ここのところ小ネタの
宝庫となっている我が家。
これも忘れないうちに
書いておきましょうか…
先々週辺りだったか、
非通知の電話が鳴り響くように…
どうせ娘の成人式の着物の
宣伝の電話だろうと無視。
高校を卒業して
やっと塾とか家庭教師とか
そういう系の勧誘電話から
解放されるかと思いきや
2年先の成人式の
着物の宣伝合戦が始まるという…
そんなわけで、
非通知、知らない番号からの
電話には一切出ません。
その代りといってはなんだけど
年中留守電をセットしているので
誰からの電話かわかった時点で出るか
掛け直すか…フォローはしてます。
留守電に切り替わった瞬間に切る電話には
ロクなものがないので
まず出ません←きっぱり
が、1日3回ぐらいかかってくると
さすがに気になるというか
根性あるな…というか
用があるなら留守電に
何か言えばいいのにと思ったり…
夜10時過ぎてからかかると
とっても気になるけど
地獄からの使者的な電話だったら
眠れなくなりそうだし…
娘『とりあえず出て受話器放置したら?』
それもいいかも…
だんなにも話すと
『とりあえず出て受話器放置したら?』
君たち親子かね?
そんなことが数日続いたある日
実家の父から電話があり
『もしかして非通知は出ない?』といきなり。
『当然!』
父の話を聞くと
父のところにも非通知の電話が
ここのところ頻繁にかかってきて
気になるけど放っておいたそうな。
でもさすがに気になって出てみたら
『東京の〇〇さんだった』
え~!東京の伯母ちゃんだったの
今年は義母が亡くなったので
喪中ハガキを出したのが届いて
『あら、うちの主人(父の兄)が亡くなった時に
お香典をいただいたのに…』と思ったのだとか。
でも20年も前の話だし
直接送るのも気後れするから
まずは我が家に電話して送っても
大丈夫か聞いてみようと思ったらしく…
伯母ちゃん、ごめん!
昔人間だから留守電に
向かって話すなんて嫌なんだよね、
たとえマシンガントークの達人でも
『ということで携帯の電話番号
教えといたからかかってくるかも。じゃ!』
いつもながら
父の電話は素早い
こちらからかけようと
電話番号を探していると
携帯に非通知の着信~
あくまでも非通知
はい、出ましたよ
そしてマシンガントークに
押し切られましたよ
伯母ちゃん、いくつになったのかな…
そんなことよりも
番号通知のやりかたを
誰か教えてあげて~
確か息子(私の従兄)と同居しているはずだから
ちょっと代わって貰おうかな…と一瞬思ったら
(まだ言ってない、思っただけ)
何の脈絡もなくいきなり
『今日は〇〇も出かけてていなくてね』
伯母ちゃん、テレパシー?
で、
数日後、現金書留の封筒が
我が家に送られてきたので
これは素早く受け取った旨の電話をせねばと
先日調べた電話番号を押すと…
むなしく呼び出し音が鳴るだけ。
どう考えても80歳ぐらいには
なっているはずだから
電話まで到達するのに時間が
かかってるのかも…と長めにコール。
留守電にもならない
今日は天気もよさそうだから
買い物とか病院とか行ってるのかな…
もう少ししたらかけてみよう
1~2時間おきに数回かけてみたけど
出ないっ!
7時過ぎの電話にも出なかったので
温泉旅行にでも行ったのかな…
次の日はパートの日だったから
バタバタして忘れそうなので
ハガキを取り出して
サラサラと←イメージです
したためて出勤するだんなに
投函を依頼←一抹の不安
もしかして、伯母ちゃんも
知らない番号からの
電話には出ない主義?
非通知電話の主がわかった
その翌日の話。
その日は職場の勉強会があるので
居眠りしたらまずいな…と
朝家族を送り出してから
二度寝を試みて…
なぜか夢見が悪く
短時間でお目覚め。
寝た気がしないので
もう一度仕切り直して
いい感じで眠りに
落ちそうになったときに
実家の母から電話。
こういう時は
出なきゃいいのに…と
後から思うのだけど
何か緊急の電話だったら
いけないと思ってつい出てしまい
後悔先に立たず
その日はバザーのときの
材料費を預かってるから
寝てるんだったら下の
メールボックスに入れておくわ!
と、いつものごとく
家を出てからの電話。
いつもどこかに行くついでと言いながら
うちに向かって歩き出してから
電話をしてくるという…
これもどうにかして欲しいのだけど
全く聞く耳持たず。
せめて1時間前とか
30分前とか…
家を出る前とか…
少々不機嫌だった私は
『はいはい、よろしく』と電話を切り
再び夢の世界へ~
目覚めてから
いつもの如く泥縄式の予習をして
早めのお昼ご飯を食べて
寄りたいところがあったので
早めに家を出て…
私にも色々都合があるのよ。
家を出たときに
下のメールボックスを覗いたけど
入っているのはチラシだけで
ある程度まとまった金額だったから
思い直して止めてくれたのねと
計画通りに行動。
夕方、帰宅した時にも
念のために覗いてみたけど
状況は同じで…
でも、あの人の性格上
思慮深いことをするとは思えない…
何か引っかかる…
出かけるとは言っていたけど
もう帰っているだろうと
電話をしてみると
『入れたわよ』と涼しい声。
『ないんだけど…』
『私、入れたのに!』
知らんがな…の世界だけど
こうなると絶対私は悪くない!の
主張になるので争っても無駄。
『誰か持って行ったんじゃないの?』
こっちが聞きたいわ。
『ほら、新聞とかと一緒に』
家には誰も帰ってませんが…
『ちゃんと入れたもん!』
子どもか…
『ちゃんと入れたわよ、
一番下のところでしょ?』
我が家のは真ん中の段ですが…
なぜ間違うかな…
通話したまま猛烈ダッシュで
メールボックスまで
あぁ、入ってる…
下の段のお宅に
ポストには鍵がかかってるし…
管理人さんも夕方の見回りの時間だから
事務所にいないし…
電話の向こうで母が
『そのお家の人に事情を説明して
取らせてもらったら?』
それは正論なんだけど
どうやってこの変な話を
何の面識もない人に説明する?
しかも銀行の封筒に母の名前が
書いてあるものを
どうやって私のものと主張する?
逆の立場だったら
ひたすら気持ち悪い話ではないか…
これはもう、人類平和のために
指を差し入れて出すしかない!
縦型のメールボックスでよかった!
夕刊が配達される前でよかった!
管理人さんがいなくてよかった!
かくして銀行の封筒を無事に救出
私は物凄い疲労感で
また寝たくなったのでした
母の敗因は、縦型のメールボックスの
名前の表示が区切りの上に付いていると
思い込んだ為で…
そんな長細いメールボックスないやろ!
下のメールボックスに付いている名前は無視かぃ?
ツッコみどころ満載の母だけど
言ったところで
『ちゃんと入れたのに…』と
膨れるだけなので言うまい。
伯母の話も母の話も
だんなと娘は大爆笑…
うん、笑えるよ
当事者でなければ
私の身内にもいるよ、こういうお騒がせな人…
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