
柏の木は、次の世代の葉が育つまで葉を落とさずに枝についたままになっていることから、子が生まれるまで親は死なない=家が代々途絶えることなく続く縁起のいい木とされ、古くから神事にも使われてきたそうです。
柏餅自体が登場したのは16世紀、武家社会が確立した頃(一説に徳川九代将軍の家重~十代将軍の家治の頃)とか。端午の節句自体は中国から伝わった習慣が変化して日本に定着したものでしたが、柏餅は日本独自のもののようです。柏の葉のめでたさとあいまって子供と家の繁栄を願っての祝い菓子として作られるようになったのでしょう。
葉の使い方で、葉の裏を外にして包んだのが小倉餡、表を外にして包んだのが味噌餡という見分け方がありますが、近年は餅の色をピンクや草餅に変えたりして見分けているお店もあります。
もうひとつの端午の節句の代表的なお菓子、粽。これは中国の習慣と一緒に伝わったものです。餅団子を茅(ちがや)の葉で包んだもので、中国の故事に由来します。
戦国時代、楚の国王の乱行を悲しみつつ川に身を投げた屈原という賢人がいた。哀れんだ民衆がその霊を鎮めようと竹の筒に米を入れて供養として流していたが、ある時屈原の霊が現れて、私の手元に届く前に龍にとられてしまうので、龍の嫌いな茅の葉で包み、五色の糸で縛って流してほしいと頼んだ故事から、粽が作られるようになり、節供として親類知人に配る習慣が生まれたそうです。
茅で包んでいたのでチマキと呼びましたが、今は笹や竹、藁、コモなど様々になっています。
江戸時代に民衆にも広まって本格的になった端午の節句ですが、祝い菓子も、江戸は主に柏餅、上方は主に粽という差があったそうです。
身近なお菓子にも色々な歴史があって面白いですね。
さて、花園饅頭の柏餅、今年も明日からいよいよ発売、この1週間でいくつ食べることやら。私も江戸生まれのせいか、やはり粽より柏餅の方に心惹かれます。皆さんはいかがですか。興味ある方は今年は花園饅頭の柏餅も試してみて下さい。
我が家は今や鎧や兜を飾ることはありませんが、菖蒲湯には必ず入ります。小さい頃、お風呂の中、兄弟で”頭よくなーれ”とか”健康になーれ”と言いながら菖蒲の葉っぱで叩きあって遊んだものでした。
菖蒲は“勝負”、“尚武”に繋がること、鋭い剣状の葉から強い香りを放つことから災厄を退け、悪霊を祓う強い霊力が備わっており、子供の生命力を強くするといわれ、端午の節句の飾り花として浸透していったようです。すっと立ち上がった先に華やかながら凛々しい花が咲いて、その姿も節句にふさわしい感じがしますね。
雛祭りの際にもご紹介した人形こうげつのHPに端午の節句の謂れが詳しく書かれていたので添付しておきます。今回も勉強になりました。
人形のこうげつHP
http://www.kougetsu.co.jp/tangonosekku/index.html
さて、我が家では近年菖蒲湯以外にもうひとつ恒例となっていることがあります。端午の節句といえば、柏餅と粽(ちまき)ですが、我が家では必ず花園饅頭の柏餅を食べます。4月頃から柏餅はあらゆる店舗で売っていますが、花園饅頭さんのは、4月29日から子供の日まで約1週間の限定商品なのです。しかも、あまり宣伝されていないので知られていません。一個250円、味噌餡とこし餡の2種類。我が家では父はこし餡派、母は味噌餡派です。通常上新粉で作るところを毎日御餅をついて作っているそうで、他のものより柔らかく円やかな感じがします。
ところで、柏の葉で包まれた餅が何故端午の節句のお菓子になったのか。
柏の木は、次の世代の葉が育つまで葉を落とさずに枝についたままになっていることから、子が生まれるまで親は死なない=家が代々途絶えることなく続く縁起のいい木とされ、古くから神事にも使われてきたそうです。
柏餅自体が登場したのは16世紀、武家社会が確立した頃(一説に徳川九代将軍の家重~十代将軍の家治の頃)とか。端午の節句自体は中国から伝わった習慣が変化して日本に定着したものでしたが、柏餅は日本独自のもののようです。柏の葉のめでたさとあいまって子供と家の繁栄を願っての祝い菓子として作られるようになったのでしょう。
葉の使い方で、葉の裏を外にして包んだのが小倉餡、表を外にして包んだのが味噌餡という見分け方がありますが、近年は餅の色をピンクや草餅に変えたりして見分けているお店もあります。
もうひとつの端午の節句の代表的なお菓子、粽。これは中国の習慣と一緒に伝わったものです。餅団子を茅(ちがや)の葉で包んだもので、中国の故事に由来します。
戦国時代、楚の国王の乱行を悲しみつつ川に身を投げた屈原という賢人がいた。哀れんだ民衆がその霊を鎮めようと竹の筒に米を入れて供養として流していたが、ある時屈原の霊が現れて、私の手元に届く前に龍にとられてしまうので、龍の嫌いな茅の葉で包み、五色の糸で縛って流してほしいと頼んだ故事から、粽が作られるようになり、節供として親類知人に配る習慣が生まれたそうです。
茅で包んでいたのでチマキと呼びましたが、今は笹や竹、藁、コモなど様々になっています。
江戸時代に民衆にも広まって本格的になった端午の節句ですが、祝い菓子も、江戸は主に柏餅、上方は主に粽という差があったそうです。
身近なお菓子にも色々な歴史があって面白いですね。
さて、花園饅頭の柏餅、今年も明日からいよいよ発売、この1週間でいくつ食べることやら。私も江戸生まれのせいか、やはり粽より柏餅の方に心惹かれます。皆さんはいかがですか。興味ある方は今年は花園饅頭の柏餅も試してみて下さい。
ちまきはあまり食べることがないですね。食べるものより、祇園祭の厄除けちまきの方がなじみがあります。京都では多くの家の玄関に飾ってあります。もちろん、うちの玄関にもありますよ
なるほど。
期間限定というところが季節感を強調していていいですね。
節句のお稽古では、知ったかぶりさせてもらいます(笑)
桜餅食べててもそう思ってしまいます。
私もどちらかというとこし餡かな。味噌も時々食べるとおいしいけど。
祇園祭の厄除けちまき、やはり粽は厄除けの意味合いが強いのですね。確かに京都に行った時玄関先に飾ってあるのを見たことがあります。
昨日は不安定な天気でしたが、今日は暖かな一日となりました。連休中に根津神社の躑躅を見に行きたいと思っています。花のきれいな季節ですよね。
そちらにはさすがに柏餅は売ってない?和菓子は手に入るのでしょうか。和菓子やさん、いるのかしら。。。
最近季節感なく頂けるものが多いので、却って新鮮だし貴重よね。
京都にはおいしい粽が色々ありそうですね。やはり東京ではこの季節のお菓子といえば柏餅の方が多いですから。
お勧めがあったら教えて下さい。
そうですね、それ用に栽培しているんでしょうけど、すごい数でしょうね。柏の葉も折角次の世代まで葉を落とさずに~と頑張っているのに摘み取られてしまうんじゃ、悲しんでいるかも?!
桜餅の葉は食べられますけど、柏の葉は包まれてるだけですもんね。。。