ギョエテとは俺のことかとゲーテ言い…
なんて川柳があったそうですけど。
名前の読み方ってホント難しいです。
同じ漢字の名字でも
読み方が違うなんてよくあることで…
フジワラさんとフジハラさん、
ナカタさんとナカダさん…etc.
薬局で仕事をしているので
お薬を渡す時に患者さんのお名前を呼ぶわけですが
薬の内容と同様に間違えないように気を遣う部分でもあります。
今どきのお子ちゃまのキラキラネームなんて
フリガナなしでは全く読めません
日々苦労してます。
それは置いておいて…
趣味の韓国ドラマ鑑賞、
これまた日々研鑽を重ね(?)
歴史ドラマだと
国王がこの人なら西暦で大体これぐらいの時代で
こういう人物が出てくるはずで…などなど
かなり朝鮮半島の歴史に詳しくなってきました。
元々日本史が好きなので
日本だとこれぐらいの時代で
同時代の人にはこういう人がいて…
なんて重ね合わせもしてみたり。
自分なりに楽しんでいます。
で、朝鮮半島の歴史を語る上で
欠かせないのが中国の存在。
中国も色々な民族の支配で
国王を変え国名を変え…
世界史の時間にはさっぱり頭に入らなかった
アジアの歴史が徐々に頭に整理されてきてます。
話を元に戻すと、
韓国の歴史ドラマには必ずと言っていいほど
中国(←あえて今の国名で)の国王なり武将なりが
登場するのです…が、いかんせん
見ているのが韓国発信のドラマなので
中国人も韓国語でしゃべってます
それはいいとして…←いいのか?
中国人の名前もすべて韓国語読みなわけです。
ほとんどのドラマでは登場人物に
名前のテロップが出るのですが
画面の縦に漢字に韓国語読みのカタカナルビ、
下に韓国語読みのハングルの表記。
耳からはハングル読みの名前が聞こえてくるので
この人は唐の王様イ・セミン、とか刷り込まれてしまうのです。
(漢字で書くと唐の第2代国王は李世民)
中国のリさんは韓国ではイさんになります。
まだこの人はいいです←いいのか?
この時代の唐の武将(実際は 契丹人)に
薜仁貴という人がいるのですが、
あるドラマではカタカナルビではソリンギと出ます。
別のドラマではソル・インギィになってました。
耳から聞こえるのはソリングィ…
ハングル表記では설인귀。
一文字ずつ読むか
連音化して読むかの違いではあるんですけど
最後の音はギではないな…
で、最近、韓国の歴史の簡単な本を読んでいたら
また薜仁貴将軍お出まし~
ルビが【せつじんき】
日本語読みだとこうなるの?
もう誰のことやら…漢字が頼りです。
でも、前にも書いたように
この方、契丹人なので
唐で名前の音に近い漢字を充てられ
朝鮮半島では朝鮮風の読み方にされ
日本の書物では日本風の読み方に…
本当の名前はもう誰にもわからないのかも
名前はその人が生まれた国の読み方で…