『臨場』 横山秀夫
去年の暮れに1篇だけ読んでそのままになっていたのを
年が明けてから一気に読みました。
終身検視官の異名を持つ倉石義男が主人公の連作短編小説です、と
言いたいところですが…主人公が誰とは言い難いのに、全部読むと
『倉石』の像が鮮明に浮かび上がってくる…不思議な連作です。
以前テレビでやっていたのをちらっと見たので、
頭の中の『倉石』は内野聖陽さんなのですが…
『餞(はなむけ)』『黒星』『十七年蝉』が心に残りました。
『真夜中の調書』も捨てがたいかも…
『倉石』のその後がとても気になります
満足度:
死者の最後の声に耳を傾ける検視官の話だけに
リアルな描写が苦手な方は避けた方がいいかもしれません。
借りてみヨット
それにしても図書館から
一気にきましたね~!
でも、読破したのだから立派です
最近は読んだ本をエクセルの読書メモに
書き込んでいます。
どうもネタばれ無しで書くのが
苦手なもんで...
(と、言うより結末を忘れてしまうのだ)
死体だらけですけど、読んでみてくださいな
dekochinさんはエクセルに読書メモですか。
ネタばれ無しで書くのって確かに難しいですよね。
これから読む人のことも考えつつ、かつ、自分の忘備録として…
開き直って【ネタばれ有り】の表示付きで書いてしまうとか
スタイルは人それぞれということで
dekochinさんの臨場感あふれる読書メモ、好きですよ。
私の頭の中の倉石は「ブラッディ・マンディ」の加納さん(松重豊)が浮かんだのですが
なるほど、テレビでは内野さんでしたか!
私も「餞」にはやられました。
でもどれも最後の方に言い捨てる
倉石のセリフがぐっときますね。
どうか、倉石さんお元気で続編を...
なるほど、松重さんも倉石の雰囲気に合ってますね
見逃しそうな事件の真相をきっちり捕まえる…小説の中とはいえ伝説の検視官に痺れます
倉石さん、お願いだから病院に行ってください