Wind of Mind

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フォーク編:井上陽水(センチメンタル)

2006年05月19日 | 邦楽のルーツ
さて、いよいよ陽水です!
私が陽水をはじめて聴いたのは、中学1年生の時だったと思います。
友達からいいから聴いてみたらといわれ、ラジオから流れてくる陽水の曲を心待ちにしていました。
最初に聴いたのは「東へ西へ」だったと思います。
日常的な歌詞に少しビックリ、メロディも面白いと思いましたが自分の好きな感じとは少し違いました。でもインパクトは強かったですね~
私の中の陽水の地位を不動にしたのは、やはり陽水Ⅱ「センチメンタル」です。
友達からレコードを借りて聴きました。
最初のなんか不思議な音楽、これは後でオーケストラの音合わせのときの音だとわかるのですが、私のような素人にはプロローグとして十分効果的でした。
そして間髪をいれずにアルペジオの前奏、名曲「冷たい部屋の世界地図」です。
この1曲で私は陽水の世界に引き込まれました。
この曲と「能古島の片思い」は、高校生の時に学園祭で後輩と2人でステージで歌い、私にとって忘れられない曲になりました。他の曲も、前奏を一生懸命練習したシンプルな「あどけない君のしぐさ」前述の「東へ西へ」これも基本になるようなギターストロークでした、じりじりした暑さが伝わってくる「かんかん照り」、優しい詞とメロディの「白いカーネーション」、なぜか寒々とした函館の夜のバスを思い出させる「夜のバス」、シュールな?感じの「神無月にかこまれて」これも前奏はフォークギターのお手本のようなものでした。夏祭りのなぜか感傷的な部分が繊細に歌われた「夏祭り」、坦々とした感じの「紙飛行機」、そしてここでけだるい感じの「たいくつ」、思いを込めた「能古島の。。。」、最後は意外にあっさりした「帰郷」、初めて聴いた時拍子抜けしたというか、もうどうしようもない悲しみを表現するとこうなるのかと、その悲しみの大きさを理解するのに色々考えさせられました。
私は陽水の初期しか語れませんが、この「センチメンタル」とファースト「断絶」ライヴを挟んで「氷の世界」までが、今の陽水の土台になっていることは間違いないのではないかと思っています。
「センチメンタル」は私のフォークの教科書のようなものです。全ての曲のギターを練習して歌いましたね~今でも全曲歌えます。ギターはちょっと忘れてますね。もう30何年も前の話ですから(苦笑)「氷の世界」「断絶」については、また、次回に...