8月も終わり、いよいよ秋が近づいてまいりますね。
夏休みに入りたての7月下旬。
茶遊庵で初めての着付け教室を開催しました。
春頃、生徒から茶会で着物を着たいが、どんなものを揃えたらよいか、着付けをどうしたらよいかと相談を受けたのがきっかけでした。
これまで我流でしてきた着付けをきちんとした形で生徒に伝えたいと、
一念発起して1月から先生について半年間、着付けを学んできたこともあり、
希望の生徒を募っての開催。
事前に準備する小物や着物、基礎知識をレジュメにしてお渡しし、当日を迎えました。
8名の生徒、しかも親子さんもいらして、全員が初心者。
なんとか全員が着物を着て、最後に写真を撮ることができました。
が、自分も着付けをしながら8名を指導する、
着付けを手伝うというのは思ったより大変な作業でした。
時間も予想よりかかり、反省の多い初回となりました。
生徒の皆さんは喜んでくださいましたが、次回はもっと内容を精査して開催したいと思っております。
折角着物を着たので、薄茶を点てて皆で頂きました。
ほっとしたひととき。
その後、時間のある方3名は残って、盆略点前を楽しみました。
普段のお稽古は洋服でされているので、着物でのお点前ではまた違った発見があったようで、
勉強になりましたとの言葉を頂きました。
やはり着物には袖があり、足回り、裾捌きも違うので、道具を扱うにも普段とは違った
注意が必要になります。
お点前ができるようになったら是非着物でお点前を経験して頂きたいと改めて思いました。
私の場合、茶道をしていて茶会の度に着物を着る必要ができてきて、
とりあえず基礎を習ったのが着付けとの出会いでした。
小物も多くて準備も片付けも面倒くさいと思っていたのが、
自分の茶道のお稽古の時に月2回着よう!と決めて
ルーティーンで着ているうちに着るのが当たり前になり、
更にもう少しきれいに着たいとか、違った帯や着物が欲しいと欲がでてきて、
新しい世界が広がっていきました。
生徒の皆さんも、今回の講座がきっかけで、
着物の世界も楽しんでもらえたら嬉しいなあ、と思っていたら、
後日、
講座のために着物を揃えたので、これから家で練習したり、お稽古にも着ていくように頑張ってみますとの
頼もしく嬉しい連絡を頂きました。
『茶遊庵』全員が着物でお茶会を開催できる日を夢見て、
私も茶道だけでなく、着付けの技術向上も目指していきたいと思います。