さて昨日の問題の解答です。
念のためもう一度昨日の問題
下の4枚のカードは、両面に文字が書いてあるカードです。
カードの片面にはアルファベット1文字、もう片面には数字1文字が
書いてあります。これらのカードに関して、次のような規則があります。
規則:片面の文字がDであるカードの反対側には3が書かれている
D K 3 7
規則が正しいかどうか確かめるために、上の4つのカードのうち、
ひっくり返して裏面を調べる必要があるカードはどれでしょうか?
必ず裏面を調べなくてはならないカードだけを、すべて〇で囲んでください。
どうですか、この回答
回答 その回答率
D 3 46% Dと3の二枚
D 33% Dだけ
D 3 7 7% Dと3と7
D 7 4% Dと7
その他 10%
*グラフィック 認知心理学 より
正解は Dと7です。従って正解率は4%
私はもちろん多数派でDと3を選びました。間違い!
つまり
私たちはDのカードならば裏は3である
同じように、3であれば裏のカードはDであるというように
Dかつ3を確認しようとするんですね。
実際には問題をよく読むと、
片面の文字がDであるカードの反対側には3が書かれている
Dの裏は3であるが、3の裏はDであるとは書かれていない。
片面は3の否定、つまり3以外の数字の裏がDでないことを
確認する必要がある。
どうしてこうもたくさんの人が間違えるのか?
その一員になった私としては、普段の使っていることばの定義では
Dならば3であるという命題について、3ならばDであるとD=3と
勘違いをしているんですね。
論理上は全くの間違いです。こんな風に普段、間違えてもの事を
理解しているんでしょうね。
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