先日ご報告しましたように、2023年3月26日(日)に無事「花便り茶会」を執り行いました。
当日は雨模様でしたが、事前にお申込み頂いた26名様がお越し下さいました。
花便り茶会 at 松籟庵 感謝をこめて
師匠のお手伝いとして茶会に入る経験はあったものの、席主としての茶会は初めて。
お道具の準備、炭の手配、水屋の使い方、茶席の流れの検討などなど
やるべきことは色々あったものの、のんきに構えていた(今思うと)私、
当日は松籟庵の責任者の方のお知恵も拝借しながらなんとか第一席を迎えたのでした。
ここに記録と反省を残しておきたいと思います。
今回は、書院にて春の和菓子作りを楽しんで頂いた後、茶室に移動して薄茶を一服して頂く趣向で、1時間半のコース。それを四席。
有田京子先生による和菓子作り。私は最後の席だけ様子を拝見しました。
出来上がったお菓子折はこの通り!春らしく大人っぽい美しいお菓子。
6名~7名1席だったので、こじんまりと皆で話しながらの和菓子作り。
色々な和菓子作りの技法を学びながら作り、しかも4個入りの御土産付で、
皆さんとても楽しんで頂いたようです。
自宅でも家族でお花見気分でお菓子とお茶を楽しみましたとの感想を頂きました。
雨でなければ、和菓子作りの後、外待合で桜を見ながらお待ち頂き、銅鑼でお知らせして、
蹲を使い、躙り口から茶室にご案内する予定でした。
残念ながら雨でしたので、書院から茶室に続く廊下を通って茶室にお入り頂きました。
せっかくなので、銅鑼は鳴らしました。
「大小 大小 中中大」
席の後、小学生の皆さんも銅鑼を鳴らす体験をしました。
いい音がする、打ち方で音が違う、など初めての体験にワクワクドキドキの様子でした。
茶席自体が初めての方が多かったので、和菓子のことや茶席の流れなど書いた簡単なレジュメも準備しました。
四畳半の茶室。
第1席は6名様をお迎えしましたが、お一人、ベテランの先生がいらっしゃったので、
席入りの仕方からお菓子の取り方、お茶の頂き方など、お話下さってスムーズに進みました。
裏方はおらず、私一人でのおもてなし。
実はお勧め頂いて、第一席から私は自服致しました。
和やかにフォローするように正客さんが初心者の皆様に色々説明をして下さったので、
私の緊張もとけて、楽しい席となりました。
茶杓の拝見では、末客の方は上に持ち上げて興味津々で見て、とても独特な形をしていますね~、面白いですね~と。
茶道を知っている人はこういう拝見の仕方は絶対しませんが、しっかりと見てくださって、
そういう感想が出るって、私はいいなあと思いました。
何も聞かないと、お菓子を食べ、抹茶を飲むだけで終わってしまいますが、茶碗を見たり、
掛軸の意味を聞いたり、お話をすることで、茶席には新しい発見が沢山あるってことを知って、次も行ってみたいなと思って頂けたら嬉しいなと思いました。
次客以降のお茶碗は洞庫を使用しました。
今回、裏方がおらず、私一人だったためです。
お盆での茶碗の持ち出しも考えましたが、置き場所や持ち込むタイミングなどを考えると、
洞庫から取り出す方がスマートだと判断しました。
洞庫の準備をしていると、布巾と、たたんだ茶巾を何枚か準備しておく方がよいですよ、
とのアドバイスを頂きました。
確かに6個のお茶碗を温めて拭くと茶巾はびしゃびしゃになるから替えが必要ですね。
6名なので、一人でなんとかできるかもと思っていましたが、
やはり温かいお茶をお待たせせずにふるまうには、裏にもう一人いて茶碗を温めるとか、
点て出しすることが大事かもと思いました。
(温めのために食器乾燥機を使うというアドバイスもありました)
第一席目以外は茶席経験者がいなかったので、お茶の飲み方を全員一緒に教えるために、
6服点ててから一緒に行ったので、正客さんの薄茶は冷めてしまっていたように思いました。
おいしいお茶を優先するのか、教えることを優先するのか、なかなかタイミングが難しいです。
また、茶席未経験者が多い場合は、席入り時の案内、手順を直接案内することも大事でした。
今回、躙り口をくぐって茶席に入って頂くことは叶いませんでしたが、躙り口をあけて、お客様には外を覗いて頂きました。
実はその先に見える外待合で待っていただき、蹲で手を洗って頂いてから、ここをくぐって頂くつもりでした、と。皆さん、次はここから入ってみたいなあと。
床の間は「喫茶去」。
まあ、お茶を召し上がってください、の気持ちで。
花はクリスマスローズと雪柳の若葉。
茶杓は「一会」。
棗は雪月花。
茶席用の干菓子も京子先生がこの日の為に作って下さいました。
「野山の春」と名付けました。鼓の器で。
反省としては、
湯を沸かすタイミング、炭の量、釜の高さ、あつばいに香を仕込むタイミング、
莨盆の置き方など、普段しない準備というのは、やはり経験不足、チェック不足を感じました。
何事も自分で準備片づけをしてこそ、一番良いタイミングや位置がわかっていくのですね。
そして、これまで数々の茶席を持たれていた師匠のご苦労、凄さを改めて感じ、そういった場でお手伝いという形でよい勉強をさせて下さったんだと強く実感しました。もっと身を入れて細やかな部分にも注意深く過ごせばよかった、と今更ながら思うのでした。
いわゆる立派なお道具は持ち合わせていませんが、これまでに縁があって所持したお道具の中から選び、松籟庵の御道具も使わせて頂いて、今回の席を持つことができました。
席を持つまでにアドバイスを下さった先生、松籟庵の方、新米席主を温かく見守り、一服して下さった皆様に深く感謝です。
そして、今回の会にお声掛け下さり、ご一緒に席を持つことができた京子先生にも感謝感謝です。
一日、送迎、お道具の運び入れ、お客様のご案内の手伝いをしてくれた家族にもありがとう。
茶道の楽しさ、深さを感じてくれる方が増えることを願いつつ、一つ一つ活動を重ねていきたい。
今回の茶席を生かして、次回はもっとよい茶席にしていきたいと思います。
茶会の翌日、自宅でお道具を片付けながら、京子先生のお菓子で一服。
美味しかった!
幸せな余韻に浸りました。
今日は私の誕生日。53歳。
また一年、茶道を深められるよう精進するぞの想いをこめて。
当日は雨模様でしたが、事前にお申込み頂いた26名様がお越し下さいました。
花便り茶会 at 松籟庵 感謝をこめて
師匠のお手伝いとして茶会に入る経験はあったものの、席主としての茶会は初めて。
お道具の準備、炭の手配、水屋の使い方、茶席の流れの検討などなど
やるべきことは色々あったものの、のんきに構えていた(今思うと)私、
当日は松籟庵の責任者の方のお知恵も拝借しながらなんとか第一席を迎えたのでした。
ここに記録と反省を残しておきたいと思います。
今回は、書院にて春の和菓子作りを楽しんで頂いた後、茶室に移動して薄茶を一服して頂く趣向で、1時間半のコース。それを四席。
有田京子先生による和菓子作り。私は最後の席だけ様子を拝見しました。
出来上がったお菓子折はこの通り!春らしく大人っぽい美しいお菓子。
6名~7名1席だったので、こじんまりと皆で話しながらの和菓子作り。
色々な和菓子作りの技法を学びながら作り、しかも4個入りの御土産付で、
皆さんとても楽しんで頂いたようです。
自宅でも家族でお花見気分でお菓子とお茶を楽しみましたとの感想を頂きました。
雨でなければ、和菓子作りの後、外待合で桜を見ながらお待ち頂き、銅鑼でお知らせして、
蹲を使い、躙り口から茶室にご案内する予定でした。
残念ながら雨でしたので、書院から茶室に続く廊下を通って茶室にお入り頂きました。
せっかくなので、銅鑼は鳴らしました。
「大小 大小 中中大」
席の後、小学生の皆さんも銅鑼を鳴らす体験をしました。
いい音がする、打ち方で音が違う、など初めての体験にワクワクドキドキの様子でした。
茶席自体が初めての方が多かったので、和菓子のことや茶席の流れなど書いた簡単なレジュメも準備しました。
四畳半の茶室。
第1席は6名様をお迎えしましたが、お一人、ベテランの先生がいらっしゃったので、
席入りの仕方からお菓子の取り方、お茶の頂き方など、お話下さってスムーズに進みました。
裏方はおらず、私一人でのおもてなし。
実はお勧め頂いて、第一席から私は自服致しました。
和やかにフォローするように正客さんが初心者の皆様に色々説明をして下さったので、
私の緊張もとけて、楽しい席となりました。
茶杓の拝見では、末客の方は上に持ち上げて興味津々で見て、とても独特な形をしていますね~、面白いですね~と。
茶道を知っている人はこういう拝見の仕方は絶対しませんが、しっかりと見てくださって、
そういう感想が出るって、私はいいなあと思いました。
何も聞かないと、お菓子を食べ、抹茶を飲むだけで終わってしまいますが、茶碗を見たり、
掛軸の意味を聞いたり、お話をすることで、茶席には新しい発見が沢山あるってことを知って、次も行ってみたいなと思って頂けたら嬉しいなと思いました。
次客以降のお茶碗は洞庫を使用しました。
今回、裏方がおらず、私一人だったためです。
お盆での茶碗の持ち出しも考えましたが、置き場所や持ち込むタイミングなどを考えると、
洞庫から取り出す方がスマートだと判断しました。
洞庫の準備をしていると、布巾と、たたんだ茶巾を何枚か準備しておく方がよいですよ、
とのアドバイスを頂きました。
確かに6個のお茶碗を温めて拭くと茶巾はびしゃびしゃになるから替えが必要ですね。
6名なので、一人でなんとかできるかもと思っていましたが、
やはり温かいお茶をお待たせせずにふるまうには、裏にもう一人いて茶碗を温めるとか、
点て出しすることが大事かもと思いました。
(温めのために食器乾燥機を使うというアドバイスもありました)
第一席目以外は茶席経験者がいなかったので、お茶の飲み方を全員一緒に教えるために、
6服点ててから一緒に行ったので、正客さんの薄茶は冷めてしまっていたように思いました。
おいしいお茶を優先するのか、教えることを優先するのか、なかなかタイミングが難しいです。
また、茶席未経験者が多い場合は、席入り時の案内、手順を直接案内することも大事でした。
今回、躙り口をくぐって茶席に入って頂くことは叶いませんでしたが、躙り口をあけて、お客様には外を覗いて頂きました。
実はその先に見える外待合で待っていただき、蹲で手を洗って頂いてから、ここをくぐって頂くつもりでした、と。皆さん、次はここから入ってみたいなあと。
床の間は「喫茶去」。
まあ、お茶を召し上がってください、の気持ちで。
花はクリスマスローズと雪柳の若葉。
茶杓は「一会」。
棗は雪月花。
茶席用の干菓子も京子先生がこの日の為に作って下さいました。
「野山の春」と名付けました。鼓の器で。
反省としては、
湯を沸かすタイミング、炭の量、釜の高さ、あつばいに香を仕込むタイミング、
莨盆の置き方など、普段しない準備というのは、やはり経験不足、チェック不足を感じました。
何事も自分で準備片づけをしてこそ、一番良いタイミングや位置がわかっていくのですね。
そして、これまで数々の茶席を持たれていた師匠のご苦労、凄さを改めて感じ、そういった場でお手伝いという形でよい勉強をさせて下さったんだと強く実感しました。もっと身を入れて細やかな部分にも注意深く過ごせばよかった、と今更ながら思うのでした。
いわゆる立派なお道具は持ち合わせていませんが、これまでに縁があって所持したお道具の中から選び、松籟庵の御道具も使わせて頂いて、今回の席を持つことができました。
席を持つまでにアドバイスを下さった先生、松籟庵の方、新米席主を温かく見守り、一服して下さった皆様に深く感謝です。
そして、今回の会にお声掛け下さり、ご一緒に席を持つことができた京子先生にも感謝感謝です。
一日、送迎、お道具の運び入れ、お客様のご案内の手伝いをしてくれた家族にもありがとう。
茶道の楽しさ、深さを感じてくれる方が増えることを願いつつ、一つ一つ活動を重ねていきたい。
今回の茶席を生かして、次回はもっとよい茶席にしていきたいと思います。
茶会の翌日、自宅でお道具を片付けながら、京子先生のお菓子で一服。
美味しかった!
幸せな余韻に浸りました。
今日は私の誕生日。53歳。
また一年、茶道を深められるよう精進するぞの想いをこめて。
読んでいてドキドキしてしまいました。
さぞやお疲れのことと推察いたします。
お疲れが出ませんように・・・
お誕生日おめでとうございます。席主の大役お疲れ様でした。
先日は大変お世話になりましてありがとうございました。
おかげさまで素晴らしい席となりました。
京子先生とも反省会をし、次に生かしてまいります。
今後共どうぞ宜しくお願い致します。
本当に今になってドキドキ反省することも多く。。。
もっと茶席のお手伝いを真剣に参加しておくのだったと今更ながら後悔しております。
一つずつ勉強してより良い席ができるようにしていきたいです。
お気づきのことがございましたら、ご指導宜しくお願い致します。
コメント、お祝いの言葉をありがとうございます。
今後共どうぞよろしくお願い致します。