オフコースはその後も「Yes – No」、「時に愛は」「I LOVE YOU」「言葉に出来ない」「YES-YES-YES」などヒットを飛ばします。
しかし、サウンド的には段々シンプルになり、小田さんと鈴木さんのサウンドの違いがはっきりと別れていくような気がしました。
アルバムで言えば「We are」「over」(写真)「I LOVE YOU」までが私的オフコースでした。
本当にあくまでシンプルに無駄のない楽曲は小田さんの求めていたものだったのかなと思ったりもしました。
そして、ついに鈴木さんがオフコースを脱退します。
1982年6月10日間にわたる日本武道館でのコンサートが5人のオフコースの最後のステージとなりました。
このコンサートで小田さんが「言葉に出来ない」を涙で歌えなくなったシーンが印象的でした。
この後オフコースは活動を休止。
1984年に鈴木さん抜きの4人で活動を再開しますが、私はその音に以前のオフコースの魅力は半分ぐらいしか感じられませんでした。
そして1989年解散。
その後の小田さんの活躍は、1991年「東京ラブストーリー」の主題化「ラブ・ストーリーは突然に」の大ヒットをはじめ記憶に新しいところです。
昨年の12月には全国20ヶ所で50公演、この模様はテレビでも放映され年輪を重ねた小田さんがステージ観客席を駆け巡り汗だくになって歌う姿に好感が持てました。
また、鈴木さんは元赤い鳥、ハイファイセットの山本潤子さん、元ふきのとうの細坪さんと活動をともに。ここに細坪さんが出てくるところに私としては喜びと不思議な縁を感じます。
オフコースとふきのとうって全然接点がないと思っていましたから。。。
SONG IS LOVE Off Course
あの日楽屋で鈴木さんが書いてくれたサインはもうありませんが、このシンプルな響きの中にオフコースの魅力の全てがあると思います。