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やすらい祭

2008年04月13日 | 京都で遊ぶ
地下鉄北大路駅から、西へ歩いていくと、左大文字が通りから見えてきます。

しばらくすると、大徳寺に到着です。
でも、今日はその北にある今宮神社に行きました。



境内にある枝垂桜は、小さいながらも今が見ごろでした。

今日はこの今宮神社で行われるお祭を見たくて、午後から出かけました。
京都三奇祭の一つ「やすらい祭」です。

さて、京都三奇祭とは、太秦広隆寺でおこなわれる「牛祭」、
鞍馬寺で行われる「鞍馬の火祭り」、

そして、今宮神社で行われる「やすらい祭」です。

ただ、やすらい祭は今宮神社だけではなく、紫野で行われているお祭のようで、
他に、玄武神社や川上大神宮などでも行われています。


大徳寺周辺を歩いていると、笛や鉦・太鼓の音が聞こえてきました。
音のする方へいくと、裃を着た大人や、奇抜な衣装を着た集団が見えてきました。

その中で、大きな傘を持つ人がいました。



この傘の下に入ると、無病息災、疫病から免れると言います。
小さな子供を連れたお母さんや、色んな方が傘の下に入っていました。

現代のような発達した治療医学がなかった時代、暖かくなるこの頃、流行病(はやりやまい)が恐れられ、
それを疫神様にお祈りし退散させることを願い、唄い踊ったのでしょうか。

「鬼」と呼ばれる赤い衣装を着た中学生くらいの男の子が、鉦と太鼓を鳴らしながら
跳ねるように踊ります。



今日はお祭です。このときばかりはお坊さんも一般人と化してしまうのでしょうか、
作務依のまま、携帯で写真を撮っておられます。



行列は、白装束を着て槍を持った先頭集団、それに続いて大きな傘を持つ人、
その次は、小学校低学年くらいの男の子が二人、
その後に、鉦・太鼓を鳴らしながら踊る大きな男の子、その踊りを囃す男性、
その間くらいの年齢でしょうか、二十人くらいの笛を吹く集団が続きます。



丁度居合わせた観光客は、やはり、携帯で写真を撮ってました。
このあと、今宮神社へ向かい、神社の境内で踊りを奉納します。

ところで、玄武神社でも同じように行われるお祭ですが、こちらは行列はやや小規模でした。




おどる鬼役の子は、凛々しい顔つきでした。

やはり京都!といった感じです。こんなにも伝統が引き継がれていた事にあらためて驚きました。