江戸時代に流行した形物香合(型を用いて作った陶磁器の香合)、その形や材質により相撲番付表を模して香合番付表が作られたことは以前ご紹介したが、その具体的番付について。興味ある方は、以下一読頂くとわかりやすいと思います。
茶道における香と香合の歴史
http://blog.goo.ne.jp/m-tamago/e/29a997e1c4f6db9d23f3d81cb4a2423e
形物香合番付表には全230点、染付(85種)、交趾焼(64種)、青磁(29種)、祥瑞(19種)、呉州(17種)、和物(10種)、宋胡録(2種)、紅毛(2種)、南蛮(1種)、寧波染付(1種)が載せられている。東の大関は交趾焼の大亀、西の大関は染付の辻堂。
今日は東の番付を。
一段目
大関 <交趾> 大亀
関脇 <交趾> 臺牛
小結 <交趾> 桃
前頭 <交趾> 花喰鳥、鹿、菊蟹、分銅亀、中亀、狸、小判蟹、笠牛、大鴨、大獅子、金花鳥
二段目
前頭 <青磁> 開扇、木瓜、一輪菊、犬鷹、鷹鷹、木魚、袋鼠、開扇、
<交趾> 大牡丹、柘榴、丸竜、大あこた、鴨、額梅、銭亀、
<青磁> 鞠挟、蜜柑、六角、菱、分銅、田楽箱
三段目
前頭 <青磁> 菊伽藍、角、布袋、柿、木魚、
<交趾> 桜鯉、荒磯、獅子、飛竜、蕗臺、麒麟、玉取獅子、烏帽子鳥、嬰子鳥、捻あこた、松毬、中あこた、火焔馬
<青磁> 雁、酒会、蘭鉢、長角、寸切、
四段目
前頭 <交趾> 木瓜竜、小牡丹、角あこた、銭亀、小鴨、木兎、角梅、平柿、小判竜、菊梅、
<祥瑞> 角橋杭、具足、瑠璃雀、枕、
<交趾> 布袋、南瓜、具足、紅猪口丸竜、蓮、禿菊、小嬰子鳥、天川、竹ノ節、橘、一輪菊、柚
五段目
前頭 <呉州> 地紙牛、
<交趾> 福之字、寿之字、禄之字、
<呉洲> 食籠
<交趾> 小あこだ、霊芝、食籠、蓮肉、蛙、
<青磁> トキヤロ、茶臼、
<祥瑞> 瑠璃橋杭
正直なところイメージの沸かない香合もあります。おいおい調べる楽しみにしたいと思います。
茶道における香と香合の歴史
http://blog.goo.ne.jp/m-tamago/e/29a997e1c4f6db9d23f3d81cb4a2423e
形物香合番付表には全230点、染付(85種)、交趾焼(64種)、青磁(29種)、祥瑞(19種)、呉州(17種)、和物(10種)、宋胡録(2種)、紅毛(2種)、南蛮(1種)、寧波染付(1種)が載せられている。東の大関は交趾焼の大亀、西の大関は染付の辻堂。
今日は東の番付を。
一段目
大関 <交趾> 大亀
関脇 <交趾> 臺牛
小結 <交趾> 桃
前頭 <交趾> 花喰鳥、鹿、菊蟹、分銅亀、中亀、狸、小判蟹、笠牛、大鴨、大獅子、金花鳥
二段目
前頭 <青磁> 開扇、木瓜、一輪菊、犬鷹、鷹鷹、木魚、袋鼠、開扇、
<交趾> 大牡丹、柘榴、丸竜、大あこた、鴨、額梅、銭亀、
<青磁> 鞠挟、蜜柑、六角、菱、分銅、田楽箱
三段目
前頭 <青磁> 菊伽藍、角、布袋、柿、木魚、
<交趾> 桜鯉、荒磯、獅子、飛竜、蕗臺、麒麟、玉取獅子、烏帽子鳥、嬰子鳥、捻あこた、松毬、中あこた、火焔馬
<青磁> 雁、酒会、蘭鉢、長角、寸切、
四段目
前頭 <交趾> 木瓜竜、小牡丹、角あこた、銭亀、小鴨、木兎、角梅、平柿、小判竜、菊梅、
<祥瑞> 角橋杭、具足、瑠璃雀、枕、
<交趾> 布袋、南瓜、具足、紅猪口丸竜、蓮、禿菊、小嬰子鳥、天川、竹ノ節、橘、一輪菊、柚
五段目
前頭 <呉州> 地紙牛、
<交趾> 福之字、寿之字、禄之字、
<呉洲> 食籠
<交趾> 小あこだ、霊芝、食籠、蓮肉、蛙、
<青磁> トキヤロ、茶臼、
<祥瑞> 瑠璃橋杭
正直なところイメージの沸かない香合もあります。おいおい調べる楽しみにしたいと思います。
先日お稽古でちょうど、この香合の番付のお話を聞いたところだったので、書き込みさせていただきました。(本で大亀を見せていただきました)
香合ってなんかすきなんですよね~。
これからも興味深い記事、楽しみにしております。
お稽古で番付のお話を聞いたところでしたか、タイムリーでうれしいです。香合、小さいながら色々なものがあって興味深いですよね。
これからも気軽にコメントください。お待ちしております。
東京で見ました
本当に大きい 亀 なるほど東の 横綱とうなずけます 盆香合 でないと無理ですね
炭斗には入らない というか 貴重だから入れないでしょうね 染付もやはり 盆の上か 台子の上でしょうねぇ しかしよくこれだけ多くの文字を打つ気力に感服します 文字が特殊なので 大変でしょう 楽しみにさせていただきます
大関 ですね 失礼
私は大亀、図鑑でしか見たことがないです。やはりホンモノを見ておくべきとは思いますが。江戸時代は横綱はいなかったから大関だけど、大亀の貫禄はまさに横綱級ですね。
文字、たくさん打っているだけに間違いもあるかもしれません。そんな時はお許しを、って感じです。
図録には親切なモノはcmで示してくれてますが やはり見た目は違います 時によっては光によって変わります 静嘉堂 の曜変天目 実物見ると小さいのに驚きます チャンスは逃さず 本物見て下さい
本物を見るチャンスがあったら逃さないようにしたいと思います。