点前に必要な水を入れる器。台子皆具のひとつであったのを利休以後草庵の茶にふさわしい焼物の水指ができた。
素材により以下の種類がある。
①金属 台子長板など飾り水指として使用する。(古銅・唐銅・砂張)
②陶磁 稽古や茶会に使う。(絵付けもの、釉薬のかかっていないもの)
③木製 稽古や茶会に使う。(木地、塗り)
水指は、使い方にも、運び出しで使う場合と、棚に飾って使う場合の2種類がある。
運び七分に置き九分と言われるように、水の量は運ぶか据え置きかによって異なる。
手で運ぶ場合は水がこぼれないよう少なめに水を入れ、水指を事前に棚に飾っておく場合は置きで動かないので、たっぷり水を入れておく。
木地以外には塗蓋を用いる。釉薬のかかっていない水指は棚には飾らず、運ぶ際は水にびっしょり濡らしてから。木地のものは棚には飾らない。つるべ、真手桶なら置水指として、曲水指なら運び出しとして使用する。
夏には涼しげにみえるように、口の大きいものにたっぷり水を入れたり、ガラス製のものを使うこともある。
棚なしで濃茶点前を行う場合は、どっしりと大きさや色に重みのあるものを、棚を使って濃茶・薄茶点前を行う場合は棚の大きさにあったもの、といったように、全体のバランスを考えて選んだ方がよい。
また、棚に据えて使用する場合、必ず点前の最後に水を注ぎ足すが、水指を棚の外(畳の上)に取り出して注ぐか、そのまま注ぐかには約束事がある。
棚の柱が2本の場合、水指は動かさず、そのまま蓋をとって水を注ぐ。
棚の柱が3本の場合、水指を棚の一番手前まで動かしてから蓋をとり、水を注ぐ。
棚の柱が4本の場合、水指は畳の上に取り出して蓋をとり、水を注ぐ。
初めは棚ごとに覚えて点前をしていたが、棚も種類が多いのでこの法則は有り難かった。今もこれは何本柱なんだろう?と迷う棚もなきにしもあらずだが、この法則を知ってからはほとんど間違えずにできるようになった。
素材により以下の種類がある。
①金属 台子長板など飾り水指として使用する。(古銅・唐銅・砂張)
②陶磁 稽古や茶会に使う。(絵付けもの、釉薬のかかっていないもの)
③木製 稽古や茶会に使う。(木地、塗り)
水指は、使い方にも、運び出しで使う場合と、棚に飾って使う場合の2種類がある。
運び七分に置き九分と言われるように、水の量は運ぶか据え置きかによって異なる。
手で運ぶ場合は水がこぼれないよう少なめに水を入れ、水指を事前に棚に飾っておく場合は置きで動かないので、たっぷり水を入れておく。
木地以外には塗蓋を用いる。釉薬のかかっていない水指は棚には飾らず、運ぶ際は水にびっしょり濡らしてから。木地のものは棚には飾らない。つるべ、真手桶なら置水指として、曲水指なら運び出しとして使用する。
夏には涼しげにみえるように、口の大きいものにたっぷり水を入れたり、ガラス製のものを使うこともある。
棚なしで濃茶点前を行う場合は、どっしりと大きさや色に重みのあるものを、棚を使って濃茶・薄茶点前を行う場合は棚の大きさにあったもの、といったように、全体のバランスを考えて選んだ方がよい。
また、棚に据えて使用する場合、必ず点前の最後に水を注ぎ足すが、水指を棚の外(畳の上)に取り出して注ぐか、そのまま注ぐかには約束事がある。
棚の柱が2本の場合、水指は動かさず、そのまま蓋をとって水を注ぐ。
棚の柱が3本の場合、水指を棚の一番手前まで動かしてから蓋をとり、水を注ぐ。
棚の柱が4本の場合、水指は畳の上に取り出して蓋をとり、水を注ぐ。
初めは棚ごとに覚えて点前をしていたが、棚も種類が多いのでこの法則は有り難かった。今もこれは何本柱なんだろう?と迷う棚もなきにしもあらずだが、この法則を知ってからはほとんど間違えずにできるようになった。