『黒い回廊』 阿刀田高
友人に『阿刀田高でお勧めはない?』と聞かれ
高校ぐらいから読んでないなぁ…と紹介できず。
で、久々に手に取ったのはこちら。表紙にホラーと書いてあるのでホラーです。
発行年は比較的新しいかったので
『ほぉ、いまだにバリバリ書いていらっしゃるのね』と思ったのですが
本の後ろを見ると、今までの短編集から厳選した作品集のようで…
少々時代がかった感じのものもあったけど
それが重厚な雰囲気になって、いい味を醸していました。
全12篇、『ひゃー』のオチがついていましたが…
『屋上風景』は『世にも奇妙な物語』に出てきそう←もうやってたりして
『妖虫』は本当にいたら韓国辺りで大パニックになるかも…とニヤリ
『西瓜流し』はサスペンス劇場向き?
…などなど、勝手に分類して楽しみました。
満足度:
↑
オチが想像できるものもあったけど、文体がきれいでした
図書館には少なからず並んでいると思いますよ
作風は星新一よりは大人な感じのショートショートかな
桐野夏生が大丈夫なら、たぶん大丈夫だと思うのですが…
機会があれば手に取ってみてくださいね
ホラーなの?
怖いのはチョット苦手な私...
と言いながら桐野夏生読んでるのは矛盾?
今度覗いて見ようかしらん